マクラーレンにはプロテクションフィルムがおすすめ！施工すべき部位や費用の目安を解説｜カービューティーIIC

プロテクションフィルムは、特殊なポリウレタン素材のフィルムをボディ表面に貼ることで、飛び石や汚れなどから塗装を守る保護アイテムです。その厚みはカーコーティングの150倍以上にもなり、物理的ダメージに対して圧倒的な保護力を発揮します。

特にマクラーレンのような高級スーパーカーでは、塗装の補修費用が非常に高額になるため、施工するオーナーが年々増加中です。この記事では、マクラーレンにプロテクションフィルムをおすすめする理由や施工部位、価格相場、実際の施工事例まで詳しく解説します。

マクラーレンオーナーがプロテクションフィルムを選ぶ理由

ボディを汚れや小キズから守る手段としてはカーコーティングが一般的ですが、マクラーレンに関してはプロテクションフィルムを選ぶオーナーが増えています。なぜプロテクションフィルムが選ばれているのか。その背景には、マクラーレンならではの事情があります。ここでは、その理由を3つの視点から詳しく解説します。

カーボンパーツの補修費用が高額であるため

マクラーレンの多くのモデルでは、フロントスプリッターやサイドスカート、リアディフューザーなどにドライカーボン製のパーツが採用されています。これらのパーツは軽量で高剛性ですが、飛び石や擦り傷によるダメージを受けやすく、補修や交換には高額な費用がかかります。

例えば、720Sのカーボン製リアディフューザーは、部品代だけで約80万円にもなります。プロテクションフィルムを施工することで、これらの高価なパーツを物理的なダメージから保護し、補修コストのリスクを大幅に軽減できます。

形状が特殊で細かい箇所まで磨けない

マクラーレンの車体は、空力性能を追求した複雑な曲面やエアインテーク、シャープなエッジが特徴です。これらのデザインは美しさと性能を兼ね備えていますが、手作業での磨き作業やコーティング施工が難しい箇所が多く存在します。

特に、ヘッドライト周辺やサイドエアインテークの内部など、細部まで均一に保護することが困難です。プロテクションフィルムは、これらの複雑な形状にも対応可能で、均一な保護層を形成し、磨き残しやコーティングのムラを防ぎます。

ワイドボディと低重心設計で飛び石の直撃を受けやすい

マクラーレンの車両は、ワイドなボディと低い車高によって、優れた走行安定性とコーナリング性能を実現しています。しかし、この設計により、フロントバンパーやサイドスカート、リアフェンダーなどが路面からの飛び石や砂利の跳ね上げによるダメージを受けやすくなっています。

特に、高速走行時や舗装状態の悪い道路では、塗装面へのダメージリスクが高まります。プロテクションフィルムをこれらの部位に施工することで、飛び石によるチップや傷からボディを効果的に保護できます。

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マクラーレンにおすすめのプロテクションフィルム施工箇所

マクラーレンにプロテクションフィルムが最適であることは理解できたものの、実際にどの部位に貼るべきか分からないという方もいるでしょう。マクラーレンは独自のデザインと走行性能を兼ね備えているため、ダメージを受けやすい箇所や保護しておきたい部位も他の車とは異なります。

ここでは、特に施工がおすすめの部位を4つに分けて解説します。

フロントバンパー・ボンネット｜高速走行時の飛び石対策

マクラーレンの多くのモデルは、低く鋭いノーズ形状が空気を切り裂くようなデザインとなっており、フロントまわりが路面に近い位置にあります。その結果、高速走行中に小石や異物がバンパーやボンネットに当たりやすく、塗装やカーボン面にダメージが集中しやすくなります。

特に720Sのような車両では、細かな飛び石傷が見た目に大きく影響するため、フィルム施工で物理的な衝撃を緩和し、美観と資産価値の維持につなげるのが効果的です。

サイドスカート・リアフェンダー｜巻き上げや泥汚れからの保護

マクラーレンの車体は地上高が低く、ボディサイドがタイヤに近いため、走行中に巻き上がる小石や泥はねがダイレクトに当たりやすい構造です。特に600LTのようなモデルでは、サイドスカートの張り出しやリアフェンダーの膨らみによって、タイヤの飛沫が集中しやすくなっています。

汚れがこびりつくことで洗車傷の原因にもなり、カーボンパーツであれば補修も困難です。プロテクションフィルムを貼っておけば、泥汚れや擦り傷の固着を防ぎつつ、シャープな造形美を清潔なまま保ちやすくなります。

ドアエッジ・ドアカップ｜日常使用での接触キズ防止

マクラーレンのドアは特徴的なディヘドラルドア（上方に開く構造）を採用しており、狭い駐車場などでの乗り降り時に開閉角が大きくなりがちです。その結果、ドアエッジが壁や支柱などに軽く接触してしまうリスクが高まります。また、ドアカップ周辺は鍵や爪によるひっかき傷がつきやすい場所でもあります。

こうした日常のちょっとした動作で発生する小傷は、積み重なると見た目にも悪影響を与えます。プロテクションフィルムをあらかじめ貼っておけば、目立ちにくい透明保護で美観を損ねることなくダメージを防げます。

ヘッドライト・フロントガラス｜紫外線や飛び石からの保護

マクラーレンのヘッドライトは、鋭角で立体的なデザインが多く、デイライトの美しい発光ラインも印象的です。ただし、その造形美ゆえに前方からの飛び石を受けやすく、レンズ面の細かなクラックや黄ばみが目立ちやすい箇所でもあります。

さらに、フロントガラスは超低車高により常に路面に近く、跳ね上げた石や小砂利が直撃しやすい位置にあります。紫外線や微細な衝撃の積み重ねは視認性低下にもつながるため、専用のプロテクションフィルムを貼ることでレンズの劣化やひび割れ、フロントガラスの飛び石ダメージを未然に防ぐことができます。

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【実験動画】プロテクションあり・なしの比較検証｜ワイヤーでゴシゴシ削る！？

個性やデザイン性を楽しみたいマクラーレンオーナーにおすすめの施工部位

プロテクションフィルムは、塗装の質感や色味をそのまま活かせる透明タイプだけでなく、マット調やカラーフィルムを使ったラッピング施工にも対応しています。単なる保護にとどまらず、デザイン性を高めたり、自分だけの仕様を楽しむことも可能です。

ここでは、マクラーレンの美しい造形を活かしながら個性を演出できる、おすすめの施工部位を紹介します。

リアディフューザー｜存在感のある足元を演出

マクラーレンのリアディフューザーは、空力性能だけでなく後方からの印象を決定づける“見せ場”のひとつです。特に765LTのように立ち上がりが強調されたモデルでは、その存在感が際立ちます。

たとえば、ボディカラーと合わせて光沢のあるブラック系フィルムを貼ることで、純正のカーボンと自然に馴染み、リア全体の完成度がぐっと高まります。ディフューザーは路面に近いため視線が集中しにくいと思われがちですが、手を入れることで細部へのこだわりが伝わる、密かなカスタムポイントになります。

ルーフ・ピラー｜ツートーンデザインの映えをキープ

マクラーレンの多くのモデルでは、ルーフやピラー部にブラック系やカーボン素材を配したツートーンデザインが採用されており、車体全体のシルエットや流れるようなラインを際立たせています。このコントラストを長く美しく保つには、質感を損なわないフィルム施工が効果的です。

たとえば、ルーフ全体にマット調やグロスブラックのフィルムをあえて重ねることで、他のボディカラーとの境界がくっきりと強調され、視覚的な引き締め効果も期待できます。色を変えずとも、ツヤ感や風合いを調整することで個性を演出できるポイントです。マクラーレンの美しいバランスをさらに引き立てる工夫として取り入れてみるのもおすすめです。

エンブレム・バッジまわり｜ブランドの象徴を美しく保つ

マクラーレンのエンブレムやバッジは、ブランドの象徴として車両の美観を高める重要な箇所です。これらのパーツは、洗車時の摩擦や飛び石、紫外線などによって劣化しやすい箇所でもあります。

エンブレム周辺に透明のプロテクションフィルムを施工することで、光沢や色味を長期間維持し、細かな傷から保護することが可能です。特に、マクラーレンのような高級車では、細部の美しさが全体の印象を左右するため、エンブレムまわりの保護は見逃せないポイントです。

テールランプ・モール｜クリアな光とシャープな印象を守る

マクラーレンのテールランプは、ボディラインに沿って細く伸びるシグネチャー形状が特徴で、リアディフューザーやボディカラーとの組み合わせによって、精悍さや未来感を演出しています。ここに汚れやわずかな擦り傷が入ると、光の反射が乱れて印象がぼやけてしまいます。

あえて薄いスモーク調のフィルムを重ねることで、クリア感を損なわずにシャープさを引き立てたり、リアビュー全体のコントラストを調整したりするカスタムも可能です。美しさを保つだけでなく、印象を“締める”演出としても有効なポイントです。

マクラーレンのプロテクションフィルム施工価格

プロテクションフィルムの施工価格は「車種・フィルムの種類・施工箇所」で決まります。ボディ全体に施工するフルポロテクションのほか、部分施工も可能です。また、当店では施工セットもご用意しております。

ここでは、専門店・カービューティーアイアイシーのメニューを参考にマクラーレンのプロテクションフィルム施工価格を紹介します。

フロントセットには、フェンダー・ボンネット・フロントバンパー・ヘッドライト・ミラーが含まれています。この他にもカラーラッピングやヘッドライト用のスモークフィルム、プロテクションフィルム用のカーコーティングもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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マクラーレンのプロテクションフィルム施工事例

マクラーレンにプロテクションフィルムをおすすめする理由や最適な施工箇所などについて解説してきましたが、実際の作業の様子や仕上がりのイメージが気になるという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、専門店・カービューティーアイアイシーの施工事例を紹介していきます。

マクラーレン 720SスパイダーにXPELプロテクションフィルムを施工

今回は千葉県からお越しいただきましたお客様のマクラーレン720Sスパイダーに、XPELプロテクションフィルムを施工しました。施工箇所は、フロントセットとフロントガラスです。愛車を飛び石や細かな擦り傷から守りつつ、仕上がりの美しさも重視したいというご要望に応え、施工ではエッジの処理や圧着工程に特に注意を払っています。

720Sスパイダーは曲面の多いフロント形状が特徴で、フィルムが浮きやすい部位もあるため、施工時には温度管理や貼り込み方向にも工夫を加えています。フロントガラスには視界を妨げない高透明フィルムを使用し、安心感と見た目の両立を実現しました。

マクラーレン 720Sスパイダーの施工事例詳細はこちら

マクラーレン 600LTにXPELプロテクションフィルムのフル施工を実施

今回は千葉県からお越しいただきましたお客様のマクラーレン600LTに、XPELプロテクションフィルムを施工しました。施工箇所は、ボディ全体のフルプロテクションです。高い走行性能を持つ600LTを飛び石や擦り傷からしっかりと守るため、XPEL ULTIMATE PLUSを使用して全体をカバーしました。

施工は空気中のゴミや静電気の影響を最小限に抑えるため、密閉された作業ブースで実施。床や周辺機材を水で湿らせ、空中に舞う塵の付着を防ぐ工夫を行っています。

また、フィルム貼付時には異物混入を防ぐために、目視確認やスプレーでのミスト散布を徹底しています。美観と耐久性を両立するため、一工程ごとに繊細な配慮を重ねた施工となりました。

マクラーレン 600LTの施工事例詳細はこちら

マクラーレン 600LTにXPELプロテクションフィルムのフロントセットを施工

今回は東京都からお越しいただきましたお客様のマクラーレン600LTに、XPELプロテクションフィルムを施工しました。施工箇所は、フロントセットとリアバンパー左右です。繊細なデザインが特徴の600LTに対して、XPEL ULTIMATE PLUSを用いた部分施工を実施しました。

特に複雑な曲面を持つドアミラーは、従来の三分割データをあえて二分割で貼り込み、繋ぎ目が目立たないよう工夫しています。視覚的な快適性と施工後のメンテナンス性を両立させるため、パーツごとの面積や視認性に応じて貼り分けを調整。プレカットフィルムの形状を活かしながら、美観と保護性能のバランスを意識した仕上がりとなりました。

マクラーレン 600LTの施工事例詳細はこちら

マクラーレン 600LTの既存フィルム剥がしと再施工を実施

今回は茨城県からお越しいただきましたお客様のマクラーレン600LTに、XPELプロテクションフィルムを施工しました。施工箇所は、カーボンパネル左右6カ所とリアフェンダー左右の合計8カ所です。ご入庫時に既存のフィルムが貼られていたため、まずは下地処理として丁寧な剥離作業からスタートします。

糊残りや塗装への影響を避けるため、お湯と薬剤を併用して粘着跡をしっかり除去しました。施工ではカーボン特有の繊維目が美しく見えるよう、ゴミや気泡の混入を防ぐミスト散布や目視確認を徹底しています。とくにロゴまわりはズレや浮きを防ぐために精密な位置合わせを行い、仕上がりの完成度にこだわりました。

マクラーレン 600LTの施工事例詳細はこちら

マクラーレン 765LTにXPELプロテクションフィルムを施工

今回は東京都からお越しいただきましたお客様のマクラーレン765LTに、XPELプロテクションフィルムを施工しました。施工箇所は、車両全体へのフルプロテクションとフロントガラスへのクリアプレックスです。購入時に一部プロテクションフィルムが施工されていたため、まずは既存フィルムの丁寧な除去からスタートします。

765LTはパネル点数が多く、ルーフだけで9分割、扉や足回りまで含めると20箇所以上に及ぶ高密度な施工となりました。特に湾曲のきついパネルやダクトまわりでは、テンション管理を徹底し、剥がれやたわみを防ぐための事前処理を入念に実施。長期的な仕上がりを見据え、細部まで妥協のないフィット感を追求しました。

マクラーレン 765LTの施工事例詳細はこちら

カービューティーIICで施工したマクラーレンプロテクションフィルムの施工事例をご紹介しました。
上記以外の事例はマクラーレンのプロテクションフィルム施工事例ページよりご参照ください

マクラーレンへのプロテクションフィルム施工はお店選びが重要

プロテクションフィルムを美しく仕上げるには、専門知識と高度な施工スキル、そして豊富な経験が必要です。特にマクラーレンは複雑な曲面や独自のドア構造、繊細なカーボンパーツを持つため、細部にまで配慮できる技術力が求められます。

また、静電気や空気中のホコリを抑えるための専用ブースや、温湿度管理ができる設備も仕上がりに大きく影響します。だからこそ、施工店は価格や立地ではなく、「技術と環境」で選ぶことが何より大切です。どのフィルムを使うかよりも、誰がどの環境で施工するかのほうが仕上がりを左右します。

優良なプロテクションフィルム施工店を見つけるポイント

プロテクションフィルム施工においては「どこで施工するか」が仕上がりに直結します。しかし実際には、どのお店が信頼できるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、マクラーレンのような車両に安心して施工を任せられる優良施工店を見つけるために、チェックすべきポイントをご紹介します。

マクラーレンの施工実績が豊富にある

お店選びでまず確認したいのが、プロテクションフィルムの施工実績です。特に重要なのは、カーフィルムやコーティングではなく、プロテクションフィルムに限った施工事例の内容です。マクラーレンのようなスーパーカーの施工経験が豊富なお店であれば、複雑な形状にも対応しやすく、安心して任せることができます。

また、作業の流れやこだわりを写真付きで丁寧に紹介しているお店なら、仕上がりへの意識も高いと判断できます。反対に、完成写真だけで説明がない場合は注意が必要です。

専用の施工設備が整っている

どれだけ技術があっても、設備が不十分な環境では高品質な仕上がりは望めません。施工専用のクリーンブースがあるかどうか、集塵機や空調などの防塵対策がされているかも確認しておきましょう。

プロテクションフィルムは空気中のホコリや静電気の影響を受けやすいため、施工環境の整備は非常に重要です。簡易的な仕切りだけで作業していたり、倉庫の一角のような環境で施工しているお店には注意が必要です。

保証の有無とアフターケアの内容

施工後に万が一不備が見つかった場合に備えて、保証の有無も確認しておきたいポイントです。やり直しに対応しているか、対応期間がいつまでか、ルールが明確に定められているお店を選ぶと安心です。保証書を発行してくれるかどうかも、信頼性を判断する一つの基準になります。

また、洗車やメンテナンスなどのアフターケアが充実していれば、プロテクションフィルムをきれいな状態で長く維持することができます。

関連記事：プロテクションフィルムの正しいお手入れ｜専用クリーナーや洗車機使用の注意点も解説

お店の評判や口コミの内容

これまで紹介したチェックポイントを総合的に確認できるのが、お店の評判や口コミです。とくにGoogleの店舗口コミでは、実際に施工を受けた人の声を通して、料金や接客、仕上がりの満足度、アフターフォローまで幅広く把握することができます。

また、Googleの口コミにはお店側が返信できる機能があるため、低評価や指摘に対してどのような対応をしているのかを見ることで、対応力や誠実さも判断できます。お店選びで迷った際は、口コミを参考にするのも有効な方法です。

関連記事：プロテクションフィルムは施工業者選びが重要！後悔しないための判断基準と見積もりのコツ

プロテクションフィルムで愛車を守りながらおしゃれを楽しもう

プロテクションフィルムは、カーコーティングの150倍以上の厚みがあり、飛び石や擦り傷といった物理的ダメージに対して高い保護効果を発揮します。補修が難しく、パーツ交換が高額になりやすいスーパーカーには特におすすめです。

なかでもマクラーレンは、複雑なパネル構造や繊細なカーボンパーツが多く、新車時の美観を保ちながらリセール面でもおすすめです。施工する際は、実績や技術、施工環境などを総合的に判断し、信頼できる専門店を選ぶことが大切です。プロテクションフィルムで愛車を守りながら、美しい状態を長く楽しんでいきましょう。