

硬化型のガラスコーティングについてと思ってこのページをご覧頂いているのではないでしょうか?
硬化型ガラスコーティングはコーティング被膜を硬化させると結晶化されたコーティング膜を形成します。そのため、硬化しないコーティングに比べ寿命が長くなったり、輝きや硬さが向上するため長期間愛車を美しい状態に保ちます。
当記事では、硬化型ガラスコーティングのメリット、デメリットをお伝えすると同時に硬化までにかかる時間や硬化型ガラスコーティングの注意点をプロが徹底解説して参ります。コーティング選びの参考にして頂ければ幸いです。
運営元:東京都のガラスコーティング専門店
硬化型ガラスコーティングって何?

硬化型のガラスコーティングとは、コーティング剤が硬化すると結晶化される製品のことです。従来のコーティングと異なり、塗装面に薄い膜を形成させることで輝きや防汚性効果,傷の付着などを軽減させることができます。また、寿命も従来のコーティングに比べ高いのが特徴です。詳しく見てみましょう。
硬化型コーティングは結晶化される

関連記事:ガラスコーティングの効果,費用,洗車方法をIICが徹底解説 https://youtu.be/E0tvgRi1mnY
関連動画:知らないと損!?コーティングの種類と選び方【初心者必見】
硬化型ガラスコーティングのメリットとデメリット

硬化型ガラスコーティングは他のコーティングに比べ4つのメリットがあります。①硬化型の方が寿命が長い②防汚性効果(汚れづらさ)が高い③細かい傷が入りづらくなる④光沢(輝き)が向上する。 上記の4つが硬化型ガラスコーティングのメリットとなります。まずは、詳しく見ていきましょう。
硬化タイプのコーティング4つのメリット
①寿命が圧倒的に長い
1つ目のメリットは他のコーティングに比べ寿命が長い点です。ガラスコーティングが硬化すると自然に剥がれないほど強固な被膜を形成します。耐熱性や耐擦り性能に優れるため自然に剥がれることはありません。また、耐紫外線性効果にも優れるため塗装面の色褪せや塗装の剥離を防止させることが可能となります。従来のコーティングの寿命は約6か月~1年となっていましたが、硬化型ガラスコーティングは約3~5年間塗装面を保護し続けます。
②車が圧倒的に汚れづらくなる

硬化型のガラスコーティング膜が形成されることで、塗装面に汚れが固着したり浸食しづらくなります。コーティング膜は汚れを弾く性質があるため雨や水洗いで汚れが落ちやすくなります。下記イラストのように汚れが落としやすくなるためお手入れが格段に楽になります。
③硬い被膜で覆うことで傷が入りづらくなる
硬化型のコーティングは硬い被膜を形成します。そのため塗装面の強度が増し、細かい傷や洗車傷が付着しづらくなります。特に濃色車といわれる黒系の傷が目立ちやすいお車にも最適なカーコーティングとなります。
④結晶化された被膜で覆うことで輝きが向上する
結晶化されたコーティング被膜で塗装面を覆うため、新車時よりも輝き(光沢)が向上します。また、他のコーティングは熱による劣化で剥がれてしまうため輝きが持続するのに課題がありました。しかし、ガラスコーティングは熱による劣化を受けづらいため長期間輝きを維持させます。
硬化型ガラスコーティングの驚きの効果を動画でご覧ください

以上が硬化型ガラスコーティングの4つのメリットでした。次はデメリットについても見ていきましょう。
硬化型ガラスコーティングのデメリット
硬化型ガラスコーティングのデメリットは施工費用が高額になってしまいます。硬化型ガラスコーティングの平均相場は約5~10万ほどとなります。しかし、他のコーティングは3~5万程度で施工することができるので手軽にコーティングを施工することが可能となります。とは言え、下記のように2万円のコーティングを6か月毎に繰り返し行うよりも硬化型ガラスコーティングを行った方が長期的な視点で見ると安価になります。予算に応じてコーティングを選ぶようにしましょう。

以上、硬化型ガラスコーティングのデメリットでした。もっと詳しくメリット、デメリットについて知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:ガラスコーティング6つのメリット,デメリットをプロが暴露
次は硬化時間についてみてみましょう。
硬化型ガラスコーティングってどれくらいで硬化するの?

ガラスコーティングの硬化時間は気温と湿度によって大きく異なります。詳しく見ていきましょう。
空気中の水分と反応して硬化していく

湿度が20℃以下 完全硬化まで約1か月 となります。湿度を意識して乾燥させるようにしましょう。
硬化する際の3段階
ガラスコーティングの硬化には主に3段階存在します。①接触乾燥(表面乾燥)②初期乾燥③完全硬化です。
①接触乾燥
接触乾燥とは、コーティング施工後に触ってもよい時間です。ガラスコーティング後にすぐに塗装面に触ってしまうと手油などが原因でコーティング被膜に悪影響を与えてしまいます。基本的なコーティングは約2時間ほどで接触乾燥が完了しますので塗装面に触るのはコーティング施工後2時間以降にしましょう。
②初期硬化
初期乾燥とはコーティング膜の表面が乾燥する時間です。この初期乾燥は約2~7日程度の時間を要します。※コーティングの種類によって異なります。
その間に水に濡れてしまうと初期不良(シミの付着や寿命の低下)が発生してしまうため、極力水に濡らさないように注意しましょう。
③完全硬化
完全硬化とはコーティング被膜が完全に乾くことを言います。このガラスコーティングの完全硬化は約1か月かかるといわれております。その間はコーティング被膜が完全に乾いていないのでシミが付着したり汚れが固着しやすくなります。初期不良を防ぐためにも汚れたらマメに水洗い洗車を行いましょう。マメに洗車することで汚れやシミの付着を防ぐだけでなく、寿命も向上するのです。
乾燥時の気温によって硬化時間が異なる

硬化型のガラスコーティングの注意点

硬化型のガラスコーティングを綺麗に長持ちさせるための注意点を解説していきます。
完全硬化までカーシャンプーを使用しない

初期乾燥までは洗車したり水に濡らさない

できるだけ気温が高い日に施工する

硬化型ガラスコーティングでよくある質問
硬化型ガラスコーティングでよくある質問をまとめました。
硬化型のコーティングどれくらいもつの?
A.硬化型のコーティングは約3~5年の寿命となります。従来のコーティングは6か月~1年となりましたが硬化型のコーティングは強固な被膜を形成するため長期間持続します。しかし、お手入れや普段の洗車を誤った方法で行うと寿命が短くなったりコーティングが傷んでしまうので注意しましょう。下記の記事で、コーティングの寿命を延ばす方法についてご確認下さい。
関連記事:ガラスコーティングの寿命や耐久性をコーティングのプロが解説
洗車機に入れても問題ないですか?
A.いいえ。洗車機に入れてしますとせっかくきれいな塗装面に細かい傷が付着してしまいます。洗車機は高速回転でブラシが塗装面をこすりつけてしまうため洗車は洗車機ではなく手洗いで行うようにしましょう。
関連記事:ガラスコーティング後に洗車機は絶対NG!塗装面が傷だらけに!
コーティングの重ね塗りって効果あるの?
はい。重な塗りは効果は非常に高いです。コーティング膜を重ね塗りすることで光沢や防汚性効果、耐擦り性能が向上します。予算があるようでしたら2度塗りをおすすめいたします。
関連記事:ガラスコーティングを重ね塗り,2度塗りすると効果が向上
まとめ
如何でしたでしょうか?当記事では硬化型ガラスコーティングについて詳しく見てきました。硬化型のガラスコーティングは他のコーティングに比べ、寿命や効果効能が高い傾向にあります。しかし、注意点を理解せずにお手入れしてしまうと寿命が低下したり、コーティングの効果が半減してしまうため注意しましょう。
硬化型コーティングの注意点
①カーシャンプーを使用しない
②2日は水に濡らさない
③2日以降は汚れたらマメに洗う
④気温に気を付ける
を注意して管理するようにしましょう。
この記事を読んで豊かなカーライフをお過ごしいただければ幸いです。
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。











































































