ガラスコーティングって必要?プロがおすすめする5つの理由



ガラスコーティングって必要?プロがおすすめする5つの理由

ガラスコーティングって必要?プロがおすすめする5つの理由

公開日:2020年1月23日
更新日:2022年3月7日

ガラスコーティングは車の塗装にガラス被膜を形成させる作業のことです。
ガラスコーティングをした車は塗装の艶や輝きを長期間持続させ、汚れがついても洗車で簡単に落とせるようになるなど様々な効果・メリットを得ることができます。

ガラスコーティング専門店のカービューティーアイアイシーで代表取締役を務める筆者が残念に感じることは、多くの方がガラスコーティングの性能や効果・メリットを理解していないがために、施工で失敗してしまい疑問や不満を抱えてしまうのが現実です。

あなたはガラスコーティングに対してこんな疑問や不満を感じたことはないでしょうか?

ガラスコーティングに対する疑問や不満

・ガラスコーティングとほかのコーティングの違いが分からない!
・ガラスコーティングをしたけど全然持たなかった!
・ガラスコーティングは傷がつかないって聞いたのに傷がついた!
・果たして施工費用はいくらかかるのか?
・依頼する業者で違いはあるの?
・ガラスコーティング施工後にシミや汚れがついて取れない!
・施工することでどのようなメリット、デメリットがあるの?
などなど。

このような疑問や不満を抱えている方は少なくありません。弊社にも沢山の疑問や不満の声が寄せられますが、愛車を綺麗に保ちたい!洗車を楽にしたい!と考えている方は結論から申し上げますとガラスコーティングはおすすめです。

何故なら施工する、しないで輝きやお手入れ・メンテナンスのしやすさ、傷の入りづらさなどが変わってきます。下記の図で少し見ていきましょう。

ガラスコーティングの効果・メリット ガラスコーティング施工車 ガラスコーティング未施工
汚れづらさ ◎(雨で汚れが落ちやすくなる) ×(塗装に汚れが固着しやすい)
細かい傷の入りやすさ ◎(コーティングで滑りが良くなり傷がつきづらい) ×(摩擦が生じやすく傷が入りやすい)
お手入れのしやすさ
(洗車が楽になる)
◎(汚れても洗車で簡単に落ちる) ×(汚れが媚びりやすく除去するのが大変)
塗装の輝き(艶) ◎(深みが増し艶が向上する) ×(紫外線で退色や変色していく)

ガラスコーティング専門店の代表が声を大にして言えることは、ガラスコーティングを施工することで上記のような効果・メリットが得られるため、カーライフが快適になり、人生が豊かになると考えております。

新車のように綺麗な車だけでなく、中古車や経年車のように傷んだ愛車もガラスコーティングをすることで輝きを取り戻せるといった効果・メリットが得られます。実際にオーナー様から、5年経っても新車のような状態を維持できている!洗車が楽になった!などのお喜びの声をいただいておりいます。

と言ってもガラスコーティングをしたことがない方はイメージできないですよね??
傷んだ愛車がどれだけ綺麗になるのかちょっとだけ見てみましょう!

下記画像は新車から数年経過し傷んだ車をガラスコーティングしたことにより新車のような輝きを取り戻した事例となります。

メルセデスベンツ ガラスコーティング施工後の効果・メリット

ベンツ ガラスコーティング施工事例

BMW6シリーズ ガラスコーティング施工後の効果・メリット

BMW ガラスコーティング施工事例

このようにガラスコーティングをすることで新車以上の輝きを実現する効果・メリットが得られます。
しかし、施工する商品の種類や施工後のお手入れ・メンテナンスなどに気を付けなければ綺麗な状態を持続させることは難しくなります。

当記事では、ガラスコーティング専門店の代表がガラスコーティングについて徹底解説すると同時に効果・メリット、デメリット、費用相場、業者選び、施工後のお手入れやメンテナンス方法など様々な観点からお伝えして参ります。

是非、最後までお読みいただき豊かなカーライフをお過ごしいただければ幸いです。

著者情報

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。

目次

ガラスコーティングとは
  ガラスコーティングの効果・メリット
  ガラスコーティングの欠点・デメリット
  ガラスコーティングがおすすめの方・おすすめでない方
  ガラスコーティングって5年もつの?

ガラスコーティングと他のコーティングて何が違うの?
  ガラスコーティングと他のコーティングとの違い

ガラスコーティング業者はどこがおすすめ?
  ガラスコーティング専門店
  カーディーラー
  板金塗装業者
  ガソリンスタンド

ガラスコーティングの費用相場
  ガラスコーティング専門業者の値段・価格・費用相場
  カーディーラーの値段・価格・費用相場
  板金塗装業者の値段・価格・費用相場
  ガソリンスタンドの値段・価格・費用相場

ガラスコーティングは自分で施工できる
  ガラスコーティングを自分で施工する際に必要な道具
  ガラスコーティングの施工手順・施工の流れ
  自分でガラスコーティングする際の注意点

ガラスコーティングの水弾きを選ぶポイント
  撥水性コーティング
  親水性コーティング
  疎水性コーティング

ガラスコーティング施工後のお手入れ方法や取扱いについて
  ガラスコーティングした車の適切な洗車方法
  ガラスコーティングした車の洗車頻度
  ガラスコーティング後のコーティングメンテナンス

ガラスコーティングでよくある質問・Q&A
  ガラスコーティングしたら傷は入らないのか?
  ガラスコーティングは何日かかる?
  ガラスコーティングを施工するタイミング
  ガラスコーティングで傷は消えるのか?
  ガラスコーティング後にいたずらや事故が起きた場合はどうすればいいの?
  ガラスコーティングをした車に洗車機で洗ってもいい?
  ガラスコーティング後にワックスを塗っても大丈夫?

プロがおすすめするガラスコーティング
  プロに依頼するおすすめのガラスコーティング
  自分で施工するおすすめのガラスコーティング剤

まとめ

ガラスコーティングとは

ガラスコーティングとは

ガラスコーティングとは、車の塗装面をガラス質の被膜で覆う作業のことです。車の塗装面は3~8層構造で仕上げられており、最上部の層(クリア塗装)の上にガラス被膜を形成させることで、艶が向上をさせ、紫外線による色褪せを発生しづらくさせたり、汚れや傷を付着させづらくさせる製品です。

傷のつきづらさ 熱や紫外線による劣化 持続性
ワックス × × 1~2週間程度
ポリマーコーティング × 6カ月~1年程度
ガラスコーティング 3~5年程度

ガラスコーティングの効果・メリット

ガラスコーティングには様々な効果・メリットがあります。

①塗装面にがつきづらくなる
新車以上の艶(輝き)が得られる
③他のコーティングと比べ寿命が長い
④紫外線で劣化しにくいため塗装の色褪せや剥離を防止
⑤洗車時の汚れが落ちがよいため洗車が楽になる
⑥洗車時の時間を短縮できる
⑦下取りの際の査定額が向上しやすい

など、様々な効果・メリットが得られます。1項目ごとに詳しく見ていきましょう。

ガラスコーティングと他のコーティングの違い ガラスコーティング 他のコーティング
傷の入りやすさ ◎(硬いガラス被膜を形成するため傷が入りづらい) ×(油膜が多く被膜が柔らかいため傷がはいりやすい)
艶(輝きの違い) ◎(厚い被膜を形成するため艶が向上する) 〇(油の膜を張ることでぎらついたような艶になる)
寿命の違い ◎(3年~5年と長持ちする) 〇(半年~1年程度と長持ちしない)
紫外線による劣化のしにくさ ◎(紫外線による色褪せを軽減する) △(紫外線による退色や色褪せが発生しやすい)
洗車時の汚れ落ち ◎(無機質のガラス被膜は油汚れを弾き洗車が楽になる) △(油の膜を張るため油汚れが固着しやすく洗車で落としづらい)

メリット① ガラスコーティングは傷が入りづらくなる

ガラスコーティングは小傷が付きづらくなる

ガラスコーティングの効果・メリットは硬い被膜で塗装面を覆うことで細かい小傷が付きづらくなる点です。ガラスコーティングは上記画像のように硬化型の硬い被膜を形成させるため、スクラッチ傷と言われる細かい傷の付着を軽減させることができます。特に傷が目立ちやすい濃色車におすすめです。

下記動画は、硬いガラスコーティングを施工してどれだけ傷が入らないかを実証した動画となりますのでご覧ください。

ガラスコーティングの驚きの効果を動画でご覧ください

動画引用元:カーメイクアートプロ
※傷が全く入らないわけではありません。

上記の動画は硬いガラスコーティングをボンネットの半分に施工し、未施工部とどれだけ違うのかを検証した動画となります。
細かい傷がつきづらくなることで長期間愛車の艶(輝き)を持続させ、新車のような輝きを持続させることに繋がります。

メリット② ガラスコーティングで艶が向上する

ガラスコーティングのメリット

ガラスコーティングを施工することで得られるメリットの2つ目は艶が向上することです。

新車はきれいだからコーティングは必要ないでしょ?と思われがちですが、新車の塗装面にガラスコーティングをすることで更に艶(輝き)が増し新車以上の光沢を実現させることが可能となります。ガラスコーティングの有無でどれだけ艶が変わるのかを、before afterをご覧ください。

ガラスコーティング before after

ガラスコーティング before after

上記画像は新車にコーティングをしたbefore after画像となります。
如何でしたか?
愛車にガラスコーティングをすることで新車以上の光沢になったのを写真でもお分かり頂けたのではないでしょうか?

メリット③ 他のコーティングよりも寿命が長い

続いてのメリットは他のコーティングに比べ、ガラスコーティングは寿命が長い点です。他のコーティングの寿命は1年~2年とされる中、ガラスコーティングは3年~5年程度の寿命となります。その為、下記の図のように長期間愛車の輝きを保持してくれます。

寿命
ワックス(油脂コーティング) 1~2週間
ポリマーコーティング(油脂コーティング) 6カ月~2年
ガラスコーティング(ガラス繊維コーティング) 3~5年

※上記数値は著者の経験に基づくもので洗車の頻度や駐車環境によって異なります。

メリット④紫外線や熱による劣化が起こりづらい

紫外線や熱による劣化が起こりづらいのもガラスコーティングのメリットと言えます。他のコーティングは熱による劣化でコーティングが剥がれてしまったり、紫外線による劣化で塗装面が色褪せたり、ときによっては塗装が剥離することもあります。ガラスコーティングは熱や紫外線による劣化を受けづらいため美しい塗装を維持します。

下記の動画は熱による劣化をどれだけ抑えられるのかを実証した動画となりますのでご覧ください。

熱による劣化を防止するガラスコーティングの動画

メリット⑤ 洗車時の汚れ落ちがよくなる

メリットの5つ目は、ガラスコーティングを施工することで洗車時の汚れ落ちがよくなる点です。ガラスコーティングを施工することで塗装面に汚れを固着させるのを軽減させるため、愛車が汚れても洗車時の水圧や水洗いで簡単に汚れが落とせるようになります。

下記画像は車のホイールにガラスコーティングを施工し水圧でどれだけ汚れが落とせるのか検証した動画となりますのでご覧ください。

ガラスコーティング施工後の汚れ落ち検証動画

メリット⑥ 洗車の時間を短縮できる

ガラスコーティングは汚れを弾く性質があるため、汚れ落ちがよくなったり、水の拭き上げが楽になるため洗車時にかかる時間を短縮させることに繋がります。
下記の図のように塗装面に付着した汚れが水圧で落とせるようになるというメリットが得られます。

ガラスコーティング膜のイメージ図

ガラスコーティングのメリット 汚れ落ち

では、実際に洗車の時間はどれくらい変わるのか見てみましょう!
下記の図のように、ガラスコーティング施工車の洗車時間(平均1時間を参考)と洗車&ワックスと比べ、洗車時間を年間360時間軽減させることが可能となります。

洗車とワックスにかかる時間

※上記図の時間は著者の経験によるもので洗車の仕方によって上記時間と異なることがあります。

上記のようにガラスコーティングを施工することで、これだけの時間を短縮できるため、忙しい方はガラスコーティングを施工することで洗車にかかる時間を軽減させるというメリットが得られます。

メリット⑦ 売却時の査定額が向上しやすい

売却時の査定額が向上しやすい

続いてのメリットは、売却時の査定額が向上するケースがあることです。ガラスコーティングを施工すると色あせがしづらく、塗装面が数年後も綺麗な状態に保てるため、売却時の査定額が向上する傾向があります。カーディーラーや中古車販売店は車のメンテナンス記録や走行距離、車の綺麗さの3つで査定額を算出します。綺麗な車であればリセールバリューが高くなるケースがあるのもメリットと言えます。

ガラスコーティングには様々な効果・メリットが得られることを確認してきました。一方、欠点・デメリットも存在するので詳しく見ていきましょう。

ガラスコーティングの欠点・デメリット

ガラスコーティングの欠点・デメリットは①施工費用が高額②高い技術レベルを求めるため信頼できるショップを探す必要がある③ガラスコーティングの施工に2日程度要するといったことが挙げられます。1項目ごとに詳しく見ていきましょう。

1.ガラスコーティングは施工費用が高額

ガラスコーティングは施工費用が高額になります。実際に施工するガラスコーティングにもよりますが、平均して6~15万円ほどの施工費用が発生してしまいます。他のコーティングは平均して2万~3万ほどで施工できるため数倍のコーティング費用が必要となってしまいます。

しかし、耐久年数で考えると、ガラスコーティングは3~5年程度持つのに対し、他のコーティングは1~2年程度となるため、長期的な視点で考えるとそれほど高額とは言い切れません。

※上記費用は著者の経験に基づくもので、施工するコーティングやメンテナンスの有無によって費用は異なります。
上記図のようにガラスコーティングは初期費用が高額でも5年という長い目で見ると費用は高額だとは言い切れません。
愛車を長く乗るならガラスコーティングは費用の観点から見てもおすすめなのです。

2.高い技術レベルを求めるため信頼できるショップを探す必要がある

ガラスコーティング専門店

デメリットの2つ目は、ガラスコーティングは高い技術レベルを求められるので信頼できるショップを探す必要があります。実績が少ないショップに依頼してしまうと、コーティングの塗りムラが発生してしまったり、下地処理時の研磨作業やクレンジング作業がしっかり行えず、コーティング本来の効果効能が引き出せず、寿命が低下してしまいます。ガラスコーティングを依頼する際には、信頼できるショップに依頼しましょう!

信頼できるショップを知らない!という方はGoogleの口コミレビューやショップの施工実績などがブログで掲載されているのでしっかりと確認しておきましょう。

3.ガラスコーティングの施工に2日程度要する

最後のデメリットはガラスコーティングの施工に2日程度要する点です。ガラスコーティングは①下地処理②ガラスコーティングの塗布③乾燥の工程が必要となり、2~4日程度の作業日数がかかってしまいます。毎日車を使用している方は数日預けるのが難しい場合もあるので、代車を用意してくれるショップに依頼するようにしましょう!

ガラスコーティングがおすすめの方・おすすめでない方

実はガラスコーティングはおすすめな方おすすめではない方がいます。ガラスコーティング店を運営する筆者でも感じることですが、ガラスコーティングして満足されている方とそうでない方に分かれてしまいます。では、どんな方がおすすめなのか確認していきましょう!

ガラスコーティングの必要性

如何でしたか?貴方はどちらに当てはまりましたか?

ガラスコーティングの目的は愛車を綺麗に保たせたり、洗車を楽にさせることです。コーティング後に汚れた状態で長期間放置してしまうとガラスコーティングが傷んでしまい寿命が短くなったり、効果がすぐになくなってしまうため、定期的に洗車をしてお手入れできない方は高額な費用をかけても満足できないケースが多くなります。

ガラスコーティングを施工する場合は全く傷まない訳ではないので、定期的に洗車をする前提で施工するようにしましょう!

ガラスコーティングって5年もつの?

当ショップでよく頂く質問にガラスコーティングって5年持つ?という質問をいただきます。

残念ながら5年もつとは断言できません。ガラスコーティングで3年耐久や5年耐久などの表記を目にします。しかし、オーナー様一人ひとり駐車環境が違えば、洗車の頻度、コーティングメンテナンスの有無も異なります。事例として、高額なガラスコーティングを施工しても、青空駐車で車を保管しているにも関わらず、車が汚れても洗車をほとんどしなかったり、コーティングメンテナンスをしない場合は5年持たないケースもあります。

一方、青空駐車でも汚れたら定期的に洗車していて、コーティングメンテナンスも1年に1回行っている方は5年以上もったという事例もあります。後ほど詳しくお伝えしますが、実際にガラスコーティングを施工するならお手入れをしっかりと行いましょう!

ガラスコーティングと他のコーティングて何が違うの?

ガラスコーティングと他のコーティングって何が違うの?そのような疑問をお持ちではないでしょうか?まずは下記の図をご覧ください。

ガラスコーティングと他のコーティングの違い

上記の図のようにガラスコーティングは他のコーティングと比較しても性能が高い傾向にあります。

ガラスコーティングと他のコーティングとの違い

ガラスコーティングと他のコーティングの違い

ガラスコーティングと他のコーティングの違いを1項目ごとに詳しく見ていきましょう。

油脂系コーティング(ワックス)

油脂系コーティングの特徴は油脂の膜を塗装面に張ることで光沢が良くなります。しかし、ガラスコーティングに比べると熱による劣化や持続性が短いためすぐにコーティングが剥がれてしまいます。また、油の膜を塗装面に張ることで油汚れが固着しやすくなるため洗車時の汚れ落ちが悪い傾向にあります。簡易的にコーティングをしたい方は油脂コーティングでもよいですが、長期間愛車の綺麗に保つならガラスコーティングがおすすめです。

ポリマーコーティング(樹脂コーティング)

ポリマーコーティングはワックスに比べ持続性や効果効能は高くなります。しかし、ガラスコーティングと比べると被膜が柔らかいため塗装面に付着する細かい傷を軽減させることが難しくなります。傷から塗装面を守りたいと考えている方はガラスコーティングの方がおすすめです。また、持続性も約6カ月~1年程度となるため頻繁にコーティングをする必要がある製品です。

ガラスコーティング業者はどこがおすすめ?

ガラスコーティングの業者はどこがおすすめ?

近年、愛車にガラスコーティングを施工する人が増えていることもあり、カーディーラーや板金塗装会社・ガソリンスタンド・ガラスコーティング専門店など様々な業者に依頼できるようになりました。これから、ガラスコーティングを施工しようと検討しているは、ガラスコーティング業者はどこがおすすめ?と疑問に感じるのではないでしょうか?

様々な業者がある中で、ガラスコーティング専門店を運営する筆者がおすすめしたい業者はガラスコーティング専門店です。その理由と各業者の特徴を詳しく見ていきましょう!

コーティングの種類 寿命 コーティング
メンテナンス
施工設備
ガラスコーティング専門店 ◎3種類~7種類 3~7年 純水機や遠赤外線乾燥機などコーティング設備が充実しているためコーティング性能が向上しやすい
カーディーラー 〇3種類程度 3~5年 ×埃が入る環境で施工することがある
板金塗装 △1~2種類 2~3年 × 〇仕切られた空間で作業ができる。一部の店舗で遠赤外線乾燥機でコーティングを乾燥している
ガソリンスタンド 〇3種類程度 1~5年 ×埃が入る環境で施工することがある

※上記の図は著者の経験にもとづくもので、実際の数値と異なることがあります。
上記、図のようにガラスコーティング専門店をおすすめする理由は、コーティング施工する環境が整っているためガラスコーティングの本来の効果効能を最大限引き出すことが可能となります。また、取り扱うコーティングの種類が豊富なため愛車の駐車環境や使用用途に合わせてコーティングを選べるという利点があります。それぞれ確認していきましょう!

ガラスコーティング専門店

ガラスコーティング専門店

特徴 ガラスコーティング専門店の特徴は専門業者のため、設備環境や技術レベルが高い点です。新車はもちろん傷んだ愛車を研磨作業などの下地処理を行い新車のように仕上げることが可能となります。施工後のアフターフォローも充実しているのが専門店の特徴です。コーティングの寿命は平均して3~7年となります。
メリット コーティングメンテナンスのサービスが充実しているため、ガラスコーティング施工後も綺麗な状態をキープできる
②純水機や遠赤外線乾燥機、施工ブースなどの設備が充実しているためコーティングの性能を最大限引き上げることができる
コーティングの取り扱い商品が豊富なため、駐車環境やボディカラー、洗車頻度など愛車の状態に合わせてコーティングが選べる
④専門技術を有する職人がいるため仕上がりなどの品質が良い
⑤下地処理が丁寧で使用するコーティング剤の性能が高いため艶がよい
⑥他の業者に比べ寿命が長い
デメリット コーティング専門店は敷居が高いと感じることがある
②施工費用が他業者より高額
③信頼できるコーティング店を探すのが大変
費用相場 平均8万~20万
※上記費用相場は著者の経験に基づくもので実際に費用と異なる場合があります。
おすすめ度 ★★★★★

ガラスコーティング専門店は種類豊富なガラスコーティングを取り扱っているため愛車に最適なコーティングが選べるため長期間綺麗な状態をキープしやすくなります。また、コーティング施工後のアフターフォローも充実しているため寿命も長持ちします。施工技術力や知識も豊富なのでガラスコーティングを施工するなら専門店がおすすめです。

ガラスコーティング専門店のおすすめ店舗が知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
参考になる記事: 車のコーティングおすすめ専門店9選と後悔しない8つのチェック事項

カーディーラー

特徴 カーディーラーの特徴は新車納車時にガラスコーティングが施工できるため愛車が汚れる前に施工することができます。コーティングコースも3種類程度用意されているので予算に応じて選ぶことができます。
メリット ①新車納車時(走行前)にコーティングが施工できる
デメリット ①一部のカーディーラーでは外注作業となるため仲介マージンが発生する場合がある
②一部のカーディーラーでは営業マンや整備士がコーティングすることがある
③施工環境や設備が整っていないためコーティング本来の性能を引き出すことが難しい
④コーティング施工後のメンテナンスが充実していない場合が多い
費用相場 コンパクト    132,000円
ミディアム    154,000円
ラージ      165,000円
エクストララージ 176,000円
※上記価格はネットトヨタ千葉のCPCプレミアムコーティングダブルGの施工金額となりますので正式な価格は各種カーディーラーに確認してください。
おすすめ度 ★★★

カーディーラーのコーティングは新車納車時にその場でコーティングできるのが魅力の一つです。わざわざ専門店に持ち運ぶ手間を省きたいならカーディーラーでのコーティングがおすすめとなります。しかし、カーディーラーは専門店コーティングに比べコーティングの種類が少ない点とコーティング施工後のメンテナンス(アフターフォロー)ができない場合が多いのでコーティングの状態を長く持続させることが難しくなります。
参考になる記事:ディーラーと専門店コーティングの違いってなに?疑問を徹底解説

板金塗装業者

特徴 板金塗装会社は遠赤外線ブースなどを設けているため、一部の店舗ではコーティング乾燥時に熱乾燥してくれる場合がある。また、車の修理のついでにコーティングを依頼できる。
メリット ①板金塗装など車の修理ついでにコーティングすることができる
②一部の板金塗装会社では遠赤外線ブースなどでコーティングを乾燥させることができる
デメリット ①他の修理車の塗装ミストが付着する可能性がある
②専門店コーティングに比べ使用するコーティング剤の性能が低い場合がある
③メンテナンスなどのアフターフォローが完備されていないケースが多い
④塗装技術者のためコーティングの知識や技術レベルが低い場合がある
費用相場 平均価格 3万~9万
※上記価格は著者の経験によるものであり、施工するコーティングや店舗によって価格は異なりますので直接店舗にお問い合わせください。
おすすめ度 ★★

板金塗装業者でコーティングがおすすめの方は板金塗装(修理)のついでにコーティングしたい方におすすめです。しかし、カーディーラーやコーティング専門店と比較すると使用するコーティング剤が分かりづらく施工手順も不明確な部分がありますので予め施工手順や使用するコーティング剤を確認しておきましょう。

ガソリンスタンド

特徴 ガソリンスタンドで施工費用が安価で気軽に施工することができる
メリット ①施工費用が安価のため気軽にコーティングが施工できる
②燃料補給や洗車のついでにコーティングが依頼できる
デメリット ①屋外で施工する場合があるため埃や砂利の付着で細かい傷がつく可能性がある。
②コーティング専門店に比べると寿命が短い
費用相場 平均価格 2万~18万
※上記価格はガソリンスタンドの平均価格であり、実際に依頼するスタンドや商品によって価格は異なります。
おすすめ度 ★★★

ガソリンスタンドのコーティングは気軽に施工したい方向けとなります。燃料の補給ついでにコーティングを依頼することができるため誰でも気軽に施工することが可能となります。取り扱うコーティング剤はポリマーコーティングがメインとなるので持続性は約6カ月~1年となります。定期的にコーティングを依頼できる方はガソリンスタンドでコーティングしましょう。
参考になる記事:ガソリンスタンドのコーティングってどうなの?プロが徹底比較

ガラスコーティングの費用相場

ここからは、ガラスコーティングを施工する際の値段・価格・費用相場を確認していきましょう!

ガラスコーティング専門業者の値段・価格・費用相場

・軽自動車(ミライースなど):約90,000~245,000円程度
・コンパクトカー(BMWミニ、トヨタ86など):約100,000~250,000円程度
・ミドルクラス(クラウン、レクサスISなど):約110,000~270,000円程度
・大型車、SUV、ミニバン(ハリアー、アルファードなど):約120,000~290,000程度

※上記価格は私の経験によるものであり、実際の施工費用と異なります。
※上記価格相場は一般的なガラスコーティング(5年耐久)の相場となります。また、あくまで費用相場となるので実際に施工する店舗で予め確認しましょう。
※上記費用相場は重ね塗りの有無やコーティング性能によって価格は異なります。

カーディーラーの値段・価格・費用相場

・軽自動車(ミライースなど):約60,500~220,000円程度
・コンパクトカー(BMWミニ、トヨタ86など):約77,000~231,000円程度
・ミドルクラス(クラウン、レクサスISなど):約85,800~253,000円程度
・大型車、SUV、ミニバン(ハリアー、アルファードなど):約99,000~275,000円程度

※上記価格は私の経験によるものであり、実際の施工費用と異なります。
※上記価格相場は一般的なガラスコーティング(5年耐久)の相場となります。また、あくまで費用相場となるので実際に施工する店舗で予め確認しましょう。
※上記費用相場は重ね塗りの有無やコーティング性能によって価格は異なります。

板金塗装業者の値段・価格・費用相場

・軽自動車(ミライースなど):約55,000~80,000円程度
・コンパクトカー(BMWミニ、トヨタ86など):約60,000~85,000円程度
・ミドルクラス(クラウン、レクサスISなど):約65,000~90,000円程度
・大型車、SUV、ミニバン(ハリアー、アルファードなど):約750,000~100,000円程度

※上記価格は私の経験によるものであり、実際の施工費用と異なります。
※上記価格相場は一般的なガラスコーティング(5年耐久)の相場となります。また、あくまで費用相場となるので実際に施工する店舗で予め確認しましょう。
※上記費用相場は重ね塗りの有無やコーティング性能によって価格は異なります。

ガソリンスタンドの値段・価格・費用相場

・軽自動車(ミライースなど):約16,000~68,800円程度
・コンパクトカー(BMWミニ、トヨタ86など):約18,600~71,600円程度
・ミドルクラス(クラウン、レクサスISなど):約20,800~83,400円程度
・大型車、SUV、ミニバン(ハリアー、アルファードなど):約27,000~98,000円程度

※上記価格は私の経験によるものであり、実際の施工費用と異なります。
※上記価格相場は一般的なガラスコーティング(5年耐久)の相場となります。また、あくまで費用相場となるので実際に施工する店舗で予め確認しましょう。
※上記費用相場は重ね塗りの有無やコーティング性能によって価格は異なります。

以上がガラスコーティングを施工する際の値段・価格・費用相場でした。

ガラスコーティングは自分で施工できる

ガラスコーティングは自分でも施工できる

ガラスコーティングの施工費用は高額になることをお伝えしてきました。ここからはガラスコーティングを自分で施工する方法や準備する道具、注意点などを解説していきます。自分で施工することで安価に施工することができるので自分でやってみたい!という方は参考にしてください。

ガラスコーティングを自分で施工する際に必要な道具

まずは、ガラスコーティングを施工する上で必要な道具を見ていきましょう。

新車時のコーティングで準備する道具 用途 ポイント
脱脂クリーナー コーティング施工前の油分を取り除く際に使用する脱脂クリーナーです。 塗装面の油分を除去することで、コーティング被膜と塗装面の密着性がよくなり効果効能が向上します。
マイクロファイバークロス コーティングや脱脂クリーナーを拭き上げる際に使用します。 厚手で柔らかい素材のマイクロファイバークロスを使用することでコーティングの拭き上げが楽になり、塗装面に拭き傷をつける心配が少ないです。
コーティング塗り込みスポンジ コーティングを塗布する際に使用するスポンジです。 施工中にスポンジを落としてしまう可能性があるためできるだけ持ちやすいスポンジを使用しましょう。

上記は塗装面が汚れていない新車時に準備する道具となります。経年車のように傷んだ塗装面は下地処理が必要となる場合があるため下記の道具を準備しましょう。

経年車のコーティングで準備する道具 用途 ポイント
カーシャンプー&洗車用スポンジ コーティング施工前の洗車作業に使用します。 出来るだけ泡立ちの良いカーシャンプーを選ぶこと。また、油汚れが落ちやすい弱アルカリ性がおすすめです。
鉄粉除去剤と粘土バフ 車の塗装面に付着している鉄粉(黒いブツブツ)を取り除くために使用します。 塗装面に黒いブツブツ(鉄粉)が付着していたり、塗装面を触った際にザラついている場合(異物)に使用しましょう。
油膜除去剤 塗装面の油膜や傷を目立たなくする際に使用する道具です。 塗装面にくすみが生じていたり、傷が多く付着している場合に油膜除去を使用していきます。頑固な黒ずみも取り除ける商品です。
イオンデポジット除去剤 塗装面に付着した水シミ(イオンデポジット)を取り除く道具です。 塗装面に白い斑点状の水シミが付着している場合はイオンデポジット除去剤を使用しましょう。水シミなどのミネラル膜を取り除くことでコーティングの密着性が向上します。
コンパウンド 塗装面の傷を消す際に使用します。 手磨きでもある程度の傷は消えるので傷が気になる方は使用をおすすめします。しかし、手磨きは時間がかかるので根気がいる作業となります。
ポリッシャー ポリッシャーを使用して塗装面の細かい傷を落としていきます。 ポリッシャーを使用したことの無い方は塗装を剥がしたり、磨き傷と言われる細かい傷が塗装面についてしまうのでやめましょう。
脱脂クリーナー コーティング施工前の油分を取り除く際に使用する脱脂クリーナーです。 塗装面の油分を除去することで、コーティング被膜と塗装面の密着性がよくなり効果効能が向上します。
マイクロファイバークロス コーティングや脱脂クリーナーを拭き上げる際に使用します。 厚手で柔らかい素材のマイクロファイバークロスを使用することでコーティングの拭き上げが楽になり、塗装面に拭き傷をつける心配が少ないです。
コーティング塗り込みスポンジ コーティングを塗布する際に使用するスポンジです。 施工中にスポンジを落としてしまう可能性があるためできるだけ持ちやすいスポンジを使用しましょう。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスはコーティングの拭き上げ作業や洗車などの下地処理時に使用するクロスです。

脱脂クリーナー

脱脂クリーナー

脱脂クリーナーは塗装面に付着している油分やコンパウンドなどの余剰成分を取り除くために必要な道具となります。塗装面のシリコンを取り除くことでコーティング被膜の密着性が向上します。

コーティング塗り込みスポンジ

コーティング塗り込みスポンジ

脱脂クリーナーは塗装面に付着している油分やコンパウンドなどの余剰成分を取り除くために必要な道具となります。塗装面のシリコンを取り除くことでコーティング被膜の密着性が向上します。

鉄粉除去剤と鉄粉除去粘土

鉄粉除去剤

鉄粉除去剤と鉄粉除去粘土は車の塗装面に固着している鉄粉を取り除く際に必要する道具です。鉄粉が塗装面に付着していると塗装面を触った際にざらざらしていたり、細かい黒いぶつぶつが付着している場合はこの道具が必要となります。

油膜除去剤

油膜除去剤

油膜除去は新車から2カ月以上経過している塗装面には脂分(排気ガスやワックス、花粉、黄砂)などの汚れが固着しています。塗装表面を油膜除去で取り除くことでコーティング剤の密着性が向上します。

イオンデポジット除去剤

イオンデポジット除去剤

イオンデポジット除去剤は塗装面に付着しているミネラル膜(カルキ、塩素)などのシミ汚れを取り除く液剤です。塗装面にシミが付着している場合は予めイオンデポジット除去剤で塗装面のシミを取り除いておきましょう!

コンパウンド

コンパウンドは塗装面に付着している微細な小傷を取り除くために必要となります。下記のポリッシャーを使用しなくても手掛けでも細かい傷を落とすことが可能となります。コンパウンドは粒子が細かいタイプ(超微粒子)を使用することで綺麗に仕上がります。

ポリッシャー

ポリッシャーは研磨・磨き作業を行う際に使用する機械です。手がけのコンパウンドでは研磨作業を行うのに限界がありますが、特に傷んだ塗装面(傷が多い)車の傷を除去するために必要な道具となります。

ガラスコーティングの施工手順・施工の流れ

準備する道具が揃ったら実際にガラスコーティングを行う全体の作業手順を確認していきましょう。
この手順を間違えてしまったり、各工程をしっかり行わないとガラスコーティング本来の性能を引き出すことができなかったり失敗する原因にもなりますので予め確認しておきましょう。

洗車作業

洗車作業は塗装面に付着している泥や埃などの汚れを取り除いていく作業です。よく泡立つカーシャンプーを使用して洗っていきましょう。この際にできるだけ柔らかいスポンジを使用することをおすすめします。塗装面はとてもデリケートなため細かい傷がついてしまう恐れがあるためよく泡立つカーシャンプーと柔らかいスポンジを使用しましょう。

自分でできるガラスコーティング 洗車

ステップ①
水道水のホースや高圧ガンで汚れを落とす

自分でできるガラスコーティング 洗車

ステップ②
よく泡立てたシャンプーで汚れを落とす

自分でできるガラスコーティング 洗車

ステップ③
カーシャンプーをよく流す

ここまでが洗車作業となります。塗装面が濡れた状態で次の作業に移ります。

鉄粉除去(塗装に黒いブツブツが付着している場合のみ)

鉄粉除去

上記画像のように黒いブツブツが付着しているので鉄粉です。このように鉄粉が付着している場合には鉄粉除去の作業を行います。

ステップ① 鉄粉除去剤の噴霧

鉄粉除去剤を噴霧

洗車後の濡れた塗装面に鉄粉除去剤をボディー全体にまんべんなく吹きかけることで5分ほど放置すると鉄粉が除去剤に反応し紫色に変色します。

ステップ② 鉄粉除去剤が紫色に変色したら鉄粉取り

鉄粉除去粘土

鉄粉除去剤が紫色に変色したら鉄粉除去粘土や鉄粉除去パッドなどを使用して塗装面に固着した鉄粉を落としていきます。この際に力を入れすぎると塗装面に細かい傷が付着する恐れがあるためできるだけ優しく擦っていきましょう。

ステップ③ 鉄粉除去剤を水で流す

塗装面の鉄粉除去が完了したら水で除去剤が残らないようにしっかりと洗い流しましょう。目視や塗装面を触った黒いブツブツやザラつきがなければ鉄粉除去が完了です。

プロが教える車の鉄粉を粘土で取る方法を動画ご紹介

油膜除去

油膜除去

油膜除去剤は上記画像のように塗装面の付着した油膜や黒ずみ、細かい傷などが落とすために行う作業となります。

ガラスコーティングの油膜除去

ステップ①
油膜除去剤をスポンジに塗布

ガラスコーティングの油膜除去

ステップ②
汚れが気になる箇所をスポンジで擦る

ガラスコーティングの油膜除去

ステップ③
油膜除去剤を洗い流す

上記、3工程で塗装面に付着した油膜や黒ずみ、細かい傷を落としていきましょう。その後、水分を拭き上げて次の工程に移ります。

スケール除去(イオンデポジット除去)

塗装面に水シミ(イオンデポジット)汚れが付着している場合には下記の工程で落としていきます。

ステップ① イオンデポジット除去剤をクロスに塗布

 ガラスコーティング前のイオンデポジット除去

ステップ①はイオンデポジット除去剤をマイクロファイバークロスに塗布していきます。

ステップ② イオンデポジットが気になる箇所に塗り込む

ガラスコーティング前のイオンデポジット除去

イオンデポジット除去剤を付着させたクロスでボディを拭き上げるとシミに反応していきます。イオンデポジット除去剤は下記の動画のように簡単に落とすことができるのでシミが気になる場合にはイオンデポジット除去を施工しましょう。

車に付着した頑固なイオンデポジット除去剤を取り除く方法

~プロのワンポイントアドバイス~取れないシミについて

イオンデポジット除去剤を使用しても取れないシミが付着している場合は、ウォータースポットと言い別のシミとなります。ウォータースポットは塗装面に浸食しているシミでひどい場合は塗装を陥没させているため研磨作業が必要になる場合があります。

研磨・磨き作業

塗装面に付着した微細な小傷やウォータースポットを取り除いていきます。コーティング塗り込みスポンジなどに超微粒子のコンパウンドを付着させ、20㎝四方にて塗装面の磨き作業を行います。ここで注意する点は力を入れすぎると細かい傷が入ってしまいますのでできるだけ力を入れずに磨いていきましょう。

脱脂作業

脱脂クリーナーを使用して塗装面の油分や余剰成分を取り除いていきます。カー用品店やネットショップでも脱脂クリーナーが販売されています。マイクロファイバークロスに脱脂クリーナーを染み込ませて塗装面に塗布していきます。その後、乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げて完成です。この作業を行うことでコーティングの密着性が向上し、耐久性や効果効能が向上します。

ステップ①脱脂剤をマイクロファイバークロスに塗布

ガラスコーティングの脱脂作業

ステップ② 脱脂クリーナーを塗装面に塗り込んだあと乾いたクロスで拭き上げる

ガラスコーティングの脱脂作業

ガラスコーティング剤の塗布・ふき取り

ガラスコーティングを自分で施工する際には、コーティング剤を塗布する際に40㎝四方で施工していきましょう。広い面積でコーティングをしてしまうとコーティング剤が固まってしまいふき取れなくなったりムラになるリスクがありますので小面積で仕上げていきましょう。ふき取りはマイクロファイバークロスでふき取りを行います。また、施工時は屋根がついている場所で行うのが理想です。屋根付きの作業が難しい場合は曇りの日など、直射日光が当たらない場所で施工するようにしましょう。

ステップ① ガラスコーティングの塗布

ガラスコーティング塗り込み

ガラスコーティング剤を塗装面に塗り込んでいきます。この際には20㎝四方で塗り込んで次の工程に移ります。

ステップ② ガラスコーティングの拭き上げ

 ガラスコーティング拭き上げ

ガラスコーティング剤を40㎝四方で塗り込んだら拭き上げ作業に移ります。この際に拭き残しがないか十分にチェックしながらステップ①とステップ②を繰り返していきましょう。

プロが教えるガラスコーティングの施工方法(塗布方法と拭き上げ方法)

ガラスコーティングの乾燥

ガラスコーティングの塗布・ふき取りを終えたら乾燥作業に移ります。ガラスコーティングは空気中の水分と反応し硬化していきます。乾燥時間は24時間とるようにしましょう。その間は洗車したり雨に濡れたり水に触れないように注意しましょう。また、施工後1カ月間は汚れたら水洗いでお手入れするようにし、カーシャンプーの使用は避けましょう。

参考になる記事:車のコーティングを自分(DIY)でやる方法を徹底解説

自分でガラスコーティングする際の注意点

自分でガラスコーティングをする場合の注意点をガラスコーティング専門店のプロが詳しく解説していきます。特に施工時の気温や湿度、施工後の乾燥など気を付けておかなければコーティング本来の効果が発揮できなくなってしまうのでしっかりと確認しておきましょう。

施工時に適した気温は15℃~25℃、湿度は20%~40%

ガラスコーティングの施工時に適した気温は15℃~25℃となります。それ以下の気温だとガラスコーティングの乾燥が遅くなります。コーティング被膜が乾燥する前に水気に触れてしまうと硬化不良を起こし、寿命や効果効能が低下するので気温に気を付けましょう。逆に気温が高い(25℃以上)とコーティング剤の硬化が早まるため、コーティング塗布時にムラが発生しやすくなります。

湿度は20%~40%が理想となります。20%以下だと硬化が遅くなり、40%以上だとコーティングの拭き上げが難しくなるので適正気温と湿度で施工するようにしましょう。

施工後は24時間は水に濡らさない

ガラスコーティング施工後は24時間水には濡らさないように注意しましょう。ガラスコーティングの初期乾燥(表面乾燥)は約24時間となります。その間に雨や洗車をしてしまうとシミが付着したり、コーティング被膜が硬化不良を起こし、効果効能が低下してしまったり寿命が短くなってしまうため、施工後24時間は水気に触れないように注意しましょう!

コーティング施工は必ず1パネルごとに行う

コーティング施工時は必ず1パネルごとに行うようにしましょう。ガラスコーティングは塗布後1~2分ほどで硬化が始まります。コーティングが硬化している段階で拭き上げてしまうと、塗装面にコーティング剤が固まってしまい、拭き上げが困難になったり、固まったコーティング剤で塗装面を傷つけてしまう恐れがあります。綺麗に仕上げるためにも必ず1パネルごと塗り込みと拭き上げを行うようにしましょう。

重ね塗りは2時間以上経過した後に行う

ガラスコーティングの重ね塗りは2時間以上経過してから行うようにしましょう。1度目のコーティングを施工後すぐに2度目のコーティングを重ねてしまうと、1度目のコーティングが乾いていないため、1度目のコーティング被膜が解けてしまい被膜を多重層にすることができません。1度目に施工したコーティング被膜がある程度(2時間以上)乾燥してから2度目のコーティングを塗布しましょう。

ここまでが、ガラスコーティングを自分でやる方法や注意点でした。

ガラスコーティングの水弾きを選ぶポイント

ガラスコーティングには撥水性・親水性・疎水性の3種類あり、駐車環境や求める効果、洗車の頻度によって最適なコーティングは異なります。
この章では、自分に合ったガラスコーティング剤の選び方をご紹介していきます。

ガラスコーティングの3つの水弾き

ガラスコーティングの水弾き

ガラスコーティングには大きく分けて、親水タイプ・疎水タイプ・撥水タイプの3種類が存在します。
これは下記画像のように塗装面に水滴が付着した際の水の弾き方を表したものとなります。この3つの水弾きで、性能やメリット、デメリットが異なるので詳しく見ていきましょう。

撥水性コーティング

撥水性コーティング

撥水タイプのガラスコーティングは塗装面に付着した水滴がコロコロ弾くタイプのコーティングとなります。撥水の定義は塗装面に付着した水滴の接触角度が90度以上が撥水とされています。水を弾くため汚れ落ちや洗車時の拭き上げも楽になります。しかし、雨などの水滴が塗装面に残りやすくなるためイオンデポジットやウォータースポットが付着しやすくなります。単色車や屋根付き駐車におすすめのコーティングです。

特徴 撥水タイプのコーティングは塗装面に付着した水滴がコロコロ弾くタイプのコーティングとなります。
メリット ①水を弾くため洗車時の汚れ落ちが良い
②洗車時の水の拭き上げが楽になる
③水圧で汚れが落ちやすい
④艶やボディーの肌触りがよい
デメリット ①濃色車はイオンデポジットなどの水シミが付きやすい
②汚れを長期間放置するとシミになりやすい
こんな方におすすめ 単色車の車両や洗車が好きでマメにお手入れできる人には撥水タイプがおすすめです。撥水タイプは汚れ落ちがよく、水の拭き上げも楽になるので洗車が好きな方におすすめとなります。

親水性コーティング

ガラスコーティングのメリット

親水性コーティングは塗装面に付着して水滴が馴染む性質があります。その為、イオンデポジットやウォータースポットが付着しにくいタイプのコーティングとなります。あまり洗車されない方や濃色車、青空駐車の方におすすめのコーティングです。一方、撥水タイプに比べ洗車時の汚れ落ちが悪いのが特徴です。

特徴 親水タイプのコーティングは水滴が塗装面に馴染むタイプのコーティングとなります。
メリット ①水滴が玉になりにくいためイオンデポジットが付着しにくい
②雨が降るとセルフクリーニング効果(事情性能)により汚れが流れ落ちやすい
③シミ汚れが付きにくいため洗車の頻度を減らせる
デメリット ①撥水に比べると洗車時の汚れ落ちが悪い
②水滴にならないので洗車時の水の拭き上げが大変
③撥水に比べ艶や肌触りに劣る
④水弾きが鈍いためワックスのような撥水が得られない(コーティングがかかっているのが感じにくい)
こんな方におすすめ 青空駐車で濃色車の車両におすすめです。シミが他の水弾きに比べつきづらいため、あまり洗車しない方にもおすすめの水弾きです。

疎水性コーティング

滑水性コーティング

滑水性コーティングは水滴の接触角度が40度~90度となり、水滴が弾きますが、水滴の玉が大きいためイオンデポジットやウォータースポットが撥水性に比べ付着しづらくなります。汚れ落ちも抜群で撥水タイプと変わらないのが特徴です。青空駐車でマメに洗車する方におすすめのコーティングとなります。

特徴 疎水タイプのコーティングは水滴が塗装面に馴染みながらも水滴になるタイプのコーティングとなります。
メリット ①水滴が大きいため撥水に比べシミがつきづらい
②水滴が水玉になるので汚れ落ちが良い
③洗車時の水滴がふき取りやすい
デメリット 撥水に比べると艶や肌触りに劣る
親水に比べイオンデポジットなどの水シミが付きやすい
こんな方におすすめ 青空駐車で濃色車の車両で水滴を弾かせたい。洗車時の汚れ落ちをよくしたいという方におすすめのコーティングです。

ガラスコーティング施工後のお手入れ方法や取扱いについて

ガラスコーティングの効果を長く保ち愛車を長期間綺麗に維持するためには施工後のお手入れが重要となります。
適切なお手入れができないことで、コーティング被膜を傷めたり、効果効能が低下してしまいコーティングの寿命が短くなってしまう可能性があります。

ガラスコーティングを長く綺麗に保つためにもこれからお伝えする適切な洗車方法と洗車頻度、コーティングメンテナンスに気を付けてお手入れしてあげましょう。

それでは、各項目ごとに詳しく見ていきましょう。

ガラスコーティングした車の適切な洗車方法

ガラスコーティングした後の洗車方法は手洗い洗車を行うようにしましょう。何故なら、手洗い洗車はコーティング被膜や塗装面に摩擦が加わりづらいため傷みづらくなります。その結果、効果効能を長期間持続させやすくなりますので手洗い洗車でお手入れするようにしましょう。

ガラスコーティング施工車の洗車方法

ステップ①塗装面に付着した砂利や埃などを水圧で落とす

水圧で汚れを落とす

たっぷりの水を使用して水圧で表面に付着している泥汚れや埃を取り除いていきます。

ステップ②出来るだけ柔らかいスポンジとカーシャンプーを使用して洗う

柔らかいスポンジとカーシャンプーで洗う

スポンジで塗装面を傷つけたり、摩擦でコーティング被膜に負担がかからないようにカーシャンプーを使用して洗車していきます。

ステップ③水でカーシャンプーをしっかり落とす

水でカーシャンプーを洗い流す

カーシャンプーの洗剤が塗装面に残っているとシミの原因となりますのでしっかりと洗い流していきます。

ステップ④マイクロファイバークロスで水を優しく拭き上げる

マイクロファイバークロスで拭き上げる

塗装面に水滴が残ってしまうとイオンデポジットなどのシミの原因となるため、しっかりと水分を拭き上げます。また、この時に使用するマイクロファイバークロスは塗装面にダメージを与えないように出来るだけ柔らかい素材を使用しましょう。

以上、ガラスコーティング後の洗車方法でした。ガラスコーティング施工車でも雑に洗車してしまうと細かい傷が入るので使用する道具に気を付け、力を入れず洗車するようにしましょう。
参考になる記事:コーティングした車の適切な洗車方法と手順をプロが徹底解

ガラスコーティングした車の洗車頻度

ガラスコーティングした車の洗車頻度はボディカラーによって異なります。

洗車頻度

上記のように洗車頻度を参考にお手入れしてあげることでコーティング被膜の劣化を防ぎ、新車のような輝きを持続させることができるので適度に洗車するようにしましょう!
参考になる記事:ガラスコーティングした後の洗車頻度は駐車環境と車の色で異なる

ガラスコーティング後のコーティングメンテナンス

ガラスコーティング後のコーティングメンテナンスとは大きく分けて3種類あります。①表面の汚れ落とし②イオンデポジット除去③コーティング被膜の補充
この3つのメンテナンスを行うことで、コーティング被膜を常に綺麗に保ち、効果効能を持続させると同時に寿命を向上させることに繋がります。

では、実際にメンテナンス方法について1項目ごとに詳しく見ていきましょう。

メンテナンス① 表面の汚れ落とし

コーティングメンテナンス剤

コーティング被膜に付着した表面の汚れ落としにはコーティングメンテンナンスクリーナーを使用していきます。
このメンテナンスを行うことで、表面の汚れを取り除き水弾きが復活します。また、コーティング被膜に潤いを与えることで寿命も向上しますので2,3カ月に1度はメンテナンスクリーナーを使用してあげましょう!

作業工程は3ステップで誰でも簡単に施工できるので下記を参考にしてください。

ステップ① コーティングメンテナンスクリーナーをスポンジに塗布

コーティングメンテナンスクリーナー

ステップ② メンテナンスクリーナーを塗装表面に塗り込む

コーティングメンテナンスクリーナー

汚れが固着していたり、水弾きが低下している箇所に塗装面が濡れた状態で塗り込んでいきます縦横均等に塗り込むことで表面の汚れが取り除かれます。また、水弾きが低下している箇所に施工することで復活させることに繋がります。

ステップ③ ふき取りor水で洗い流す

コーティングメンテナンスクリーナー

コーティングメンテナンスクリーナーの余剰成分が残らないように水拭きもしくは水で洗い流していきます。その後水分を拭き上げれば施工完了です。

メンテナンス② コーティング被膜に付着した水シミ取り

コーティング被膜に付着した水シミ(イオンデポジット)はイオンデポジット除去剤を使用してメンテナンスしてあげましょう。
イオンデポジット除去剤はコーティング被膜に付着したミネラル膜(水道水に含まれるカルキや酸性雨)を取り除くことができるので、美観を維持させることに繋がります。
この作業も3ステップで施工することができるので下記を参考にお手入れしてあげましょう。

ステップ① イオンデポジット除去剤をマイクロファイバークロスへ塗布

コーティングメンテナンス イオンデポジット除去

ステップ② イオンデポジット除去剤を塗装面に塗り込む

コーティングメンテナンス イオンデポジット除去

イオンデポジット除去剤をシミが気になっている塗装面に塗り込むことでミネラル膜が取り除けます。イオンデポジットなどのシミ汚れを定期的に取り除いてあげることで、シミ汚れの蓄積を防ぎコーティング膜を綺麗な状態に保たせることができます。結果的にコーティングの寿命や効果を向上させることになるのでシミが付着したらイオンデポジット除去剤でお手入れしてあげましょう。

③コーティング被膜の補充

コーティングメンテナンス

このコーティングメンテナンス(コーティング被膜の補充)は技術レベルやポリッシャーなどの工具が必要となるため業者で依頼する必要があります。
コーティング被膜に付着した汚れを取り除きコーティング被膜を補充してあげることで、常にコーティング膜を良い状態にキープさせます。このメンテナンスを行うことで艶が向上したり、水弾きや寿命が向上します。自分でメンテナンスできない方はプロに依頼することをおすすめします。

以上、3つのコーティングメンテナンスで愛車のコーティングを長持ちさせてあげましょう。
参考になる記事:コーティングメンテナンスとは?必要性とメンテナンス頻度を解説

ガラスコーティングでよくある質問・Q&A

ガラスコーティングの基本

この章では、ガラスコーティングを施工する前によくある疑問・質問や施工後のお悩みなどガラスコーティングに関するQ&Aを紹介していきます。

ガラスコーティングしたら傷は入らないのか?

塗装面に傷がついてしまい光沢が低下した画像

残念ながらガラスコーティングを施工しても傷は入ります。ガラスコーティングの中には被膜硬度9Hの硬いコーティングを謳っている商品がありますが、コーティング被膜よりも砂利(石)の方が硬いため、洗車時の摩擦で塗装面に細かい傷をつけてしまいます。実際に被膜硬度9Hのガラスコーティングを施工した後に、洗車機で洗ったことによって傷が付着したという事例もありますので全くつかない訳ではないことを予め理解しておきましょう。

プロのアドバイス

ファインラボコーティングという特殊なコーティングを施工することで、コーティング後に付着した傷が熱で自己修復する機能が得られる商品もあります。下記動画のように傷が修復するコーティングを施工することで傷からの悩みを軽減させることができるので参考にしてください。

参考になる記事:ガラスコーティングで傷が消える効果がある修復型コーティングとは

ガラスコーティングは何日かかる?

ガラスコーティングは2日~5日かかります。実際に施工するコーティングや依頼する業者、新車なのか経年車なのかによって日数は異なりますので施工を依頼するショップに確認してみましょう。平均して新車だと2日~3日経年車だと2日~5日程度の日数が必要となります。
毎日車を使用する方は長期間車を預けるのが難しいと思うので、無料代車などを用意してくれるショップに依頼しましょう!

ガラスコーティングを施工するタイミング

ガラスコーティングを施工するおすすめのタイミングは新車時です。新車時の塗装面は汚れや傷が付着していない状態なので、コーティング作業時の下地処理が不要となります。そのため、下地処理の費用が抑えらえるのでベストなタイミングは新車時と言えるでしょう。

経年車で長年使用した愛車の場合はガラスコーティング時に研磨作業を行うことで新車時のような輝きに復元させることが可能となるので、ご自身が必要だと思ったタイミングで施工するようにしましょう。
参考になる記事:車にガラスコーティングを施すベストなタイミングは「新車時」と「2回目の車検時」

ガラスコーティングで傷は消えるのか?

残念ながら既存の傷をガラスコーティングで消すことはできません。ガラスコーティング施工時に傷を消したいとお考えの方は、コーティングを依頼する際にオプション作業などで、研磨作業を依頼するようにしましょう。ポリッシャーと研磨剤を使用して塗装面を研磨することで既存の傷をある程度消すことが可能となります。ガラスコーティングで失敗しないためにも入庫時に気になっている傷が消えるのか予め確認しておきましょう。

ガラスコーティング後にいたずらや事故が起きた場合はどうすればいいの?

ガラスコーティング後にいたずらや事故が発生してしまった場合は、相手方さんや保険会社にコーティング代金の一部を損害補償として請求できることがあります。この際に重要なことが、施工証明書があるかどうかです。施工証明書とは、ガラスコーティングを施工した証明書となり、ガラスコーティングを施工したショップで発行されるものです。この施工証明書の保証対象期間であればガラスコーティングの費用の一部を請求できる可能性があるため、施工したショップに相談してみましょう!

ガラスコーティングをした車に洗車機で洗ってもいい?

ガラスコーティングをした車を洗車機で洗うことはおすすめできません。何故ならば、洗車機のブラシが高速で塗装面に擦りつけられるためスクラッチ傷と言われる細かい傷が付着してしまいます。ガラスコーティングした後に、細かい傷がついてしまうと研磨作業をして磨かなければ落とせなくなりますので注意しましょう。塗装面の艶(光沢)も低下してしまうので洗車機は使用せずに手洗いでお手入れすることを推奨します。

しかし、車が汚れた状態で長期間洗車しないまま放置してしまうとシミや汚れの固着の原因となりますので自己判断で洗車機に入れるようにしましょう。
参考になる記事:コーティングした車に洗車機がおすすめできない理由

ガラスコーティング後にワックスを塗っても大丈夫?

ガラスコーティング後にワックスはおすすめできません。何故なら、ワックスは植物から採取される油となるため、ワックスを施工すると塗装面に油膜が付着してしまいます。せっかくガラスコーティングをして汚れづらくなり、万が一汚れても洗車で簡単に落とせるようになったのに、ワックスがコーティング被膜に付着することで逆に汚れやすくなることがあります。ガラスコーティング施工後はワックスを使用せずに、メンテナンスを行ってあげましょう。
参考になる記事:ガラスコーティング後のワックスについて

プロがおすすめするガラスコーティング

プロがおすすめするガラスコーティング

ガラスコーティングって様々な種類があり何を選べばよいか迷いますよね?この章では、実際にガラスコーティングを施工する際にプロがおすすめするDIYガラスコーティング剤とプロに依頼するおすすめのガラスコーティングをご紹介していきますので詳しく見ていきましょう。

プロに依頼するおすすめのガラスコーティング

コーティングのプロショップを運営する著者がおすすめできるプロコーティングは①ファインラボヒールプラス②SCHILDグラッテ③クォーツガラスコーティングです。
各項目ごとに特徴や効果について見ていきましょう。

寿命 光沢 傷の
つきづらさ
傷の
復元効果
汚れづらさ 費用
※新車の場合(Mサイズ)
※プリウスサイズ
こんな方に
おすすめ
ファインラボヒールプラス 7年 271,700円 を出来るだけつけたくない人
SCHILDグラッテ 7年 × 208,500円 艶(輝き)を求めている人
クォーツガラスコーティング 3年 × 104,500円 手軽にコーティングしたい人

※上記価格、寿命は㈱カービューティーアイアイシーで実際に作業した場合のものとなります。

1.ファインラボヒールプラス(疎水タイプ)

ファインラボヒールプラス

ファインラボヒールプラスのガラスコーティングはコーティング施工後に付着する微細な小傷が熱で自己修復するコーティングとなります。現在販売されているコーティング剤の中で自己修復機能が謡われているコーティングはファインラボヒールプラスとなりプロが自信をもっておすすめできます。

ファインラボヒールプラスの自己修復動画

ファインラボヒールプラスの商品ページはこちら

2.SCHILD®グラッテ(撥水タイプ)

SCHILDグラッテ

SCHILD®グラッテはコーティング超撥水コーティングとなります。グラッテコーティングの特徴は耐薬品性と最大被膜硬度9Hのコーティング被膜を形成するため傷がつきづらく酸性雨や融雪剤などの劣化から愛車を守ります。超撥水性能により防汚性効果も実現した画期的なコーティングシステムです。
SCHILD®グラッテコーティングの商品ページはこちら

3.クォーツガラスコーティング(親水タイプ)

クォーツガラスコーティング

クォーツガラスコーティングの特徴は親水性被膜を形成するためイオンデポジットやウォータースポットなどのシミ汚れが付着しづらくなります。濃色車や青空駐車におすすめのガラスコーティングとなります。
クォーツガラスコーティングの商品ページはこちら

以上、プロに依頼する際のおすすめガラスコーティングでした。次は自分で施工する際におすすめのガラスコーティング剤をご紹介します。

自分で施工するおすすめのガラスコーティング剤

自分で施工する際におすすめのガラスコーティング剤2選をご紹介します。

1.ピカピカレインコーティング

ピカピカレイン

画像引用元:ピカピカレイン公式HP

ピカピカレインコーティングはDIYガラスコーティング剤の中でも老舗ブランドとなります。実際に施工しているオーナーも多く信頼性のあるコーティング剤となります。初めてガラスコーティングを施工するならピカピカレインコーティングがおすすめです。

ピカピカレインのガラスコーティング剤はこちらから購入

2.SCHILD®ガラスコーティング剤

SCHILDガラスコーティング剤

SCHILD®ガラスコーティング剤は業務用のガラスコーティング剤のためコーティング剤の濃度が濃いため効果効能や寿命が高いのが特徴です。艶や持続性が非常に高いコーティング剤となり、玄人におすすめのガラスコーティング剤です。コーティング剤の種類は撥水タイプ、親水タイプ、疎水タイプ、滑水タイプと4種類用意しているためオーナー様の好みに合わせてお選びいただくことが可能となります。
SCHILD®ガラスコーティング剤を通販で買うならこちら

まとめ

当記事では、ガラスコーティングについて徹底解説させていただきました。

ガラスコーティングとは、ガラス質の被膜を塗装面に覆うことで傷や酸化から守り、普段のお手入れが楽になります。現在販売されているコーティングの中で効果効能や寿命に優れるガラスコーティングは人気が高まっていますが、性能や効果を高めるためにはガラスコーティングをどこに依頼するかが重要となります。

ガラスコーティングが施工できる業者はカーディーラーや板金塗装会社、ガソリンスタンド、コーティング専門店と様々ですが、施工環境や設備でコーティングの効果効能が異なってくるため、施工する環境や設備が整っているガラスコーティング専門店で依頼することをおすすめ致します。コーティング施工後の熱乾燥や使用するコーティング剤の性能が高いので寿命や効果効能を引き上げることが可能となります。

自分でガラスコーティングを施工したいと考えている方は、施工手順でコーティングを施工することと下地処理を念入りに行いましょう。そして、ガラスコーティング施工後は洗車とコーティングメンテナンスを行うことで、愛車を美しく保つことができますので、手入を怠らずしっかりと行うようにしましょう。

この度は当記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

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