① 車のコーティングをDIYで始めようと思っているがやり方が分からない。
② 自分でコーティングを施工して失敗した経験がある!
③ コーティング施工後に思ったような効果が得られない!
コーティング施工の時に最も重要な事は下地処理です!この下地処理次第でコーティングの性能が左右してしまいます。コーティング施工で失敗した人の9割は間違った施工方法やメンテナンスをしているのです。
この記事では、コーティングプロショップが最適な下地処理とコーティング時のポイントを詳しくご紹介していきます。是非、DIYコーティング施工で愛車をいつまでも美しく保って下さい。
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。
1 自分でコーティングする前に抑えておく3つのポイント
1-1 必ず晴れた日の朝から行うこと
1-2 コーティングを美しく仕上げるには塗布よりも下地処理を超丁寧に行う
1-3 コーティング施工直後は絶対に水気に濡らさない
3 DIYコーティングの全体の流れ
3-1 下地処理 細かい所の黒ずみ除去 (細部洗浄編)
3-2 コーティング施工の流れ
3-3 コーティング施工後のお手入れ
4 コーティングを塗布する前の下地処理のやり方
4-1 下地処理 細かい所の黒ずみ除去 (細部洗浄編)
4-2 ボディ全体の洗車作業
4-3 ボディに付着した異物の除去(鉄粉除去)
4-4 水垢や油汚れの除去(油膜除去)
4-5 イオンデポジットの除去作業(スケール除去)
4-6 塗装面の小傷やシミ除去を行うボディ磨き
4-7 装面の余剰成分を分解する脱脂作業
5 DIYコーティング塗布の施工方法
5-1 コーティングの塗布
5-2 コーティングの拭き上げ
5-3 コーティングの乾燥
6 DIYコーティング塗布の施工方法
6-1 最適な洗車の頻度
6-2 適度なコーティングメンテナンス
6-3 コーティングメンテナンス施工方法
7 車のDIYコーティングでよくあるQ&A
7-1 コーティング施工後にシミが付着して取れない場合の対処法
7-2 コーティング施工時にムラが出来てしまった場合の対処法
7-3 新車の場合の下地処理について
7-4 コーティング時の2度塗りについて
7-5 DIY施工後に水弾きが鈍くなってしまった場合
実際の施工方法を見ていく前にここだけはプロとして絶対に知っておいてほしいポイントです!
理由…DIYでコーティングを施工する際は1日作業となりますので、朝から始めないと作業が途中となってしまい、翌日に施工する時には塗装面に汚れが付着するため、当日中に終わらせるようにしましょう!
理由…下地処理の有無でコーティングの密着性が影響され、仕上がり後の美観にも影響が出ます。
下地処理を行うことで
・塗装面の汚れが除去できるため密着性が向上する。
・施工後の美観(光沢に差が出る)
下地処理は最も重要な作業ですので丁寧に行うようにしましょう!
理由…コーティング被膜が初期乾燥する時間は塗布後24時間となります。その間に水気に触れることでコーティングの硬化不良を起こし、コーティング性能(水弾きや持続期間)が低下します。
上記の事を抑えた上で正しい作業を行うことでプロ同様の仕上がりを期待できます。
次に、DIYコーティングを施工する前に用意しておく道具や商品をご紹介していきます。
自分でコーティングをする際には下記の道具を用意して下さい。
※2021年7月13日現在の価格
上記の道具があれば自分でも簡単に下地処理と本格的なコーティング施工を行うことが可能となります。
それでは、道具を揃えたら、全体の流れについて解説していきます。
ステップ1:下地処理
ステップ2:コーティング施工
ステップ3:コーティング施工後のお手入れ
DIYでコーティング施工を行う際の大まかな流れは
・下地処理
・コーティング施工
・コーティング施工後のお手入れ
上記、3つのことを抑えていないとDIYコーティングを成功させることは難しくなります。
下地処理の手順 | 作業目的 |
下地処理1 細部洗浄 |
パネルの隙間やエンブレム周りの黒ずみ落とし |
下地処理2 洗車 |
車体の洗車作業 |
下地処理3 鉄粉除去 |
車の塗装面に付着した鉄粉の除去作業 |
下地処理4 水垢除去 |
塗装面に固着した洗車では取れない水垢の除去 |
下地処理5 イオンデポジット除去 |
イオンデポジットと言われる水シミ落とし |
下地処理6 ボディ研磨 |
塗装面に付着した微細な小傷落とし |
下地処理7 脱脂作業 |
塗装面に付着した余剰成分の除去を行うコーティング施工前の脱脂作業 |
下地処理とは塗装面をクリーニングし、コーティング塗布前の下地を整える作業です。
下地処理の有無でコーティングの密着性が左右されるため、最も重要な作業と言えます。
下地処理の役割
・コーティング被膜と塗装面の密着性を向上させる
・コーティングの持続性が向上する
・美観(光沢)を向上させる
下地処理の手順 | 作業目的 |
1,コーティングの塗布 | コーティングを塗り込み定着させる作業 |
2,コーティングの拭き取り | コーティング被膜を拭き取る作業 |
3,コーティング被膜の乾燥 | コーティング被膜を硬化させるための乾燥作業 |
下地処理の手順 | 作業目的 |
1,適度な洗車 | コーティング被膜に汚れを固着させないための洗車 |
2,適度にコーティングメンテナンス | コーティング被膜に固着した汚れを除去する作業 |
各ステップごとの施工方法は次章以降で丁寧にお伝えしていきます。
下地処理はボディの状態によって必要か否かが分かれます。
作業内容 | 経年車の下地処理 | 新車の下地処理 | 施工時間 |
細部洗浄 | 必要 | 不要 | 1~2時間 |
洗車 | 必要 | 必要 | 1時間 |
鉄粉除去 | 必要 | 不要 | 1時間 |
油膜除去 | 必要 | 必要 | 0.5時間 |
イオンデポジット除去 | 必要 | 必要 | 0.5時間 |
ボディ研磨 | 状態に応じて | 不要 | 2時間 |
脱脂作業 | 必要 | 必要 | 0.5時間 |
※ボディの状態が極端に綺麗な場合は下地処理をしなくてもコーティング本来の性能を実現することができるので、ボディの状態に合わせてお選び下さい。
それでは、コーティングプロ職人歴16年のベテランが教える自分で出来る下地処理を解説していきます。
まずは洗車する前に、泥汚れや酸性雨による汚れがパネル間やエンブレム周りの溝に溜まっていないか確認しましょう。
万が一、汚れが固着して取れない場合は、イオンデポジット除去剤を使用して細部の洗浄作業を行います。
筆にイオンデポジット除去剤を付着させて、細部に固着している汚れを筆で擦っていきます。
軽度な汚れは瞬時に取り除けますが、汚れが長期間蓄積している場合は念入りに筆で取り除いてあげましょう。
ステップ①
筆にイオンデポジット除去剤を付着させる。
ステップ②
イオンデポジット除去剤を筆に付着させたら、パネル間やエンブレム周りの汚れを歯磨きのようにゴシゴシと落としていきます。
あまり力を入れすぎると、微細な小傷が付着する可能性があるので優しく除去していきましょう。
すぐに取れない場合は30秒程放置して汚れを浮かしてから改めて擦ってみましょう。
※メッキパーツやガラス部分に付着するとシミになる可能性があるので注意しましょう。
ステップ③すすぎ作業
イオンデポジット除去剤は酸性溶剤となりますのでメッキパーツや傷んでいる塗装面が劣化したり変色する可能性があるため、つけ置きせず、すぐに流していきます。 すすぎ作業があまいとシミや変色の恐れがあるので注意しましょう!
以上が細部洗浄の方法でした。
パネル間の溝はイオンデポジット除去剤を付着させたマイクロファイバークロスをプラスチックヘラにまいて施工すると早く綺麗に仕上がります。
※ガラスやメッキパーツに溶剤を垂らしてしまうと変色する可能性がありますのでご注意下さい。
SCHILD®イオンデポジット除去剤は車の細部に蓄積した黒ずみを除去するクリーナーです。
主にエンブレム周りやパネル間の溝のクリーニングに最適です。
SCHILD🄬イオンデポジット除去剤
価格:2,750円
※2021年7月12日現在の価格です
細部の洗浄を終えたら、洗車作業で塗装面の表面に付着した埃や泥汚れを除去していきます。
ステップ①
カーシャンプーをバケツに入れてよく泡立てます。泡立ちがよい方が塗装面に加わる摩擦を減らすため、塗装面に負担をかけずに洗車することが出来ます。
また、使用するシャンプーは弱アルカリ性のシャンプーがおすすめです。
弱アルカリ性シャンプーは油汚れの除去に最適な商品となりコーティング施工前の下地処理に最適となります。
ステップ② 水圧で車体表面の汚れを落とす
塗装面に砂利などが残った状態で洗車をすると塗装面にスクラッチキズと言われる微細な小傷が付着するため、念入りに水圧で汚れを落とします。
ステップ③ 洗車用スポンジで洗う
塗装面に負担をかけないように、力を入れずやさしく洗っていきます。下回りは汚れが多く付着しているので、ボンネットやルーフ(天井)から洗うと良いでしょう。
ステップ④ すすぎ作業
シャンプーの溶剤が塗装面の残らないようにたっぷりの水で表面をすすいでいきます。
シャンプーが乾いてしまいシミにならないように注意しましょう!
次に鉄粉除去に移りますが塗装面の水滴を拭き取らずに、濡れたままの状態にしておきます。
コーティング前の下地処理に最適な洗車アイテム3点セット
塗装面に傷がつきづらい素材のマイクロファイバークロス&洗車スポンジ&濃縮タイプのカーシャンプーは塗装面に負担をかけづらい素材の洗車3点セットです。
SCHILD®洗車アイテム3点
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洗車まで終わったら、鉄粉除去を行います。鉄粉とは塗装面を触った際にざらざらしたり、黒いブツブツが付着しているのは鉄粉の異物です。
鉄粉が残ったままコーティングを塗布してしまうと密着性が軽減することに繋がりますので丁寧に取り除きます。
ステップ① 鉄粉除去剤の噴霧
塗装面に満遍なく鉄粉除去剤を噴霧していきます。1~2分程溶剤を反応させると、溶剤が鉄粉に反応して紫色に変色します。
しばらく放置すると溶剤が鉄粉に反応して紫色に変色します。
※炎天下で鉄粉除去剤が乾いてしまうため、太陽光の当たらない場所や時間に行いましょう!
ステップ②粘土で鉄粉取り
鉄粉取り用粘土を使用して付着した鉄粉を10㎝四方でやさしく擦って取り除きます。1パネル毎に作業を行い、終了したパネルから水で洗い流すか、濡れたウエスなどで溶剤を流していきます。
力を入れずやさしく擦るだけで簡単に取り除くことが可能です。
ステップ③ すすぎ作業
全体的に取り除いた後には十分に水で洗い流しましょう!
鉄粉除去が完了したら油膜落としを行っていきます。
業務用の鉄粉除去剤は塗装面に付着する頑固な鉄粉を強力に浮かします。
SCHILD®鉄粉除去剤
価格:1,650円
※2021年7月12日現在の価格です
塗装表面には油汚れ(ワックス、排気ガス、花粉、黄砂)が付着して、汚れの膜になっています。この汚れを除去していくことで、コーティング被膜と塗装面の密着性を向上させることが可能となり、コーティングの性能を向上させることが出来るのです。
ステップ① 油膜除去剤の塗布
洗車後、塗装面が濡れた状態で油膜除去剤を塗布して塗装面にやさしく塗り込んでいきます。スポンジで40㎝四方に縦横擦ることで塗装表面に付着した油膜汚れ(黒ずみやワックス)を取り除くことが可能です。
少々力を入れて塗装面を擦っていきます。
右半分は油膜除去完了です。
右部分は水は馴染み、左側は油膜が付着しているため水滴が弾いてしまっています。
油膜除去を行うことで油分が分解されてコーティングの密着性が向上します。
ステップ② すすぎ作業
油膜除去剤を使用後は1パネル毎に十分な水で洗い流します。すすぎが甘いとシミになる可能性があるため、しっかりと流して下さい。
ステップ③ 水分の拭き上げ
油膜取りが完成したら水気は使用しないため、次の作業に移る前に、マイクロファイバークロスで水分を完璧に拭き上げて下さい。
水分の除去が終わったら、洗車では取れないイオンデポジットと言われる水シミを取り除いていきます。
SCHILD®水垢除去剤は塗装面に固着した油膜や水アカ、黒ずみなどを強力に落としコーティング被膜との密着性を向上させる商品です。
SCHILD®水垢除去剤
価格:2,480円
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洗車では取れない厄介なイオンデポジットは塗装面に固着しています。イオンデポジット除去剤を使用して塗装面に付着したイオンデポジット除去作業をいきます。
ステップ① マイクロファイバーにイオンデポット除去剤を塗布
イオンデポジット除去剤をマイクロファイバークロスにしみ込ませていきます。
ステップ② 塗装面に塗布
イオンデポジット除去剤をしみこませたウエスを塗装面に塗り込んでいきます。
シミが気になる箇所を中心に何度か擦っていきます。これにより塗装表面に付着しているシミが除去されます。
イオンデポジット除去剤で取れないシミ(ウォータースポット)は塗装面に侵食してしまっているため、研磨剤を使用しなければ取り除くことが出来ません。
SCHILD®イオンデポジット除去剤は塗装面に固着した頑固な水シミやスケール、雨染みを瞬時に除去する製品です。業務用イオンデポジット除去剤はコーティング前の下地処理に最適な製品です。
SCHILD®イオンデポジット除去剤
価格:2,750円
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研磨作業を自分でやる場合はポリッシャーなどの道具を用意しなければならず素人には難しいため、ここでは簡易的な研磨方法をご紹介します。
ステップ① スポンジに研磨剤を塗布
スポンジに研磨剤を塗布していき、塗装面を20㎝四方でやさしく擦っていきます。
縦横に擦ることで、塗装表面に付着した軽度な小傷や下地処理で取れなかった頑固なシミ汚れも軽減させます。塗装面の研磨作業を行うことで光沢が向上します。
ステップ② 塗装面に残った研磨剤は水拭き
研磨作業を行うとボディ表面にコンパウンドの余剰成分やパネル間にコンパウンドが付着するため、水に濡らし硬く絞ったマイクロファイバークロスで研磨剤の余剰成分を取り除いていきます。
塗装面をフラットな状態にするために脱脂作業を行います。アルコール系の脱脂剤で表面に付着した余剰成分を分解し、塗装面とコーティング被膜の密着性を向上させます。
脱脂作業は塗装面の油分や余剰成分を除去する重要な作業となります。
脱脂作業を行うことでコーティング被膜と塗装面の密着性が向上します。
ステップ① シルト脱脂剤をマイクロファイバーに塗布
マイクロファイバークロスにシルト脱脂剤をしみ込ませて塗布していきます。
ステップ② 塗装面に脱脂剤の塗布
脱脂剤を塗装面に均等に塗りこんでいきます。
塗り込んだ後は乾いたマイクロファイバークロスで溶剤が残らないようにしっかりと拭き上げていきましょう。
SCHILD®脱脂クリーナーは塗装表面に付着している油膜や不純物を強力に分解する脱脂クリーナーです。
脱脂クリーナーを使用することでコーティング膜と塗装面の密着性を向上させる製品です。
SCHILD®脱脂クリーナー
価格:1,980円
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下地処理(前準備)が完了したら、ようやくコーティングの塗布に移ります。
コーティングの塗布は広範囲に施工してしまうとコーティング剤が硬化(乾いて)しまいムラになる可能性があるので小面積ごとに仕上げていきましょう。
コーティングを塗布する際には20㎝四方に縦横均等に塗りこんでいきます。
夏場の気温が高い日はコーティングの乾燥が早まりムラになる可能性があるため、小面積で塗布していきます。
きめ細かいマイクロファイバークロスでコーティングを拭き上げていきます。 コーティング拭き上げの際に隣接パネルやガラス面にはみ出してしまうと、溶剤が固まりムラになる可能性がありますのでしっかりと拭き上げるようにしましょう。 また、マイクロファイバークロスにコーティング剤が沢山付着しているとコーティング剤が上手く拭き取れない可能性があるため数枚で仕上げていくとよりムラになるリスクを軽減することが出来るので、数枚用意して仕上げていきましょう。
ここまでくれば程、作業は完了となりますが、車に自分でコーティングをする際に最も重要なことはコーティング被膜の乾燥作業です。
この乾燥作業が甘いとコーティング被膜が上手く硬化せずに持続性や効果効能が低下してしまうことにもなりますので注意しましょう
ポイント① 施工後、最低でも24時間は水に触れないようにする
ポイント② 施工後は炎天下で塗装面を高温に温め強制乾燥させる
ポイント③ コーティング乾燥の理想の気温は15℃~40℃
※コーティング被膜の乾燥には気温が高ければ高いほど硬化が早まります。
ガラスコーティングの乾燥の目安
初期乾燥 | 24時間 |
完全硬化 | 7日~10日 |
理想では完全硬化まで水気に触れないようにし、万が一水気に触れた場合は早めに拭き上げる
ここまでが、ガラスコーティングの施工方法と乾燥作業です。
しかし、ガラスコーティングを施工したら終わりではありません。
ガラスコーティングを施工後はメンテナンス(洗車orコーティングメンテ)を行うことでコーティング性能を長く持続させることが可能となります。
また、施工後のような輝きを持続させることにも繋がりますのでメンテナンスを必ず行うようにしましょう。
コーティング施工後はマメな洗車とメンテナンスがコーティングの寿命を延ばします。
この章ではコーティング施工後の最適な洗車の頻度とメンテナンス方法についてご紹介します。
ガラスコーティング施工後に洗車をしないとコーティング被膜の上に汚れが付着します。その汚れを長期間付着させたまま放置していると洗車では取れない汚れになってしまいます。
コーティングをより長持ちさせるためにも洗車の頻度が重要になるのですが、最適な洗車頻度は駐車環境によって異なります。
車の色や駐車環境によっても理想の洗車頻度は異なりますので参考にして下さい。
洗車を適度に行った上で、適度なコーティングメンテナンスが重要となります。
ガラスコーティング施工後の重要なことはコーティングメンテナンスを行うということです。
コーティングメンテナンスとは、ガラスコーティング施工後にコーティング被膜に固着している汚れを取り除いたり、紫外線や汚れで加わったダメージを取り除いてあげる重要な作業です。
また、ガラスコーティング施工後にマメに洗車をしていても長期間経過すると汚れが蓄積していきます。
そのような蓄積した汚れをコーティングメンテナンスで取り除いていきます。
コーティングメンテナンスの最適な頻度
コーティング被膜に付着した汚れを固着させないために、適度にメンテナンスを行うことが理想となります。駐車環境や車の色でも最適なメンテナンス頻度が異なるので参考にして下さい。
コーティングメンテナンスを行うならSCHILD®メンテナンスクリーナーがおすすめです。
上記メンテナンスクリーナーはディーラーコーティングや他社製品のガラスコーティングをした車両のメンテナンスに使用することが可能となります。
商品名 | 価格 | 容量 | 使用量 |
メンテナンスクリーナー | 2,700円 | 190ml | 10台前後 |
ステップ①スポンジに付着
予め洗車を行い塗装面を綺麗な状態にした上で、本液を付属のスポンジに付着させていきます。
ステップ②メンテナンスクリーナーの塗布
塗装面に水滴が残っている状態でメンテナンスクリーナーを塗装面に塗布していきます。塗り込む際には縦横均等に塗り込んでいきます。
メンテナンスクリーナーは優しく塗り込むだけで、洗車では取り除けない汚れを除去することが可能となります。
ステップ③すすぎ作業
メンテナンスクリーナーは施工後余剰成分が残るため、すすぎ作業で余剰成分を洗い流していきます。水が使えない環境の場合はバケツに水を入れ、余剰成分を取り除いていきましょう。
上記、適度なメンテナンスを行うことでコーティングの性能を長持ちさせ、美しい塗装面を持続させますので適度なメンテナンスをおすすめします。
SCHILD🄬メンテナンスクリーナーはコーティング被膜に固着している汚れを取り除き、常にコーティング被膜を良好な状態へ保ちます。
他社製品のコーティングメンテナンスにも使用することが出来る製品です。
SCHILD®メンテナンスクリーナー
価格:2,970円
※2021年7月12日現在の価格です
7-1 コーティング施工後にシミが付着して取れない場合の対処法
コーティング施工後にシミが付着して取れない場合の対処法はイオンデポジット除去剤の使用をおすすめします。
7-2 コーティング施工時にムラが出来てしまった場合の対処法
コーティング塗布後、すぐであればコーティング剤をもう一度塗布すればムラが取り除けます。それでも取れない場合はイオンデポジット除去剤をご使用下さい。
先ほどお伝えした新車の場合の下地処理はあくまで目安になりますので、十分綺麗な場合は洗車後すぐにコーティングを塗布しても問題ありません。
コーティング施工後に2度塗りをすることで、コーティング被膜が更に厚くなり、丈夫になります。1度目の施工完了後、2時間以上、乾燥させた後に2度目を塗布することで効果が高くなります。
コーティング施工後に水弾きが鈍くなる原因はコーティング表面に汚れが蓄積している可能性があるため、メンテナンスクリーナーを塗布して表面の汚れを落とすことで水弾きが復活します。
これから自分で車にコーティングをするのですが何かよい商品はありますか?
はい。当ショップが販売するSCHILD®ガラスコーティング剤をおすすめさせていただきます。
SCHILDガラスコーティング剤はコーティング施工後、硬化型のガラス被膜を形成します。その為、シミの付着や汚れの固着を軽減し、長期間コーティング被膜が塗装面に残り続けます。
撥水タイプのガラスコーティングはコーティング施工後、水滴がコロコロと弾く撥水被膜を形成します。SCHILD(シルト)シリーズの中で最も防汚性効果が高く水洗いで簡単に汚れが落とせるようになります。
SCHILD®撥水ガラスコーティング剤
価格:8,320円
※2021年7月12日現在の価格です
①単色車の車を所有している人
②撥水効果(水滴がコロコロ)を求めている人
③マメに洗車する人(月3回以上※青空駐車の場合)
④ガレージ駐車の人
親水タイプのガラスコーティング剤はコーティング被膜形成後、塗装面に水滴が馴染む性質があるため、塗装面にイオンデポジットなどのシミが付着しづらく、雨が降ると汚れが流れ落ちる(自浄性)効果が得られます。
SCHILD®親水ガラスコーティング剤
価格:9,350円
※2021年7月12日現在の価格です
①濃色車の車を所有している人
②イオンデポジットなどのシミ付着を軽減したい人
③青空駐車で車を保管している人
疎水タイプのガラスコーティング小雨時には水滴が弾きますが、水を大量にかけると塗装面に水が馴染む性質があるため、シミになりづらく防汚性効果を最大限まで高めたコーティングです。
親水タイプと撥水タイプの中間にあたるコーティング剤となります。
SCHILD®疎水ガラスコーティング剤
価格:7,810円
※2021年7月12日現在の価格です
①ある程度の撥水効果を求める方
②イオンデポジットなどのシミ付着を軽減したい人
③青空駐車で車を保管している人
④洗車をマメにする方(月2回以上)
以上が、ガラスコーティング専門店のIICが自分でガラスコーティングを行う際に推奨するガラスコーティング剤です。
自分でガラスコーティングをするのはやっぱり自身がない。
もっと輝きや耐久性を向上させたい方はガラスコーティング専門店でコーティングを依頼することをおすすめします。
専門店で行うコーティングは自分で行うコーティングに比べ性能や効果効能が高くなります。また、技術力や施工する際にはコーティング施工に最適な環境で仕上げることが出来るので高い効果効能、持続性を求める方にはおすすめです。
ポイント①施工実績豊富なプロ職人が手作業で仕上げる
施工実績豊富なプロ職人が作業を行うことでコーティングの輝きが向上しドアの内側やナンバープレートなど隅々までコーティング施工が可能となります。
・エンブレム周りやパネル間の溝も新車のように綺麗に仕上がります。
・スプレー塗布によるドアの内側もコーティング施工が可能。
ポイント②ボディ研磨作業のレベルが高く新車のように仕上がる
研磨作業を3工程により専用ポリッシャーで磨き上げるため微細な小傷が消え、新車のような光沢を実現します。
・洗車キズ(微細な小傷)も新車のように仕上がります
・腐食して白ボケした塗装も綺麗に復元します。
ポイント③コーティング塗布後の遠赤外線乾燥機による完全硬化
コーティング施工後塗装面を60℃まで温めコーティング被膜を強制的に乾燥させる作業を行うことで冬場の気温が低い季節もコーティングの硬化不良を防ぎます。
・30分かけてコーティング被膜を強制乾燥
ポイント④ガラスコーティングの種類が豊富
ガラスコーティングは駐車環境や洗車頻度、求める効果によって最適なコーティングは異なります。上記がオーナー様毎に異なるため、汚れ方や塗装に加わるダメージが変わってくるため、最適なコーティングを決めるためには豊富な商品の中からプロにおすすめしてもらうことが、長期間きれいな状態を維持できるポイントになります。
専門店でコーティングを施工する際には豊富な種類から選ぶようにしましょう。
IICのガラスコーティング一覧はこちらからご覧ください。
刷毛やヘラを使用してエンブレム周りやナンバープレート、ドアの内側など隅々までクリーニングします。
ボディに付着している鉄粉やピッチ、タールなどの異物を完全除去します。
この作業で塗装面の異物が無くなり、塗装面は滑々に仕上がります。
専用ポリッシャーを使用して3~5工程に分けて磨き作業を行います。塗装面に付着したスクラッチキズなどの微細な小傷も除去することが可能となります。
この作業で塗装面は新車のような輝きに復活します。
塗装面とコーティング被膜の密着性を向上させるためのバインダー液を塗布していきます。
この作業でコーティング被膜の密着性を格段に向上させることが可能となり、コーティング本来の効果を実現します。
完全室内でコーティング塗布を行うことにより、埃や汚れの付着を防止し、コーティング被膜の密着性を最大限向上させていきます。
コーティング塗り込み時に付着するスクラッチキズも防止することが可能となります。
コーティング被膜のベース被膜を保護するために、トップ被膜を形成します。
この作業を行うことで、ベース被膜を守り、コーティング被膜の寿命を延ばすことが可能となります。
隅々までコーティング施工が可能になるのが、コーティングプロショップのメリットとなります。ドアの内側は汚れが溜まりやすいため、予めコーティングを塗布することで汚れの付着を軽減し、普段のお手入れが楽になります。
コーティング被膜が硬化するまでに水気に触れてしまうとコーティングの硬化不良を起こします。コーティングプロショップでは遠赤外線乾燥機によるコーティング被膜表面を完全硬化させるため、初期不良を防ぎ、年間通して常に最高の品質でご提供できます。
塗装面の温度を60℃程に温めるため、コーティング被膜の硬度(硬さ)も増します。
コーティングの種類 | 費用 | 期間 |
2年サポートコーティング | 86,400円 | 5時間 |
3年サポートコーティング | 108,000円 | 1泊2日 |
5年サポートコーティング | 129,600円 | 1泊2日 |
ガラスコーティングをDIYでこれから行う方は下記のポイントを抑えて下さい。
① 必ず晴れた日の朝から行うこと
② コーティングを美しく仕上げるには塗布よりも下地処理を超丁寧に行う
③ 施工後工後の乾燥について
これらのポイントを抑えることで、素人の方でもプロショップ同様の仕上がりを実現することが可能となります。プロが教えるコーティング施工方法を理解して実践して頂くことで、大切な愛車がいつまでも綺麗に持続できることを願っております。
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