カーコーティングは年々認知度が高まり、ディーラーやカーショップでも一般的に扱われています。近年の主流は「ガラスコート」で、強い被膜による高い耐久性が特長です。
愛車への施工を考えつつも「施工先の選び方やDIY施工でも大丈夫なのか分からない」と感じる人もいるでしょう。
この記事では、ガラスコートの仕組みをはじめ、洗車機でも施工できるタイプのガラスコートやDIY用アイテムの特徴、さらにおすすめ商品まで幅広くご紹介していきます。
「ガラスコート」とは現在主流のガラスコーティングのこと
ガラスコートとは、現在主流のガラスコーティングのことです。カーケアの世界では、ワックス→ポリマー→ガラス系と進化してきましたが、その流れを大きく変えたのがこのガラスコートです。硬い被膜によって耐久性が向上し、汚れの付着を抑えやすくなったため、多くのユーザーから支持されています。ここでは、ガラスコートの仕組みや特徴、施工できる店舗の種類、従来のワックスとの違いまでをご紹介します。
ガラスコートの仕組みと特徴
ガラスコートは、シリカ成分を含む溶剤が塗装面に乗ることで硬いガラス質の膜を作る仕組みです。主成分のケイ素と酸素が結びつき、塗装面に薄い結晶層が並ぶように硬化します。
結合後は均一で密度の高い膜となり、塗装表面をしっかり守ってくれます。このコーティング被膜は平滑性が高く、水や汚れを弾きやすい性質があります。
そのため付着した汚れが固着しにくく、水を流すだけで表面が整いやすいため、日常の洗車も短時間で済ませられる点が魅力です。紫外線や酸性雨のダメージも受けにくく、退色や劣化が緩やかになる効果も期待でき、硬いガラス質の膜により細かな擦り傷も入りにくい傾向があります。また、施工前に丁寧な下地処理が行われるため被膜の厚みが均一になり、光沢のある美しいボディに仕上がります。
ガラスコートを施工できるお店の種類
ガラスコーティングは専門店でのみ取り扱われていましたが、近年は認知度が上がったことで多くの店舗で施工できるようになりました。ただし、店舗ごとに傾向や強みが異なるため、選ぶ際には注意が必要です。詳細は以下のとおりです。
| 施工店の種類 | 施工の特徴と傾向 |
| カーショップ | DIY向けの商品だけでなく、スタッフによる施工メニューを設けている店舗もあります。コストを抑えた商品が多く、初めての人でも試しやすい点が魅力です。一方、必要最低限の設備で運営している店舗が多く、スタッフの施工経験も浅い傾向にあります。 |
| ディーラー | 自社で開発したコーティングやメーカー連携の商品を扱っていることが多く、納車前に施工できる点は大きな利点です。また、点検と合わせて相談しやすい環境も魅力といえます。ただし、販売と整備が中心のため、施工スタッフが長く専門業務に携わるケースは少なく、設備も専門店ほどではありません。 |
| 専門店 | コーティングに特化しており、比較的高品質なメニューを取り扱う店舗が多く、経験豊富なスタッフも在籍しています。また、照明や空調、その他専用設備など施工に適した環境を整えている店舗もあります。ガラスコートより上位のセラミック系を扱う店も多く、アフターケアが充実している点も特徴です。
ただし、店舗によるレベル差が大きく、「簡易施工の枠を超えない店」から「国内トップクラスの設備を揃える店」まで幅があるため、お店選びは慎重に行う必要があります。 |
上記はあくまで傾向ではありますが、お試し感覚で施工したい場合はカーショップ、手軽さを優先したい場合はディーラー、仕上がりの美しさや耐久性を優先したい場合は専門店での施工をおすすめします。
ガラスコートとワックスの違い
ワックスは油分を含む膜を塗装に広げて光沢を強める仕上げ剤です。カルナバ蝋をはじめとした油脂成分で構成され、深いツヤを実感できます。しかし、熱や雨に弱く、1~2週間ほどで効果が落ちやすい弱点があります。また、油分が汚れを引き寄せやすいため、こまめな作業が欠かせません。
ガラスコートは塗装面の上にガラス質の層を作る仕組みで、構造そのものがワックスとは異なります。硬い膜が形成されるため細かな傷が入りにくく、紫外線や酸性雨のダメージも受けにくい状態になります。数年単位で保護効果が続く特徴もあるため、日常の洗車が楽になります。
耐久力や防汚性を重視するならガラスコートが適していますが、費用はワックスより高めです。短期の光沢を優先する場合はワックスが向いていますが、長期的に美観を守りたい人はガラスコートの方が扱いやすいでしょう。
詳しくはガラスコーティングとカーワックスを徹底比較。効果の違いとは?の記事をご参照ください。
洗車機で施工できる「ガラスコート」の特徴

洗車機の中には、洗車と同時にコーティングを行えるタイプがあり、最新の洗車機ではガラスコートを選ぶこともできます。ただし、専門店で行うガラスコートとは特徴が異なるため注意が必要です。本章では ENEOS の「EneJet Wash」を例に、洗車機タイプのガラスコートについて解説します。
洗車機・ガラスコートのメニュー
ENEOS の「EneJet Wash」には、2025年11月時点で次の4種類が用意されています。
| コーティングメニュー | コーティングの特徴 |
| 泡ブロープライムコート (ガラスコート) |
複数層を重ねて厚みを出すガラス系仕上げです。膜がしっかり整うため、傷が見えにくく、耐久力や水流れの良さ、高い防汚力のある仕上がりが期待できます。同じガラス系の泡ブローグラスコートよりも性能が上位とされています。 |
| 泡ブローグラスコート (ガラスコート) |
ガラス質の硬い膜を作り、透明感のあるツヤを与えるコースです。耐久性が高く、表面が滑らかになるため汚れが付着しにくい傾向があります。水切れも良く、普段の洗車が楽に感じられるメニューです。 |
| 泡ブロースプレンダーコート (ポリマーコート) |
複数層で厚みを作るポリマー系の仕上げです。耐久性があり、色の鮮やかさが強調されます。泡ブローコートより光沢や撥水の面で優れています。 |
| 泡ブローコート (ポリマーコート) |
高圧エアーでほこりを飛ばし、泡で汚れを浮かせて洗浄した後、ポリマー樹脂の膜を形成するタイプです。水を強くはじく性質があり、汚れが付着しにくい状態を作ります。洗車のたびに薄い保護膜が重なっていくイメージのメニューです。 |
参考:EneJet Wash|ENEOS
参考:Dr.Drive 大和西SS店|株式会社アセント
洗車機・ガラスコートの特徴
洗車機のガラスコートは、施工時間が圧倒的に短い点が最大の特徴です。専門店の場合は数時間かかりますが、洗車機なら洗車を含めても5分ほどで仕上がります。
これは、機械施工向けのコーティング剤が短時間で定着しやすく、手作業の塗り込みが不要なためです。
手軽にボディを整えられるため、「今日だけ見栄えを良くしたい」という場面では便利です。ただし、下地処理が簡易的であり、磨き作業も行われないため仕上がりの質は専門店のレベルとは比べられません。耐久力も数週間程度と短く、長期保護を期待できる仕上がりではありません。数日だけ外観を整えたい場合には最適な施工と言えるでしょう。
洗車機・ガラスコートの施工価格
ENEOS「EneJet Wash」の料金は店舗により違いがありますが、参考価格は次のとおりです。
・泡ブローグラスコート:2,300円
・泡ブロースプレンダーコート:1,700円
・泡ブローコート:1,300円
お店で施工する場合、ポリマー系は2~3万円、ガラスコートは5~25万円が相場(サイズ・メニューによる)であるため、洗車機タイプは非常に安いといえます。最近ではガソリンスタンドに併設されたコーティングショップも増えており、手作業の高品質メニューを選べる店舗もあります。
洗車機での施工をおすすめする人
洗車機でのガラスコートは、洗車ついでに5分ほどで完了し、軽い拭き取りだけで使えるため、手軽さを重視する人に適しています。予定を空けて車を預ける必要がなく、お出かけ前に寄り道するだけで整えられます。
一方、光沢や仕上がりのレベルを重視する人には不向きです。
専門店の美しい仕上がりは、磨きや下地処理の精度で大きく変わります。高品質な溶剤を最適な環境で施工することで強い膜が整うため、洗車機では再現できません。洗車機を頻繁に利用するなら、専門店で数万円の施工を行い、普段は洗車で維持した方が結果的に安く済むケースが多いです。
洗車機のコーティングについてより詳しくは洗車機コーティングは効果がある?エネオスを例にメリットや料金を紹介をご参照ください。
ガラスコートは自分でも施工可能
近年は、自宅でガラスコートを行う人が増えています。カーショップやホームセンターでは多くのDIY用アイテムが並び、専門知識がなくても扱いやすい商品が多くなりました。
ただし、お店での施工とDIYでは効果の高さや仕上がりの質に差が出やすく、違いを理解したうえで選ぶと失敗しにくくなります。ここではDIY用ガラスコートの特徴や価格帯について解説します。
DIY用ガラスコートの効果と特徴
DIY向けの商品には多くの種類があり、撥水や耐久力の強さが商品によって変わります。ワックスやポリマータイプは柔らかい被膜が特徴で、細かな傷を埋めながらツヤを整えやすい傾向があります。ただし、耐久力は弱く、短期間で効果が薄れやすい点が欠点です。
ガラスコート系の商品には、スプレータイプの簡易モデルや、瓶入りで硬化させる上級者向けタイプがあります。軽く塗り広げるだけで扱える商品や、仕上げ拭きなどが必要なタイプも存在します。硬化後は膜が強く剥がれにくいため、塗りムラや拭き残しには注意が必要です。耐久力は半年から一年ほど続く商品が多い傾向です。
ただし、自宅周辺での完璧な下地処理は難しく、溶剤の濃度も扱いやすいよう薄めになっているため、専門店のような仕上がりを再現するのは困難です。
特に中古車は傷やシミが浮きやすく、下地処理が重要なため、専門店での施工が安心と言えます。
DIY用ガラスコートの施工価格
DIY向けガラスコートは、スプレーやリキッドの初心者向け商品で1,000〜4,000円ほどです。瓶入りで完全硬化させる上級者向けタイプは5,000〜10,000円ほどになります。これらは溶剤のみの価格であり、下地処理に必要な洗車用品は別途そろえる必要があります。鉄粉が多い車や水シミが目立つ車では、専用の除去剤が必須です。
中には、下地処理だけをお店に任せ、仕上げのコーティングのみ自分で行う方法を選ぶ人もいます。下地処理の費用は店舗により差がありますが、簡易的な内容で2〜3万円、複数の磨き工程を依頼する場合は5万円以上かかるケースも珍しくありません。
ガラスコートのDIY施工をおすすめする人
DIY施工がおすすめなのは、施工費を抑えつつ、日常の洗車を楽にしたい人です。専門店並みの美しさには届かないものの、適度な保護膜は形成されるため、汚れ落ちは良くなりやすい傾向があります。定期的に再施工を行えば、きれいな状態を維持しやすくなります。
一方で、手作業が苦手な人や品質を重視したい人は、お店での施工が向いています。特に中古車では適切な下地処理ができていないとムラが出てしまい、逆に見た目が悪くなるリスクがあるため、自分に合った方法を選ぶことで失敗の軽減につながります。
DIYコーティングについてより詳しくは、車のガラスコーティングを自分で簡単にやる方法をプロが暴露の記事をご参照ください。
おすすめのDIY用ガラスコート商品3選
DIYで施工したいと思っても、種類が多すぎて迷ってしまう人は少なくありません。特徴や価格帯は商品ごとに違いがあるため、選ぶのが難しく感じるケースもあります。
ここでは、初心者でも扱いやすく、仕上がりの満足度が高い3種類を厳選して紹介します。
SCHILD® 新水リキッド290ml

SCHILD®新水リキッドは、親水状態を作れるスプレータイプのコーティング剤です。ボディだけでなく、ガラスコート施工後のメンテナンス剤としても活用できます。水に馴染む膜を作るため、水シミが出にくく、濃色車で気になるシミの発生を抑えやすい点が魅力です。洗車後に液剤をクロスへ軽く含ませ、塗り広げて拭き上げるだけで施工完了です。
初心者でも扱いやすく、短い作業時間で深いツヤを得られます。このコーティング剤は専門店である当店がプロデュースした商品で、仕上がりの質と持続性が安定しています。親水膜によりイオンデポジットの付着を抑え、洗車後の仕上がりが整いやすくなる点も強みです。耐久力は3〜6カ月ほどで、普段使いしながら美観を保ちたい人向けの商品です。
SCHILD®Premium 超撥水リキッド290ml

SCHILD®Premium 超撥水リキッドは、強い水弾きを求める人向けのガラス系コーティング剤です。従来品に比べて成分が濃く、撥水力と持続力が大幅に向上しています。一般的な市販品で満足できなかった人でも満足しやすい性能が備わっています。施工は洗車→塗り込み→拭き取りの3ステップで完了します。塗り込み後すぐに拭き取れるため、ムラになりにくい点も安心です。
雨の影響を受けにくい速乾タイプで、施工直後の雨でも問題なく使用できます。ボディはもちろん、樹脂パーツやホイール、ライト等にも使用できるため汎用性に優れています。
特徴は雨天時に水滴がころころ転がり落ちるほどの強力な水弾きで、汚れが付着しづらく、洗車時は水流だけでも汚れを落としやすくなり、日頃のお手入れが一段と楽になります。
1本で約15台分使えるため、月1回の施工で1年ほど効果を保持することができます。仕上がりを重視しつつ、手軽にトップクラスの撥水を体験したい人に最適です。
SCHILD®Premium 超撥水リキッド290mlの詳細はこちら
ガラスコート・フラッシュリーβ

フラッシュリーβは、洗車後の濡れたボディへ直接スプレーし、拭き取るだけで使える簡易系のガラスコーティング剤です。硬いガラス質の膜を形成するため、細かな傷が入りにくく、仕上がりに深いツヤが出やすい点が特徴です。手軽に施工ができるため、ワックスの代わりに使いたい人から高い評価を得ています。薄膜タイプのため塗りムラが出にくく、仕上げの拭き取りも短時間で済みます。
窓ガラスや樹脂パーツ、ヘッドライト、ホイールにも使用でき、車全体のケアにも利用できます。レビューでは、「水弾きが抜群」「洗車ついでに使えて便利」「キズが目立ちにくくなった」などの声が多く、実用性の高さがうかがえます。
そのほか、コーティング関連商品はIIC通販ショップで取り扱っております。
ガラスコートは窓への施工もおすすめ

これまでボディ用ガラスコートを中心に解説してきましたが、窓ガラスへのコーティングもおすすめです。ガラス面に薄い膜を形成することで、水滴が張り付かずスムーズに流れ落ちやすくなり、雨天時の視界が安定します。ワイパーの使用回数も減るため、ワイパー傷の発生を抑えやすいのも大きなメリットです。さらに、虫の付着や油膜が落としやすくなるため、ガラス面のお手入れが楽になります。
当店では、どなたでも扱いやすい「SystemX 窓ガラス専用コーティング剤10ml」を販売しています。フロント・リアガラス、ガラスルーフに施工できる疎水性コーティング剤で、業務用クラスの性能を備えています。持続性はワイパー未使用部で最長2年とされており、長期間ガラス面の保護が期待できます。
油膜の付着を抑えて視界をクリアに保ちやすく、雨粒がビーズ状に転がる高い撥水力が特徴です。雨天時の見え方が安定し、夜間のにじみやギラつきも軽減できます。付属のスポンジで均一に塗り広げ、乾燥後に拭き上げるだけで施工できるため、初めてでも扱いやすい仕上がりを手に入れることができます。
高品質なガラスコートにこだわるならコーティング専門店がおすすめ
ガラスコートは多くのお店で施工できますが、仕上がりの美しさや品質を重視するなら専門店での施工をおすすめします。コーティングは、塗って乾かせば完了という単純な作業ではありません。まず鉄粉やシミを丁寧に取り除いた後、細部まで磨き上げて塗装面を整えます。さらに均一にコーティング剤を塗り広げ、拭き上げを行ったうえで乾燥工程へ進みます。
この乾燥工程では、湿度や温度が膜の形成に大きく影響するため、専用ルームが欠かせません。完全硬化には熱乾燥装置も必要で、設備の有無で仕上がりは大きく変わります。同じメニューでも、スタッフの技術力と設備環境によって品質に差が生じるため、美しさにこだわるなら技術と設備がそろった優良な専門店を選ぶのがおすすめです。
優良なコーティング専門店の見つけ方

前述した通り、コーティングは施工店によって仕上がりや耐久性に大きな差が生じます。そのため、優良店で施工することが大切になるのですが、どうやってお店を判断すればよいか分からないという方もいるでしょう。ここでは、お店を比較する際のチェックポイントについて解説します。
施工事例の数と説明の内容をチェックする
施工事例は、専門店の実績と技術力を把握するうえで役立ちます。優良店ほど、車種・状態・使用した溶剤・下地処理の工程まで細かく記載し、写真も多く掲載します。更新頻度が高いほど日々多くの施工を行っている証拠となり、技術力への信頼にもつながります。
反対に、説明が短く「きれいになりました」だけで終わるお店や、事例数が極端に少ないお店は施工台数が限られる可能性があるため注意したいところです。料金説明も重要な判断材料で、追加費用の基準や作業内容の理由を明確に書いているお店ほど信頼性が高いでしょう。事例が豊富で説明に具体性があるほど、技術の裏付けがしっかりしていると判断することができます。
お店の機材や設備内容をチェックする
高品質なガラスコートを実現するには、施工者の技術だけでなく必要な設備の完備が欠かせません。複数のポリッシャーを使い分けるお店は、塗装の硬さや色に合わせて細かな調整ができ、磨きムラを抑えやすくなります。さらに、下地処理ブースと仕上げブースが分かれているかも重要なポイントで、埃が舞う環境でそのままコーティング剤を塗ってしまうと密着不良の原因になります。
充実した照明設備(ハロゲン・LED・スポットライトなど)があると、微細な傷やシミを目視しやすく、仕上がりの精度が向上します。加えて、遠赤外線乾燥機があれば初期硬化が安定し、被膜の強度や光沢も引き上げられます。また、純水設備の有無も、水道水のカルキによるシミを防ぐことに大切です。これらの設備を揃えたお店ほど、施工環境が整った高品質な施工が期待できます。
施工後のアフターケア内容をチェックする
ガラスコートの効果を長く維持するには、施工後の定期的なアフターメンテナンスが重要です。そのため、施工後のアフターケア体制が整っているかどうかは専門店を選ぶうえでの大きな判断基準です。優良店は、花粉・黄砂・酸性雨・水道水のミネラル成分などで被膜が劣化することを考慮して、複数段階のメンテナンスメニューを用意しています。軽い汚れ落としからトップコートの再施工、磨きを含むリフレッシュ作業まで段階ごとに分かれたメニューがあるお店ほど安心です。
また、推奨頻度や必要性を丁寧に説明し、状態に合わせた提案をしてくれるかも重要です。普段のお手入れが苦手な場合は、手洗い洗車メニューを合わせて提供している専門店がおすすめです。施工後のフォローをきちんと行うお店は、長く安心して任せられると言えるでしょう。
お店の評判や口コミの内容をチェックする
口コミは実際に施工を依頼した人の生の声が集まるため、専門店の対応力や技術の信頼度を知る上で有効です。特に「説明が丁寧だった」「仕上がりに満足」「トラブル時の対応が誠実」といったコメントが多いお店は、顧客対応の質も高い傾向です。★4以上を維持しているかどうかは、初めて利用する人にとって分かりやすい判断材料でしょう。
ただし、コーティングの寿命や効果は駐車環境・洗車頻度・使用状況で大きく変わるため、寿命に関する悪い口コミだけで判断するのは危険です。そのため、複数の口コミから共通する評価を読み取ることが重要です。また、極端に安さをアピールするお店は、下地処理を簡略化していたり、施工時間が短かったりする場合があるため注意しましょう。口コミの内容が作業説明とも一致しているかを確認すると、より信頼度を判断しやすくなります。
近隣都道府県で専門店をご検討の方はカーコーティングおすすめ専門店9選と後悔しない8つのチェック事項をご参照ください。
ガラスコートに関するよくある質問

ガラスコートの仕組みや効果、ガソリンスタンドの機械施工やDIY施工などについて解説してきましたが、まだまだ気になることがあるという方もいるのではないでしょうか。最後はガラスコートに関するよくある質問に答えていきます。
ガラスコート施工後の洗車頻度はどれくらい?
青空駐車なら1〜2週間ごとが望ましく、屋内駐車なら2〜4週間を目安にしましょう。
詳しい理由に関してはガラスコーティング後の正しい洗車頻度|洗車機の利用や施工直後の注意点も解説に記載しております。
軽い汚れであれば、上から下へ強めの水を当てて流し、柔らかいクロスで拭き取るだけでも十分です。固着汚れが残る場合は、中性タイプのカーシャンプーで丁寧に洗うことで汚れが落ちやすくなります。
専門店のメンテナンスは、店舗ごとにルールは異なるものの、半年〜1年に1度が推奨されています。被膜の状態を維持するためにも、この頻度を基準にすると安心でしょう。
ワックスがおすすめなのはどんな人?
一時的に艶を強めたい人にはおすすめです。
常に美しい状態を保ちたい場合には、耐久性に優れたガラスコートの方が向いています。
洗車機ガラスコートの寿命は?
洗車機で施工できるガラスコートの寿命は、メニューの種類や保管環境で変化します。
複数の店舗へ確認したところ、最も多かった回答は「長くて1ヶ月ほど」という意見でした。簡易的な施工である以上、短期間の美観維持を目的に考えた方が良いでしょう。
持続性を高める方法についてはガラスコーティングの耐久性とは?寿命を延ばす2つの方法をご参照ください。
ガラスコートはスマホにも施工できる?
インターネット上で検索すると“スマホ ガラスコート”と表示されることがありますが、車用のガラスコートとは別物です。ボディ用の溶剤をスマホに使うと、ガラスの素材との相性によって白濁したり傷が広がったりする恐れがあるため、必ず専用品を選ぶようにしましょう。
自分に合ったガラスコートで愛車を守ろう

ガラスコートは、愛車の美観を守りながら洗車の手間を減らせる便利な保護手段です。汚れの固着を抑えて塗装の劣化も防げるため、駐車環境や求める仕上がり、予算に合わせて適切なタイプを選ぶことが重要になります。洗車機・DIY・専門店施工のいずれを選んでもメリットはありますが、どの方法が最適かは車の状態やライフスタイルによって変わります。
千葉県市川市にあるカービューティーアイアイシーでは、専用ブース・純水設備・遠赤外線乾燥などを整備し、下地処理から仕上げまで細かい工程にこだわって施工しています。車種や塗装状態、保管環境に合わせて最適なコーティングをご提案できる体制を整えていますので、関東周辺で高品質なガラスコートを検討している場合は、ぜひ候補の一つとしてご検討ください。
著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。











































































