意外と知らないガラスコーティングした後の手入れ方法をプロが解説

ガラスコーティング後のお手入れは４つの方法で行うことが大切です。１項目ごとに詳しく見ていきましょう。

A　あまり汚れが付着していない状態のお手入れ

②洗車用スポンジで汚れを落とす

塗装面の異物を出来るだけ落とした後は、柔らかいスポンジを使用して洗車してあげましょう。この時に出来るだけ力を入れずに優しく洗ってあげるのがポイントです。

③水で汚れを流す

スポンジで汚れを落とした後は改めて水を流し表面に残留している汚れを落としてあげましょう。

④水分をマイクロファイバークロスで拭き上げる

塗装面に水滴が残っているとシミが付着してしまうため、しっかりとマイクロファイバークロスで拭き上げてあげましょう。この時に水滴が残らないように拭き上げるのがポイントです。

B　車体に汚れが付着している場合のお手入れ

①水圧で表面の汚れを落とす

②カーシャンプーと洗車用スポンジで汚れを落とす

カーシャンプーは出来るだけ泡立ちの良いものを使用しましょう。泡立ちが良ければよいほど塗装面に負担(摩擦)がおきづらいため慎重に選びましょう。また、カーシャンプーは弱酸性と中性、弱アルカリ性の３種類あります。汚れに応じて使い分けましょう。

	用途
弱酸性	イオンデポジットなどのシミ汚れを落としやすい
中性	あまり汚れていない場合に使用
弱アルカリ性	花粉や黄砂、排気ガスなどの油汚れを落としやすい

③水で汚れを流す

④水分をマイクロファイバークロスで拭き上げる

上記のように、水洗い洗車に比べ、カーシャンプーを使用するお手入れは塗装面に固着した汚れを落とす際に有効です。

C　表面に取れないシミが付着している場合のお手入れ

①イオンデポジット除去剤の塗布

洗車を終えた塗装面(乾いた状態)でイオンデポジット除去剤を塗り込んでいきます。シミが気になる箇所に薄く塗り伸ばすことで、シミに反応し取れます。１度で取れないシミは２度、３度と繰り返すことで落とせます。それでも取れないシミはウォータースポットとなっているため磨き作業でなければ取り除くことは出来ません。

②水拭きによる仕上げ

イオンデポジット除去剤は酸性のため塗装面に残留していると塗装面に悪影響を及ぼすため、すぐに水拭きにて落としてあげましょう。以上、２工程でイオンデポジットのシミを落とすことが可能となります。使用方法など詳しい内容は下記の動画をご覧ください。

イオンデポジット除去剤の使用方法

D　水弾きが低下している場合のお手入れ

①メンテナンスクリーナーの塗布

洗車を終えた塗装面に再び水をかけます。塗装面が濡れた状態でメンテナンスクリーナーを塗布していきます。スポンジを使用して縦横やさしく塗り込んでいきます。※ムラになる恐れがあるため１パネルごとに行いましょう。

②水で洗い流す

メンテナンスクリーナーは石油系溶剤を使用しているため塗装面に油膜が残る可能性があるため、しっかりと水で洗い流しましょう。※塗装面を傷めることはないのでご安心してください。

③マイクロファイバーで拭き上げ

塗装面に水滴が残っているとシミを付着させてしまうため、マイクロファイバークロスでしっかりと拭き上げていきましょう。詳しい施工方法は下記の動画をご覧ください。

メンテナンスクリーナーの使用方法を動画で見る

以上、ガラスコーティング施工後のお手入れでした。車の状態に合わせてお手入れしてあげることがガラスコーティングの寿命を延ばし長期間きれいな状態にキープさせる秘訣となります。では、どれくらいの頻度で行えばよいのでしょうか？詳しく見ていきましょう。

ガラスコーティング車に行うお手入れの頻度ですが、駐車環境とボディカラーによって異なります。詳しく確認していきましょう。

ガラスコーティング後の洗車頻度

ガラスコーティング後の洗車頻度はボディカラーや駐車環境にあわせてお手入れしていきましょう。青空駐車の車両は汚れが付着しやすく、太陽光の熱で傷みやすくなります。また、濃色車のボディは太陽光に当たると塗装面の温度が高温になり汚れが固着したりシミが付着しやすいためマメに洗うようにしましょう。

ガラスコーティング後のメンテナンス頻度

ガラスコーティング後のメンテナンス頻度もボディカラーや駐車環境に合わせてお手入れしましょう。メンテナンスを行うことおで塗装面に固着した汚れを取り除き、コーティング被膜に加わるダメージを軽減させることが可能となります。出来るだけマメにメンテナンスを行うことでガラスコーティングの寿命を延ばすことが可能となります。以上がガラスコーティング後のお手入れ方法でした。ここまで読んで自分でやるのはめんどくさいと感じた方はプロに依頼することをおすすめします。

ガラスコーティングのお手入れはプロに依頼することも可能となります。この章では、どのようなことを行うのか確認していきます。

コーティングメンテナンスのお手入れ	用途	費用相場
洗車	塗装面に付着した汚れを取り除く洗車	3,000～5,000円
イオンデポジット除去	表面に固着したシミを取り除く作業	15,000～20,000円
コーティングメンテナンス	コーティング被膜の補充を行うメンテナンス	30,000～50,000円

上記、お手入れの方法は施工するショップによって異なるため、どのようなメンテナンスを行ってくれるのか予め確認しておきましょう。

ガラスコーティング後のお手入れは専門店

ガラスコーティングを長く綺麗に保ちたいとお考えであれば専門店に依頼するようにしましょう。コーティング専門店は知識が豊富で高い技術力を有します。また、コーティングの性能を高める設備等も充実しているのでおすすめです。

①コーティングのメンテナンス種類が豊富

コーティング専門店はメンテナンスの種類が豊富なため、車の状態に合わせてメンテナンスを施工することが可能となります。

②コーティング施工後の焼き付け乾燥

コーティング施工後は熱による焼き付け乾燥を行うことでコーティング被膜の寿命を延ばすことが可能となります。コーティングメンテナンスを依頼するなら焼き付け乾燥が行えるショップに依頼しましょう。ガラスコーティング専門店の最新の設備は下記の動画でご覧ください。

ガラスコーティング専門店の最新の設備紹介動画

プロが推奨するコーティングメンテナンスグッツ３選をおすすめしますのでご確認下さい。

①カーシャンプー

プロがお勧めするメンテナンスグッツの１つ目カーシャンプーは弱アルカリ性タイプとなり、花粉や黄砂、排気ガスなどの油汚れが除去しやすくなります。また、濃縮タイプのカーシャンプーのため泡立ちが抜群で塗装面に摩擦が加わりづらくなります。塗装面のスクラッチ傷などの付着防止に最適です。

カーシャンプーのお買い求めは下記のサイトをご利用下さい。　
カーシャンプー公式HP　980円
カーシャンプー楽天サイト　1,380円
カーシャンプーAmazonサイト　1,380円
※２０２１年１２月１４日現在の価格です。

②イオンデポジット除去剤

SCHILD®のイオンデポジット除去剤は業務用イオンデポジット除去剤ですので、頑固な水シミを取り除くことが可能となります。本製品は誰でも簡単に取り扱える商品ですのでガラスコーティング後のお手入れにご使用下さい。

イオンデポジット除去剤の購入は下記のサイトよりお買い求め下さい。
イオンデポジット除去剤公式HP　2,750円
イオンデポジット除去剤楽天サイト　3,410円
イオンデポジット除去剤Amazonサイト　3,410円
※２０２１年１２月１４日現在の価格です。

③メンテナンスクリーナー

SCHILD®メンテナンスクリーナーはコーティング被膜に固着した汚れや軽度なシミを取り除くと同時に、コーティング被膜に潤いを与えコーティング膜を常に良好な状態に保ちます。コーティング被膜の寿命も向上するため大変お勧めの商品となっております。

メンテナンスクリーナーの購入は下記サイトよりお買い求め下さい。
メンテナンスクリーナー公式HP　2,750円
メンテナンスクリーナー楽天サイト　3,410円
メンテナンスクリーナーAmazonサイト　3,410円

以上、プロが推奨するコーティングメンテナンスグッツでした。

如何でしたでしょうか？
ガラスコーティング施工後のお手入れについて詳しく確認してきました。ガラスコーティング後のお手入れは主に４つあります。

①水洗い洗車
②シャンプー洗車
③イオンデポジット除去
④コーティングメンテナンス

上記４項目は愛車の状態に合わせて施工するようにしましょう。ガラスコーティング後のメンテナンスが愛車の寿命を延ばし長期間愛車を綺麗な状態に保ってくれます。今回の記事を読んで皆様の豊かなカーライフにお役立ち頂ければ嬉しく思います。この度は最後までお読み頂きありがとうございました。

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