
クルマが故障したときには、ディーラーや整備工場に修理を依頼するのが一般的です。一方、駐車場でバンパーを擦ったり、ドアをぶつけて凹ませたりした場合は、板金塗装で直すこととなります。板金塗装という言葉は聞いたことがあっても、自分のクルマの傷や凹みを直すのにいくらかかるのか、見当がつかない方もいるでしょう。ディーラーや専門店など、どこに依頼すればよいか迷うこともあるかもしれません。この記事では、箇所別・状態別の修理費用の目安を紹介し、依頼先ごとの特徴や安心して任せられる業者の選び方を解説します。
板金塗装の役割と修理の対象範囲

板金塗装は、傷んだ車体の形や塗装を整える修理です。ただ、愛車の外装にできた傷や凹みも、状態によって適した直し方は異なります。ここでは、どのような損傷が板金塗装の対象になるのか、身近な例を挙げて解説します。
ボディに擦り傷や引っかき傷がついたとき
壁にドアを擦り、ボディ色の塗料が削れて下地が見えている場合は、塗装修理の対象です。傷の段差をならして下地を整え、周囲の色に合わせて塗装します。擦った部分に凹みもあれば、塗る前にパネルの形を戻す作業が必要です。一方、洗車などでついた細い線傷が、艶のある塗装の表面にとどまっていれば、研磨で目立ちにくくできる可能性が高く、コーティング専門店などへの依頼がおすすめです。傷の色だけでは深さを見分けにくいため、まずは汚れを落とし、塗装の欠けやパネルの変形がないかを確認してみましょう。
接触や衝突でボディが凹んだり歪んだりしたとき
駐車場の柱にドアをぶつけるなどして、凹んだ部分の塗装まで割れた場合は、板金塗装の対象です。パネルを裏から押したり、表から引き出したりして形を整えたうえで、塗装をやり直します。一方、隣の車のドアが当たってできた小さなエクボで、塗膜が無傷なら、元の塗装を残すデントリペアで直せる場合もあります。
衝突後にドアが閉まりにくい場合や、隣のパネルとのすき間が変わった場合は、取り付け部や骨格まで変形していないか点検が必要です。骨格まで変形している場合も、骨格修正に対応する板金塗装専門店に依頼できます。車体の寸法を測り、損傷に応じて骨格の修正や部品の交換を行います。
塗装が剥がれたりボディに錆が発生したとき
ルーフの透明なクリア層が剥がれていたり、ドアの縁に赤茶色の錆が出ていたりする場合も、板金塗装を扱う工場に相談できます。塗装が剥がれた箇所は、劣化した塗膜を取り除き、下地を整えたうえで塗り直すのが基本です。鋼板に錆が出ている場合は、錆を取り除いてから防錆処理と塗装を行います。たとえばドア下のサイドシルに錆で穴が開いているときは、腐食が内側まで及んでいないか確認が必要です。腐食の広がりや深さによっては、傷んだ部分の切り取りやパネルの交換を検討します。
板金塗装の箇所別・状態別の費用相場

板金塗装の料金は、傷や凹みの箇所・大きさ・深さに加え、塗り直す範囲や部品交換の有無で決まります。ここでは、国産車の公開料金と修理事例をもとに、箇所別・状態別の費用の目安を紹介します。※表の「修理事例」は、個別の車両にかかった金額です。
バンパー・フェンダーの修理費用
バンパーやフェンダーは、同じくらいの長さの傷でも、表面を擦っただけか、えぐれや凹みがあるかで修理費用が変わります。
| 箇所 | 傷の状態 | 費用相場 |
| バンパー | 線傷・擦り傷(おおむね10〜30cm) | 約1.5万〜4万円 |
| バンパー | 樹脂まで削れたえぐれ傷(おおむね10〜30cm) | 約2.5万〜5万円 |
| バンパー | 凹みを伴う傷(おおむね10〜30cm) | 約3万〜6万円 |
| フェンダー | 線傷・擦り傷(おおむね10〜30cm) | 約2万〜5万円 |
| フェンダー | 凹みを伴う傷(おおむね10〜30cm) | 約3万〜7万円 |
バンパーとフェンダーの境目を擦った場合は、傷のアップに加え、境目と両方の部品が写る写真も撮っておきましょう。どちらか一方の補修で済むのか、両方の修理が必要なのかを、見積もり時に確認しやすくなります。
ドア・サイドシルの修理費用
ドア周りを擦ったときは、傷がドアだけにあるのか、その下にあるサイドシルまで及んでいるのかを確認しましょう。それぞれの費用相場は以下のとおりです。
| 箇所 | 傷の状態 | 費用相場 |
| ドア | 線傷・擦り傷(おおむね10〜30cm) | 約2万〜5万円 |
| ドア | 凹みを伴う傷(おおむね10〜30cm) | 約3万〜8万円 |
| サイドシル | 擦り傷(おおむね10〜20cm) | 約2.5万〜5万円 |
| サイドシル | 凹みを伴う傷(おおむね10〜20cm) | 約4万〜8万円 |
ドアの下に樹脂製のカバーが付いている車種では、カバーだけが傷ついている場合もあります。サイドシルの修理費用と照らし合わせる際は、カバーの補修で済むのか、内側の金属パネルまで凹んでいるのかを確認しましょう。
ボンネット・ルーフ・トランクの修理費用
ボンネットやルーフは、飛び石傷や塗装剥がれがどこまで広がっているかで、塗り直す範囲が変わります。トランクやバックドアの凹みも含め、状態別の費用相場は以下の通りです。
| 箇所 | 傷の状態・修理内容 | 費用相場 |
| ボンネット | 飛び石で塗装が欠けた箇所を補修 | 約3万〜8万円 |
| ボンネット | 凹みを伴う傷を板金塗装(おおむね10〜30cm) | 約4万〜8.5万円 |
| ルーフ | 色あせ・塗装剥がれを補修 | 約3万〜7万円 |
| ルーフ | 凹みを板金塗装 | 約4万〜10万円 |
| トランク・バックドア | 凹みを板金塗装 | 約4万〜8万円 |
ルーフに雹などで小さな凹みがいくつもできた場合は、凹み一つひとつの大きさに加え、数や広がりも見積もりに影響します。目立つ一箇所だけで判断せず、ルーフ全体を見てもらいましょう。
板金塗装の費用が高くなるケース

箇所別・状態別に板金塗装の費用相場を紹介しましたが、同じ箇所の傷でも、損傷の広がりや車の仕様によっては、目安を上回ることがあります。ここでは、どのようなときに作業が増え、費用が高くなるのかを解説します。
傷や凹みが大きく複数のパネルにまたがるとき
傷や凹みが広いほど、形を整えて塗り直す範囲も広くなります。たとえば、左折時に壁を擦って前後のドアが凹んだ場合は、傷が一本につながって見えても、前後それぞれのドアに板金と塗装の作業が必要です。同じ長さの傷でも、ドアの平らな面を擦っただけの場合と、ドアの縁まで折れ曲がっている場合とでは、形を戻す手間が違います。見積もりでは、どのパネルに凹みの修正が必要で、どこまで塗装するのかを分けて確認すると、費用の内訳が分かりやすくなるでしょう。
パールやマットなど特殊な塗装色のとき
白の3コートパールなどは、色の層、パールの層、透明なクリア層を順に重ねて仕上げます。たとえば、ドアの端を補修した際に隣のフェンダーとの色差が出やすい場合は、フェンダー側にも色を薄く広げ、境目をなじませる「ぼかし塗装」が加わります。マット塗装では、色に加えて周囲と艶の度合いをそろえる作業も必要です。塗装後に一部分だけ磨くと、そこだけ艶が出るため、傷が小さくてもパネル全体を塗り直す場合があります。見積もり時は、色合わせのためにどこまで塗るのかを確認しましょう。
部品の脱着や交換が必要なとき
修理箇所の周りに作業を妨げる部品がある場合は、いったん取り外し、作業後に戻す工賃がかかります。たとえば、ドアハンドルの根元まで傷があり、ハンドルを外して塗装する場合は、その脱着も見積もりに入ります。バンパーの固定部が割れて交換する場合は、取り付けの工賃に加えて部品代が必要です。交換品が未塗装なら塗装費がかかり、車種によっては、組み付け後に運転支援用のセンサーを調整する作業も加わります。交換の見積もりでは、部品代に加え、塗装と調整まで含まれているかを確認しましょう。
ボディの骨格まで損傷しているとき
ボディの骨格まで衝撃が及ぶと、外板を直す作業に加え、車体の寸法を測り、ずれや歪みを修正する工程が必要です。たとえば、前方からの衝突でバンパーの奥にある骨格部材が曲がった場合は、車体を専用の修正機に固定し、寸法を測りながら所定の位置に戻します。鋼板の種類によっては、加熱して形を戻す方法に制限があり、メーカーの修理手順に沿って部材を交換する場合もあります。
交換に溶接や接合部の防錆処理が伴えば、その作業分の費用も必要です。見積もりでは、どの骨格部位に損傷があり、修正と交換のどちらで対応するのかを確かめましょう。
板金塗装は車両保険を使って修理することも可能

事故で自分の車に傷や凹みができた場合は、契約の補償範囲に該当すれば、板金塗装の費用にも車両保険を使えます。経年劣化による色あせや錆は、原則として補償の対象外です。ここでは、保険会社への連絡から、保険を使うかどうかの判断、修理までの流れを解説します。
保険会社へ連絡して補償内容と手続きを確認する
車両保険が使えるかどうかは、傷がついた原因と契約内容によって変わります。事故の連絡や相談だけで等級は下がらないため、保険を使うか決める前に、契約先の事故受付窓口で補償の可否を確認しましょう。連絡時に伝えるのは、事故の日時・場所・経緯と、車のどこを損傷したかです。相手がいる場合は氏名と連絡先を伝え、現場や傷の写真があれば提出できるようにしておきます。
駐車中にできた傷などで原因が分からない場合は、傷を見つけた日時と、そのときの状況を伝えれば十分です。補償の可否と併せて、免責金額(自己負担額)や必要書類、代車が必要なら特約の利用条件も聞いておきましょう。
修理の見積もりと保険料への影響を確認して利用を決める
修理業者から見積書を受け取り、保険会社に保険金の見込額を確認します。併せて、保険を使った場合と使わなかった場合の、更新後の保険料をそれぞれ試算してもらいましょう。壁にぶつけた単独事故で車両保険を使うと、一般に次の契約で3等級下がるため、翌年分だけで判断せず、数年分の保険料の差を比べることが大切です。
たとえば、修理費12万円の全額が補償対象で、免責金額が5万円なら、保険金の見込額は7万円です。保険を使うと今後3年間の保険料が合計8万円高くなる試算なら、免責金額と保険料の増加分で13万円かかります。この条件では、修理費12万円を自費で支払う方が、負担は1万円少なくなります。
修理業者と保険会社で調整したうえで修理を進める
車両保険を使うと決めたら、保険会社に修理先と入庫日を伝え、修理業者にも保険を使う旨を知らせます。保険会社と修理業者は、損傷箇所の写真や見積書をもとに、修理方法と費用を確認します。この調整を「協定」と呼びます。先に塗装や部品交換を進めると事故による損傷を確認しにくくなるため、着工のタイミングは保険会社の案内に従いましょう。
バンパーを外して内側の破損が見つかった場合は、追加作業の前に修理業者から保険会社へ連絡してもらい、補償範囲や自己負担額が変わるかを確認します。事故前にコーティングを施工していた場合は、施工証明書などを用意し、再施工費も補償されるか確認しましょう。車の引き取り前には、修理代の支払先と自分が支払う金額を確かめておきます。
板金塗装を依頼できる場所とそれぞれの特徴

板金塗装の主な依頼先には、ディーラー、板金塗装専門店、コーティング専門店があります。メーカーの修理基準、予算に合った直し方、修理後の艶や塗装の保護など、自分が重視する内容に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、3つの依頼先の特徴と、それぞれどのような場合に向いているのかを解説します。
ディーラー|メーカーの修理基準に沿った対応が受けられる
ディーラーは、メーカーの修理基準に沿った対応を、普段の点検や車検と同じ窓口で受けられるのが特徴です。車種や年式に合う純正部品の手配も含めて相談できるため、メーカーの基準や純正部品を重視する方に向いています。メーカーや販売店によっては、板金塗装を認定・指定工場へ取り次ぐ体制があります。その場合も、見積もりの説明や入庫日の調整は販売店が窓口です。事故で初めて修理を依頼するときも、普段から利用している販売店に、車をどこへ預けるかも含めて相談できます。
板金塗装専門店|予算や損傷に応じた修理方法を提案してもらえる
自社工場を持つ板金塗装専門店には、実車を見ながら、修理を担当する職人と直接話せる店もあります。「自費なので予算を抑えたい」「純正のパネルを残せるなら残したい」など、何を優先したいかを伝え、どこまで直すかをすり合わせやすいのが特徴です。たとえば、別の店でドア交換の見積もりが出たときに、今のドアを活かして直せるか、中古部品なら費用を抑えられるかを相談できます。修理方法が複数ある場合に、それぞれの費用と仕上がりの違いを聞いて決めたい方に向いています。
コーティング専門店|板金塗装以外の施工も幅広く相談できる
板金塗装に対応するコーティング専門店は、修理後の艶や塗装の保護まで、依頼時にまとめて相談できるのが特徴です。提携工場に修理を手配し、仕上げの磨きやコーティングは自店で行うところもあります。たとえば、ドアを塗り直すと、隣のパネルに残る洗車傷やくすみがかえって目立つことも。再塗装した面と周囲を見比べ、磨く範囲を決めて、艶や光の映り込みを自然につなげられるのは、磨きを得意とする店の強みです。すでにコーティングを施工している車なら、色合わせで隣のパネルまで塗った範囲も踏まえ、どこに被膜をかけ直すかを相談できます。仕上げの美しさにこだわりたいという方におすすめです。
板金塗装を安心して任せられる業者の選び方

板金塗装は、どこに依頼するかによって料金はもちろん、仕上がりや修理後の対応にも差が出ます。大切な愛車を預けるからこそ、安心して任せられる業者を選ぶことが重要です。ここでは、信頼できる業者を見極めるための5つのポイントを解説します。
修理事例で損傷の状態や修理方法を具体的に紹介しているか
修理事例では、損傷の状態と、その直し方を選んだ理由に注目しましょう。たとえば「バンパーは固定部が割れたため交換し、隣のフェンダーは外板の凹みだけだったため板金で直した」とあれば、部位ごとに対応を変えた理由が分かります。組み付け後は隠れる固定部の破損まで、作業中の写真で見せている事例なら、説明と照らし合わせることも可能です。
一方、完成写真と「きれいに直りました」という説明だけなら、店側は仕上がりに自信のある部分だけを選んで載せることもできます。自分の車に近い損傷で、修理前の状態から直し方を選んだ理由まで示している店を、依頼先の候補にしましょう。
板金・塗装・部品代などの費用を詳しく説明してくれるか
見積書でまず見るのは、修理箇所ごとに作業内容と金額が示されているかです。たとえばドアの修理なら、凹みを直す板金工賃、ドア1枚の塗装工賃と塗料代、ハンドルを外して戻す工賃に分けて確認しましょう。交換部品がある場合は、部品名、新品の純正品か中古品か、単価と数量も確認する項目です。
「板金塗装一式」とだけ書かれていたら、隣のパネルの色合わせや部品の脱着まで含むのかを聞きましょう。尋ねても、どこまで直すのか、何が別料金なのかを説明できない店への依頼は見送りましょう。修理範囲を把握できず、引き取り時に想定外の費用を請求される可能性もあります。
同じ修理条件の他店と比べて高すぎたり安すぎたりしないか
同じ車種で損傷の状態や求める仕上がりが近ければ、凹みの修正、下地処理、塗装といった基本の工程はおおむね共通です。工賃や部品の仕入れ値で差は出るものの、同じ修理条件で相場から大きく外れる見積もりには、その理由を聞きましょう。相場より大幅に高い場合は、必要な範囲を超えて塗装や部品交換を見込んでいないかが確認どころです。
反対に、極端に安い見積もりは一見お得でも、塗装前の下地づくりや、金属が露出した箇所の防錆処理など、仕上がりの持ちに関わる工程を省いている可能性があります。何をどこまで行うのか、価格差の理由を具体的に説明できない店への依頼は見送りましょう。
納期や代車の有無・追加料金が明確になっているか
修理を頼む前に、実際に車を預ける日と引き取れる予定日を確認します。「作業は3日」と言われても、部品の入荷待ちがあれば、預ける期間は延びることがあります。代車を使う場合は、入庫日に確保できるか、無料で借りられる期間、修理が延びた場合の1日あたりの料金まで聞いておきましょう。
追加料金は、金額が決まる前に誰がどう連絡するかも重要です。たとえば、バンパーを外して内側に破損が見つかったら、写真と追加見積もり、変更後の引き取り予定日を示し、了承を得てから作業する店なら、その時点で判断できます。事前の確認なしに追加作業を進め、引き取り時に請求するお店もあるため注意が必要です。
修理後の保証内容や不具合への対応が明確になっているか
「修理保証あり」と案内されたら、いつから何か月間、どの箇所のどんな不具合を無償で直すのかを書面で確かめましょう。たとえば「引き取りから1年以内に、施工が原因で修理箇所の塗装が浮いたり剥がれたりした場合は、無償で再塗装する」とあれば、保証を使える場面が分かります。飛び石や再接触による傷など、対象外の条件も確認する項目です。
修理後にドアが閉まりにくくなった場合などを想定し、どこに連絡し、どの工場で点検を受けるのか、点検や再調整は有料かも聞いておきましょう。保証期間だけを強調し、対象や不具合が出たときの窓口を説明できない店への依頼は見送りましょう。
板金塗装に関するよくある質問
費用相場や業者の選び方が分かっても、実際に修理を頼むとなると、まだ気になることがあるでしょう。ここでは、板金塗装を依頼する際によくある5つの質問にお答えします。
板金塗装の修理期間はどれくらい?
板金塗装の修理期間は、小さな擦り傷なら当日から数日が目安です。複数のパネルを直す大がかりな修理では、1〜2週間かかることもあります。たとえば、バンパーの小さな傷は短期間で補修できても、ドアを交換する場合は、部品の取り寄せや塗装、組み付けに時間が必要です。工場の空き状況や部品の在庫によっても変わるため、見積もり時には作業日数に加え、実際に車を預けてから引き取るまでの日数を確認しましょう。
板金塗装を依頼してから納車までの流れは?
板金塗装は、相談・見積もり、修理内容の確認、入庫、修理、仕上がりの確認、引き渡しの順に進みます。まず、店に実車を見てもらい、修理する箇所や費用を確認したうえで入庫日を決めましょう。工場では必要に応じて部品を外し、板金、下地処理、塗装、乾燥を経て組み付けます。引き取り時には、修理した箇所と隣のパネルの色や艶、取り外した部品の動作を確かめ、請求書と見積書を照らし合わせると安心です。
板金塗装はDIYでできる?
板金塗装は、損傷が軽ければDIYで対応できます。具体的には、飛び石で塗装が点状に欠けた傷などの補修で、車体の色番号に合う補修ペンで塗装の欠けを埋め、目立ちにくくするといった内容です。一方、深い凹みやドアの縁が折れた損傷は、パネルの形を戻し、下地を整えて周囲と色や艶を合わせる作業が必要です。自分で削りすぎると傷のなかった部分まで塗り直すことになるため、専門店への依頼をおすすめします。
関連記事:セラミックコーティングで飛び石対策ができない理由と対策法を解説
板金塗装をすると修復歴や査定額に影響する?
板金塗装は、修理の内容によって修復歴が付くことがあり、修復歴が付かない修理でも査定額が下がる場合があります。たとえば、ドア外板の擦り傷を塗り直しただけなら修復歴には当たりませんが、衝突で変形したピラーなど、車体の骨格にあたる部位を修正し、判定基準に該当すれば修復歴が付きます。査定では外板の状態も見るため、ドアの交換跡や、光の映り込みが波打つような修理跡も減点の対象です。
板金塗装後にコーティングの再施工は必要?
コーティング済みの車を板金塗装した場合、被膜による保護を戻すには、再塗装した箇所への再施工が必要です。元のコーティング被膜は、塗り直す前の下地処理で取り除かれます。たとえば、ドアの修理で色合わせのために隣のパネルまで塗ったときは、コーティングをかけ直す範囲も広がることがあります。施工できる時期は使った塗料や乾燥の状態によって異なるため、再塗装した範囲と併せて修理業者に確認しましょう。
関連記事:ガラスコーティング施工車の傷消しはどうする?ノーコンパウンドでの補修方法と消えない時の対処法
板金塗装後の仕上がりまで追求するならコーティング専門店IICへ
板金塗装の費用は、傷や凹みの状態、塗り直す範囲、部品交換の有無によって変わります。見積もりを比べる際は、金額と併せて、どの箇所をどう直すのかを確かめましょう。愛車をきれいな状態で乗り続けたい方は、修理後の艶や塗装の保護まで相談できるかも、依頼先を選ぶポイントです。
千葉県市川市のカービューティーIICは、1999年創業のカーコーティング・カーフィルム専門店です。累計24,000台以上の施工実績があり、国産車から輸入車まで、一台ごとの塗装の状態に合わせた施工を手がけてきました。当店では、カーコーティングをご利用いただいた会員様向けに、ご予算やご希望の仕上がりを伺い、協力会社と連携して板金塗装を承っています。
当店でコーティングを施工したお車なら、以前の施工内容を踏まえ、塗り直したパネルに被膜を戻す部分施工までご相談いただけます。事故で保険を使う場合は、施工証明書をもとに、修理費と併せてコーティングの再施工費を保険会社に確認することも可能です。愛車をぶつけてしまったときは、修理の手配から塗装の保護を戻すところまで、IICが一つの窓口となってお手伝いします。














































































