車のコーティング水弾きの違いは何?水の弾き方をプロが徹底解説

著者情報

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。

ガラスコーティングの水弾き(親水タイプ、撥水タイプ、滑水タイプ)どれを選べばよいのか分からない。って悩んでおりませんか?
車のコーティングは基本的に水弾きが3種類存在します。それぞれの水弾きによって特徴や効果効能が異なるので、自分に最適な水弾きを選ぶ必要があります。

この水弾きを間違えてしまうとコーティングが長持ちしなかったり、思ったような効果が得られないなど。コーティング施工で失敗してしまうことにも繋がります。

当記事では、親水、撥水、滑水の特徴や効果効能、選び方について詳しく解説していきますので、参考にして頂ければ幸いです。

車のコーティングの水弾きは3種類

ガラスコーティングの親水性と撥水性の違い

車のガラスコーティングには、親水、撥水、滑水タイプの3種類が存在します。この水弾きは水の弾き方が異なります。
上記、画像のように親水タイプは塗装面に水滴が馴染む性質があります。一方、撥水タイプは水滴がコロコロと弾く性質があり、滑水タイプは撥水と親水の中間にあたるコーティングとなっております。

各種水弾きの特徴、メリット・デメリット

親水タイプ

親水タイプの水弾き

親水タイプのコーティングは水滴が塗装面に馴染む性質があり、酸性雨が残留しづらいためイオンデポジットやウォータースポットが付着しづらくなります。自浄性能(セルフクリーニング効果)が高く、雨で汚れが流れ落ちやすいという特徴があります。

親水による水弾きのメリット

・雨で汚れが流れ落ちやすい(セルフクリーニング効果)
・耐シミ性能に優れる<
・洗車の回数が減る

親水による水弾きのデメリット

・洗車時の汚れ落ちが撥水や疎水に比べ悪い
・光沢が撥水や疎水に比べ衰える

~親水タイプの水弾きを動画で見る~

参考になる記事: 親水コーティングの特徴やメリット,おすすめコーティング剤を解説

撥水タイプ

撥水性

撥水タイプのコーティングは水滴がコロコロと玉になって弾く性質があり、汚れや水を弾くため洗車時の汚れ落ちが非常に高くなります。しかし、塗装面に水滴が残留しやすく水滴がレンズ効果の役割を果たし、イオンデポジットやウォータースポットなどの水シミが付着しやすいという特徴があります。

撥水の水弾きによるシミ

撥水コーティングのメリット

・撥水効果による洗車時の汚れ落ちが抜群
・親水の水弾きに比べ光沢が向上する
・雨天走行や洗車時にコーティングがかかっている満足度が得られやすい

撥水による水弾きのデメリット

・イオンデポジットなどのシミ汚れが付着しやすい
・雨が降った後に汚れが残留しやすいため汚れが目立つ

参考になる記事:イオンデポジットが付着する原因と対策について

~撥水コーティングの水弾きを動画で見る~

滑水タイプ

疎水性

滑水タイプのコーティングは撥水と親水タイプの中間のような水弾きをします。文字通り水滴が転がりやすいためボンネットやルーフなどに付着した水滴が流れ落ちやすいという特徴があり、撥水タイプに比べ水シミが付着しづらくなります。

疎水による水弾きのメリット

・水玉がコロコロ弾くため洗車時の汚れ落ちが抜群
・水滴が塗装面に馴染む性質があるため撥水に比べシミが付きづらい
・光沢に優れ輝きに深みが増す
・雨天走行や洗車時にコーティングがかかっている満足感が得られやすい

~疎水コーティングの水弾きを動画で見る~

以上、各種水弾きによるメリット・デメリットでした。
次の章では、自分の車にはどの水弾きが最適か。ということについて詳しく解説していきます。

自分の愛車に最適な水弾きの選び方

愛車を綺麗に保つ上でコーティングは必要不可欠です。しかし、どの水弾きを選ぶかによって数年後のボディの状態は大きく変わるでしょう。
その理由は、車を保管する環境や洗車の頻度、ボディカラーによって最適な水弾きは異なります。この章ではどの水弾きを選べばよいのか。わかりやすく解説していきますので参考にして下さい。

駐車環境と車のボディカラー、洗車頻度で選ぶ水弾き

コーティングの選び方

最適な水弾きは上記のように洗車頻度と駐車環境、そしてボディカラーによって異なります。水滴が弾くタイプのコーティング(撥水や滑水)は親水の水弾きに比べ、水シミの原因であるイオンデポジットやウォータースポットが付着しやすくなります。そのため、駐車環境が青空駐車で濃色車のボディは親水もしくは疎水タイプの水弾きが最適でしょう。一方、屋内駐車でマメに洗車する場合はシミ汚れが付着しづらいため、汚れ落ちが良い撥水や滑水を施工することをおすすめします。

水弾きごとのおすすめコーティング

IICのおすすめ親水コーティング

SCHILD®シールド

コーティング専門店で施工する親水コーティングおすすめ1位はSCHILD/シルトシールドです。
シルトシールドは揮発溶剤を除く成分のコーティング濃度が90%と非常に高く、経年劣化、自然劣化が起こりづらいガラスコーティング膜を形成します。親水性にも優れ水滴になりづらく、塗装面に水滴が残留しづらいため、イオンデポジットやウォータースポットなどのシミ汚れを防止します。

商品ページ:シルトシールド親水性:5年サポート

IICのおすすめ撥水コーティング

System X

SystemXは、アメリカの航空宇宙産業に特化した特殊コーティングの研究開発会社が開発しました。
最も過酷な環境で耐性が求められる航空機や船舶のコーティング剤として利用されており、国際的に有名な航空会社など、先端技術を求める多数のクライアントに選ばれています。

IICのおすすめ滑水コーティング

ジーガード

G.Guard/Slide(G.ガード、スライド)は浸透型のガラスコーティング膜を形成します。塗装面にコーティング膜を浸透させるため、塗装そのものを強化させることが可能な製品です。3~7層の被膜を重ね塗りするため光沢・艶が向上し、長期間愛車を美しく保ちます。

商品ページ:G.Guard/hydroコーティング親水:3~7年サポート

トータルカービューティーIIC

IICでカーコーティングをするメリット

深い輝き(光沢)が得られる

IICのカーコーティングは
深い輝き(光沢)が得られる

IICのカーコーティングは使用するコーティング剤の被膜が厚い商品を使用します。また、施工後に遠赤外線ブースにて熱乾燥、湿度乾燥を行うことによりコーティング被膜を完全硬化させます。自然乾燥時に比べ光沢が向上するというメリットが得られます。

硬度が高くなり塗装が強くなる

IICのカーコーティングは
硬度が高くなり塗装が強くなる

コーティング被膜を自然乾燥させると完全硬化までに1カ月程度かかり、その間に硬度は徐々に高くなっていきます。遠赤外線ブースにてコーティング膜を強制的に硬化させることにより、瞬時に硬度が高くなるためスクラッチ傷などの微細な小傷が付着しにくくなる効果が得られます。

密着性が高く寿命が長い

IICのカーコーティングは
密着性が高く寿命が長い

IICでのコーティング施工時は純水による洗車や下地処理を行うため、水道水に含まれるカルキや塩素、ミネラル分などの不純物をカットすることが可能となります。そのため塗装面に不純物が残留しづらくなるためコーティング被膜の密着性が向上し寿命が向上します。

アフターフォロー

IICのカーコーティングは
アフターフォローが手厚い

車のコーティングは施工後のメンテナンスが重要と言っても過言ではありません。コーティング施工後に付着する汚れや紫外線や熱によるダメージをコーティングメンテナンスで補修することでコーティング被膜を常に最高の状態に保たせることが可能となります。

無料点検洗車

IICでカーコーティング施工後
1カ月以内に無料点検洗車を実施

IICのカーコーティングは全種1カ月以内に無料の点検洗車を実施しております。お客様が求めるものとIICがご提供したものに相違がないかチェックすると同時にコーティング被膜の点検を行い効果効能や硬化不良などの問題がチェックさせていただきます。

無料代車

施工期間中の無料代車の
貸し出しと駅までご送迎

IICでカーコーティングを施工期間中は無料代車の貸し出しもしくは駅(東西線:原木中山駅)までご送迎を行っております。施工期間中もお客様に安心してお任せいただけるようにサービスを強化しておりますのでご予約時にお申し付けください。

まとめ

車のコーティングには、親水、撥水、滑水タイプのコーティングがあることをご説明させていただきました。

コーティングの水弾きによって得られる効果や特徴が異なるので、ご自身の駐車環境や洗車頻度、ボディカラーに応じてコーティングを選ぶことが重要となります。
間違ったコーティングを選んでしまうと、コーティングが長持ちしなかったり、思ったような効果が得られないなど様々なリスクがあるので、しっかりと選ぶようにしましょう。

最後まで当記事をお読みいただきまして誠にありがとうございます。車のコーティング選びの参考にして頂ければ幸いです。