プロテクションフィルムは、飛び石や擦り傷などから愛車を守る透明の保護シートです。カーコーティングを超える保護力を持ち、近年では新車購入時に施工を検討する人も増えています。見た目の美しさを高めるだけでなく、マット仕上げやカラーフィルムなどでデザイン性を楽しむことも可能です。
ただ、プロテクションフィルムには多くの種類があり、目的や仕上がりの好みに合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。また、施工作業には専門技術と豊富な経験が必要であり、施工店によって仕上がりや耐久性に大きな差が生じるため注意が必要です。この記事では、西葛西周辺でプロテクションフィルム施工を検討している人に向けて、メリット・デメリット・価格相場、そして信頼できる施工店の選び方をわかりやすく解説します。
プロテクションフィルムとは
プロテクションフィルムとは、車の塗装面を透明な特殊フィルムで覆い、飛び石や擦り傷、ドアパンチなどから守る保護シートのことです。ボディコーティングのように表面を覆うのではなく、物理的なフィルム層で直接保護する点が大きな違いです。厚さは約150ミクロンと十分な強度があり、柔軟性と伸縮性を備えるため曲面にも自然に密着します。
貼付後も透明度が高く、施工していることが分からない自然な仕上がりが特徴です。フィルムが衝撃を吸収して傷の発生を抑える仕組みのため、飛び石や擦り傷によるダメージを最小限にとどめられます。さらに、剥がせば新車のようなボディ状態に戻せるため、売却時の査定でも高く評価されやすい点が魅力です。
主な施工箇所(ボンネット・ドア・ヘッドライトなど)
プロテクションフィルムはボディ全体に施工することもできますが、気になる部分だけを保護する「部分施工」も可能です。主な施工箇所と、それぞれに施工する効果は以下の通りです。
| 施工箇所 | 主な施工効果 | 
| ボンネット | 走行中の飛び石や砂利による傷を防ぎ、塗装面の劣化を抑える | 
| フロントバンパー | 虫の付着や小石の跳ねなど、最もダメージを受けやすい部分を保護 | 
| ヘッドライト | 紫外線や経年による黄ばみを防ぎ、透明感を長期間維持できる | 
| ドアエッジ | ドアの開閉時に壁や隣の車へ当たる小さな衝撃を防止 | 
| ドアノブ周辺 | 爪や指輪でできる細かな擦り傷の防止に効果的 | 
| サイドミラー | 飛び石や洗車時の摩擦から塗装面を保護 | 
| ロッカーパネル(サイドステップ下部) | 走行中の泥はねや小石の跳ね上げによる傷つきを防ぎ、長く綺麗な状態を維持 | 
部分施工はコストを抑えつつ、傷がつきやすい箇所を重点的に守れるのが特徴です。店舗によっては「フロントセット」「ドア周りセット」などのプランが用意されているほか、コーティングとの組み合わせも可能です。
フィルムの種類(マット・グロス・3M製など)
プロテクションフィルムには、透明でボディの艶を保つタイプだけでなく、質感を変えられるさまざまな種類があります。たとえば、マット仕上げは落ち着いた印象を与えつつ塗装を保護でき、グロス(光沢)タイプは新車のようなツヤを長期間キープします。また、カラーフィルムはボディカラーを変えるドレスアップ効果もあり、デザイン性を重視する人にも人気です。
世界的にも評価の高いメーカーとして、XPEL(エクスペル)や3Mなどがあり、透明度・耐久性・メンテナンス性などの面で信頼されています。目的や好みに合わせて、最適なフィルムを選ぶことが大切です。近年では、低価格をうたう海外製フィルムも増えています。価格は魅力的ですが、透明度や耐久性が劣り、早期に黄ばみや剥がれが起きるケースもあるため注意が必要です。
プロテクションフィルムのメリット
プロテクションフィルムを施工すると、飛び石や擦り傷の防止だけでなく、艶や質感の維持、修理費用の軽減など多くの効果が期待できます。ここでは、その具体的なメリットについて解説します。
飛び石や擦り傷から塗装を守れる
プロテクションフィルムは、塗装の上に約150ミクロン(ガラスコーティングの約150倍以上)の厚みをもつ強靭な保護層を形成します。柔軟で弾力性のある素材が走行中の飛び石や砂利の衝撃を吸収・分散するため、塗装の欠けや線傷によるくすみを防ぐことができます。
コーティングのように表面を薄く覆うだけでは防げない物理的な衝撃を受け止めるため、長年乗ってもボンネットやバンパーに傷やシミが残りにくく、美しいボディラインを維持できます。愛車の見た目を守るだけでなく、日常的に受けるダメージを減らすことで、塗装の寿命そのものを延ばせるのも大きな魅力です。
新車時の艶や質感を長期間キープできる
プロテクションフィルムは紫外線や酸性雨、排気ガスなどの外的要因を遮断し、塗装の劣化を防ぐ性能も備わっています。表面の透明層が微細な傷を自己修復する性質を持つフィルムもあり、細かな擦れ跡も時間とともに目立たなくなります。これにより、新車時の深みある艶や自然な質感を長く維持でき、洗車直後のような輝きを保ちやすくなります。
マット仕上げのボディでも独特の風合いを損なわず、しっとりとした質感を持続できるのが特徴です。結果として、年月を経ても「手入れされた美しい車」の見た目を保つことができます。
再塗装や修理費用を抑えられる
プロテクションフィルムは、塗装が傷つく前に衝撃を受け止めるため、再塗装やパネル交換といった大掛かりな修理の必要性を大幅に減らせます。仮にフィルムに傷が入っても、該当箇所だけを部分的に貼り替えることができ、費用と時間の両方を抑えられます。
さらに、塗装面をオリジナルのまま保てるため、売却時には高い査定額が期待できるのもポイントです。結果的に「長期的に見れば経済的」というのが、このフィルムの大きな強みといえるでしょう。
プロテクションフィルムのデメリット
プロテクションフィルムには多くのメリットがある一方で、注意しておきたい点もあります。施工を検討する際は、以下のデメリットを理解しておくことが大切です。
施工費用が高くなる傾向がある
プロテクションフィルムの施工は、一般的なカーコーティングよりも高額です。その理由は、フィルム自体の材料費が高価なうえ、施工に高度な技術と時間が必要なためです。車種や施工範囲にもよりますが、フルボディ施工では100万円を超えるケースもあります。
ただし、再塗装や修理を繰り返すよりもトータルコストを抑えられるケースも多く、長期的に見れば“先行投資”として合理的です。短期間での仕上げを求めるよりも、品質と仕上がりを重視した店舗選びが重要になります。
フィルムの経年劣化や剥がれのリスク
プロテクションフィルムは永続的に効果を維持できるものではなく、経年によって徐々に劣化します。一般的な高品質フィルムであっても、屋外駐車が多い環境では7〜10年ほどで表面の艶が落ちたり、透明度がやや低下することがあります。紫外線や熱、洗車時の摩擦などが原因で、部分的に剥がれやくすみが生じることもあります。
ただし、定期的に洗車やメンテナンスを行い、適切な環境で保管すれば、劣化の進行を大幅に遅らせることが可能です。施工後もケアを継続すれば、長期間フィルム本来の性能を保つことができます。
施工技術によって仕上がりに差が出る
プロテクションフィルムは、車体の曲面やエッジに合わせて精密に貼り付ける必要があるため、施工者の技術力が仕上がりに直結します。温度管理やフィルムの張り具合、気泡除去など、すべての工程に熟練した手作業が求められます。技術が不足している場合、わずかな歪みやシワ、エッジの浮きなどが目立ち、せっかくの高品質フィルムでも見栄えが損なわれることがあります。
一方、経験豊富な施工士による仕上げでは、貼っていることが分からないほど自然な仕上がりが実現可能です。そのため、費用よりも「施工技術と実績」を重視して店舗を選ぶことが、後悔しないための大切なポイントです。
プロテクションフィルムの施工価格相場

プロテクションフィルムは、車全体に貼る「フルプロテクション施工」だけでなく、ボンネットやヘッドライトなど一部のパーツだけを保護する「部分施工」も選べます。施工範囲や車種によって費用は大きく異なります。ここでは、人気車種の施工価格例や、部位ごとのおおよその費用目安について解説します。
アルファードなど人気車種の価格例
プロテクションフィルムの施工価格は、車種の形状(施工のしやすさ)やサイズ(フィルムの使用量)によって異なります。専門店・カービューティーアイアイシーの主な人気車種の施工価格は以下の通りです。※XPELプロテクションフィルムの価格です。

当店ではセット価格も用意しており、フロントセット(ボンネット・フェンダー・フロントバンパー・ミラー・ヘッドライト)もお選びいただけます。
ボンネット・ルーフ・ヘッドライトなど箇所別費用
施工箇所別に関しては、お店によって対応箇所が異なるため注意が必要です。当店の場合、ボンネットの施工費用は20~30万円、ルーフは10~30万円となります。ヘッドライトやテールランプは2灯タイプや4灯タイプで差が出るもののいずれも5~10万円ほどが相場です。
どのメーカーを選択するかにもよるため、まずは相見積してみましょう。ただし、明らかに安いものは品質が低い可能性が高いため、注意が必要です。
プロテクションフィルム施工ではお店選びが重要

プロテクションフィルムは、ただ貼って乾燥させるだけの単純な作業ではありません。美しく自然に仕上げるには、高度な施工技術と経験、そして専用設備が欠かせません。また、使用するフィルムのメーカーや品質も店舗によって異なるため注意が必要です。
どれほど高性能なフィルムを選んでも、施工技術が伴わなければ本来の性能を発揮できません。プロテクションフィルムで満足できる仕上がりを得られるかどうかは、まさにお店選びで決まるといっても過言ではありません。ここでは、施工技術や設備の重要性、そして信頼できる施工店を見極めるポイントを解説します。
施工技術や経験によって仕上がりが変わる理由
プロテクションフィルム施工は、技術と環境の精度が仕上がりを左右します。下地処理が甘いと微細な砂や油分が原因で気泡や浮きが発生し、ホコリの多い環境では小さなゴミが混入して白い粒状の汚れが残ります。貼り方のテンションを誤ると、数日後にシワや縮み戻りが起き、端処理が不十分だとそこから水や汚れが入り寿命を縮めます。さらに、熱処理が不足するとエッジの浮きや剥がれの原因にもなりかねません。
専用クリーンルームを備えた店舗なら温湿度・静電気を管理し、異物混入を防ぎながら均一な貼り付けが可能です。このように同じ料金、同じフィルムであっても施工スタッフや設備によって仕上がりには大きな差が生じるため注意が必要です。
信頼できる施工店を見極めるチェックポイント
信頼できる施工店を見極めるには、まず施工事例の内容と公開姿勢を確認しましょう。どの車種にどんな範囲で施工しているか、写真付きで紹介している店舗は技術に自信がある証拠です。特に作業中の様子や仕上げ工程まで公開しているお店は透明性が高く、仕上がりにも安心感があります。
次に重要なのが施工環境と設備です。ホコリやゴミを防げるクリーンルームや、照明・温度を管理した環境を備えているかを確認しましょう。設備が不十分な店舗では、どれだけ腕が良くても異物混入や仕上がりのムラが起きる可能性があります。また、スタッフの対応力も大切です。質問に丁寧に答え、リスクや注意点も包み隠さず説明してくれるかを確認しましょう。施工後の保証やメンテナンス体制、口コミでの対応評価も店舗選びの重要な判断材料です。
プロテクションフィルムの施工なら専門店「IIC」にお任せ
プロテクションフィルムの施工をご検討なら、専門店・カービューティーアイアイシー(IIC)にお任せください。千葉県市川市に本店を構えるIICは、創業以来カーコーティングやフィルム施工を専門に手がけてきた実績豊富なプロショップです。
専用のクリーンブースを完備し、ホコリや温度変化を徹底管理した環境で施工を実施。異物混入を防ぎ、高い透明度と密着性を実現しています。さらに、世界的に評価の高いXPELフィルムを正規採用し、艶のある「ULTIMATE PLUS」とマット質感の「STEALTH」を使い分けて施工。長年培ったノウハウと職人技で、仕上がりと耐久性の両立を追求しています。
IICが選ばれている理由
IICでは、施工技術はもちろん設備や品質管理のすべてにいおいて国内最高水準で整っています。施工は全てクリーンブース内で行い、温度・湿度・照明を最適に保つことで、ホコリや水泡のない美しい仕上がりを実現します。
車種別データをもとにしたプレカット施工を採用しており、ボディを直接カットせず安全に貼り付けることができます。使用しているのは、世界的に評価の高いXPEL社製フィルムです。艶を活かす「ULTIMATE PLUS」とマット質感を保つ「STEALTH」を使い分け、車の個性に合わせて最適な仕上がりを提供しています。
さらにIICでは、施工後のプロテクションフィルム専用メンテナンスも受けられます。フィルムの端や浮きを整え、コーティング処理を施すことで防汚性や耐候性を回復させ、寿命を延ばすことができます。施工からアフターケアまで一貫して任せられる点も、IICが多くのお客様から支持されている理由です。
プロテクションフィルムの施工実績
IICでは、日々多くのお客様の愛車にプロテクションフィルムを施工しています。施工頻度はほぼ数日おきで、国産車から輸入車、SUV、スポーツカーまで幅広く対応しています。特にフェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン、ポルシェといったスーパーカーの施工実績も豊富で、高価な塗装にも安心して対応できる技術力を備えていますので安心です。
経験を重ねた専門スタッフと専用設備により、車種やボディ形状を問わず、複雑な曲面にもムラなく仕上げることができます。実際の施工事例や作業の様子などは下記ページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
・カービューティーアイアイシーのプロテクションフィルム施工事例
西葛西からのアクセス・予約方法
IICは千葉県市川市田尻1-3-9にあり、西葛西から車でおよそ25〜30分ほどでアクセスできます。首都高速湾岸線を利用すれば、渋滞がなければ20分前後で到着することも可能です。電車の場合は、東京メトロ東西線「西葛西駅」から「原木中山駅」まで約13分、駅から徒歩で約10分の距離にあります。
また、施工期間中は事前予約で無料代車の貸し出しも行っており、車を預けている間の移動もご安心ください。予約は公式サイトの専用フォームまたは電話で受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
プロテクションフィルムに関するよくある質問

プロテクションの仕組みや施工メリット・デメリット、価格などについて解説してきましたが、実際に依頼するうえでまだまだ気になることがあるという方もいるのではないでしょうか。ここでは、プロテクションフィルムに関する4つのよくある質問に答えていきます。
自分で貼ることはできる?
プロテクションフィルムは自分で貼ることもできます。近年はDIY用の商品も販売されており、カット済みタイプであれば比較的扱いやすいものもあります。ただし、これらはヘッドライトやドアエッジなど一部のパーツ専用がほとんどで、ボディ全体に貼るのは非常に難しい作業です。
施工範囲が広くなったり、曲面が多い部分になるほど、温度管理や貼り付け角度などの技術が求められ、経験や知識がないとシワや気泡が入りやすくなります。また、専用の施工設備がないため、広範囲を綺麗に貼るのはほぼ不可能です。小さなパーツ以外は、専門店に依頼するのが安心です。
DIY商品とプロ施工で貼り方は違う?
DIY商品とプロ施工では、プロテクションフィルムの貼り方がまったく異なります。DIY用のフィルムは誰でも扱いやすいように作られていますが、厚みが薄く、密着力や耐久性はプロ仕様のものに比べて劣ります。
プロ施工では、下地洗浄や脱脂、位置合わせ、水抜き、ヒートガンによる定着といった工程を、温度や湿度を一定に保ったクリーンルームで行います。フィルムの引っ張り具合や角度を少しでも誤ると、数日後に白濁や端の浮きが発生してしまうため、熟練した職人の技術が欠かせません。正しく施工されたプロの仕上がりは、貼っていることが分からないほど自然で美しく、耐久性も大幅に向上します。
施工後のメンテナンス方法は?
施工後は、汚れが気になったタイミングで中性シャンプーを使った手洗い洗車を行うのが基本です。フィルム表面をやさしく洗い、濡れたボディの拭き取りも通常の洗車と同じ方法で問題ありません。ただし、高圧洗浄機を使用する場合は、ノズルを30センチほど離して使用し、フィルムの端に直接当てないよう注意が必要です。強い水圧がかかると剥がれの原因になります。
また、施工後すぐはフィルムを安定させるために、2〜3日ほど洗車を控えましょう。完全に定着した後は、通常のメンテナンスで長期間美しい状態を保てます。IICでは、施工後の防汚性や耐候性を維持するための専用メンテナンスメニューも用意されており、定期的に依頼することで透明感と耐久性を長く保つことができます。
フィルムの耐久年数は?
高品質なプロテクションフィルムであれば、耐久年数はおおむね5〜10年です。XPELや3Mといった主要メーカーの製品には、黄ばみやひび割れに対する長期保証も用意されています。屋内保管や定期的なメンテナンスを行えば、さらに長持ちさせることが可能です。
ただし、屋外駐車や紫外線に常にさらされる環境では、経年によって透明度や艶が徐々に低下するため、定期的な点検とコーティングケアが重要です。
西葛西でプロテクションフィルムを探しているならIICにお任せ

プロテクションフィルムは、愛車を長く美しく保つための大切な施工です。ただし、使用するフィルムの品質や施工環境、技術力によって仕上がりや耐久性が大きく変わるため、慎重にお店を選ぶことが大切です。西葛西周辺にも施工店はいくつかありますが、距離の近さや価格だけで判断してしまうと、思ったような仕上がりにならないケースもあります。
せっかく施工するなら、信頼できる環境と経験豊富なスタッフが揃ったお店を選びたいところです。カービューティーアイアイシー(IIC)は、世界的に評価の高いXPELフィルムを使用し、専用設備と確かな技術で一台ずつ丁寧に施工しています。愛車の美しさと価値を守りたい方は、ぜひ一度IICへお気軽にご相談ください。
 著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
              代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
              現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。










































 
 



































