
近年はバイクコーティングを施工する人が増え、それに伴い多くのコーティング剤が登場しています。プロ向けの高性能な製品から、扱いやすさを重視したDIY用まで種類はさまざまです。施工を検討しており「最強のコーティング剤はどれか」と迷っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、最強のバイクコーティングとは何なのか、最強の施工を体感できる専門店の選び方などについて分かりやすく解説していきます。
当記事でわかる事 ・最強のバイクコーティングで専門店をおすすめする理由 ・最強のバイクコーティングを施工できる専門店の選び方 ・最強のバイクコーティング剤を見つけるために知っておきたい溶剤の種類 ・専門店がおすすめする最強バイクコーティング ・DIY向けの最強バイクコーティング剤 |
結論:最強のバイクコーティングは専門店での施工
コーティングは、溶剤を塗って乾燥させるだけとイメージされがちですが、施工には専門的なスキルと経験が必要です。溶剤を塗布する前の下地処理作業や、塗った後の乾燥工程まで徹底した管理が求められます。
極端な例えではありますが、プロが徹底した下地処理を行った後に最も安いコーティングを施工した場合と、経験のない人が下地処理を行い最高級のコーティングをした場合、前者の方が圧倒的に美しく仕上がります。
また、施工後の保護効果や耐久性にも差が生じます。それほど「どこで施工するか」は重要なポイントです。最強のバイクコーティングを体感したい場合、専門店での施工が欠かせません。
最強のバイクコーティングで専門店をおすすめする理由
前述の通り、最強のバイクコーティングを求めるなら専門店での施工が欠かせません。とはいえ「本当にそこまで違いが出るのか」と、疑問に感じている方もいるはずです。DIY施工と比べて費用が高めなことに不安を抱く方もいるでしょう。ここでは、専門店での施工がなぜ仕上がりや効果に大きな差を生むのか、その理由を具体的に紹介します。
施工設備や機材が最も整っている
コーティングをしっかりバイクのボディに定着させるには、専用の器材や設備が欠かせません。たとえば、下地処理の際にボディを磨く専用機材や、脱脂洗浄時に使う純水処理装置、湿度や温度を管理したクリーンブース、スプレーガンによる細部への施工、熱乾燥装置による完全硬化などが挙げられます。このような設備の有無によって、仕上がりや耐久性には大きな違いが出てきます。
コーティング経験が豊富で下地処理技術が高い
コーティングで圧倒的な艶や光沢を感じられるのは、溶剤を塗る前の下地処理が大きく影響しています。専門店での施工では、下地処理として鉄粉や汚れなどを取り除き、徹底して表面をきれいに磨き上げます。
経験が浅い人では気づけないような細かい線キズまでも丁寧に磨き、その上からコーティング被膜を形成するため、透明感のある美しい艶が生まれます。DIY施工のように、洗車だけで不純物をざっと取り除く作業とは仕上がりに大きな差が出ます。
プロ仕様の高品質なコーティング剤を扱っている
コーティング剤にはさまざまな種類がありますが、専門店で扱われているものはDIY用では手に入らないプロ仕様がほとんどです。成分の違いにより一概にどれが最強とは言えませんが、プロ仕様の商品は濃度が高く品質も優れている一方、取り扱いには高い技術と整った設備が求められます。
専門店ならではの技術と高品質な溶剤の組み合わせによって、最強のバイクコーティングが実現します。
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最強のバイクコーティングを施工できる専門店の選び方
コーティング専門店の技術と高品質な溶剤を掛け合わせることで、最強の施工を体感できます。とはいえ、すべての専門店が高い技術や十分なノウハウを持っているとは限りません。「専門店」とうたいながら、設備や機材が整っておらず、下地処理も徹底されていない店舗もあるのが実情です。
そのため、お店選びは最強のバイクコーティングを体感するうえで最も重要なポイントといえるでしょう。ここでは、信頼できる専門店を選ぶ際のチェックポイントを解説します。
作業にこだわりがあり施工設備や機材が充実している
品質の高い施工には、各工程に応じた設備や機材が欠かせません。お店のホームページなどで、以下のような設備がそろっているか確認してみましょう。
・各工程用ブース:下地処理専用ブースや施工専用のクリーンブースなどが完備されているか
・純水処理装置:ミネラルを含まない純水で洗車することで、ボディに余計な膜が残るのを防げる
・磨き機材:バイクは細かいパーツが多いため、サイズや種類の異なるポリッシャーが必要
・施工機材:スプレーガンなどがないと、エンジンまわりやホイールの奥までしっかり施工できない
・熱乾燥装置:通常は数週間かかる完全硬化を数時間に短縮でき、納車時には強固な被膜が仕上がる
すべての機材がそろっていなければダメというわけではありませんが、最低でも専用ブースが用意されており、カーテンなどの簡易な仕切りではない環境のお店を選ぶようにしましょう。
バイクコーティングの施工実績が豊富にある
バイクコーティングの施工実績が豊富かどうかも重要です。お店のホームページで施工事例の内容を確認してみましょう。このときに注意したいのが、カーコーティングを含めた施工数ではなく、バイクコーティングだけの事例数を見極めることです。あわせて施工車種や施工箇所、作業工程へのこだわりもチェックしてみてください。
事例ごとに作業内容やこだわりを丁寧に紹介しているお店であれば安心です。反対に、完成写真だけが掲載されていて、どんな作業を行ったのか、何にこだわったのかが一切説明されていない場合は、事前に問い合わせるなどして確認しておくとよいでしょう。施工写真から使用機材や店内の整理整頓具合なども確認できます。
コーティング剤の種類が豊富にある
コーティング剤は商品ごとに特徴が異なります。たとえば、最上級の耐久性と深い艶が特徴のセラミックタイプ、品質とコストのバランスに優れたガラスタイプ、お試し感覚で施工できるリーズナブルなポリマータイプなどが代表的です。さらに、同じタイプの中でもさまざまな商品が存在します。
まずは、自分の目的や好みに合ったコーティングが用意されているかを確認しましょう。なぜその商品を扱っているのかといった説明があれば、お店側のこだわりや方針も見えてきます。
関連記事:車のコーティングは全4種類!各特徴と愛車にマッチする種類の選び方
アフターケアが充実している
コーティングの効果を長く保ち、愛車を美しい状態で維持するためには、施工後のアフターケアが欠かせません。コーティングは定期的なメンテナンスが必要であり、普段のお手入れとは異なる専門的な対応が求められます。
だからこそ、アフターケアメニューがしっかり用意されていて、車体の状態に合わせた対応をしてくれるお店を選ぶべきです。「何かあれば持ってきてください」といった曖昧なスタンスのお店では、思ったような対応がされなかったり、再施工を提案されたりする可能性があるため注意しましょう。
利用者の口コミや評判が高い
ここまで紹介してきた各ポイントを総合的に調べられるのが、利用者の口コミや評判です。評価の悪いお店には必ず理由があるため、内容をしっかり確認することが大切です。口コミでは、メニューの内容や設備の充実度、施工後の対応、スタッフの接客態度などを見ておきましょう。
とくに参考になるのがGoogleの口コミで、利用者の声に対してお店が返信しているケースも多く、指摘に対する姿勢から信頼性を判断できます。ただし、事実と異なる過剰な悪評も存在するため、内容は冷静に見極めるようにしましょう。
関連記事:バイクコーティングは専門店がおすすめ!失敗しないお店選びのポイントと優良施工店を紹介
最強のバイクコーティング剤を見つけるために知っておきたい溶剤の種類
最強のコーティングといっても、その評価基準は人によって異なります。たとえば、耐久性を重視する人もいれば、艶や施工価格を優先したい人もいるでしょう。コーティングには主に4つの種類があり、それぞれ特徴や適性に大きな違いがあります。ここでは、それぞれのコーティング剤の特徴についてわかりやすく解説します。
ワックス|コスパと施工性に優れている
ワックスとは、油脂成分を主成分とした簡易的なコーティングとなり、みずみずしく自然な艶が特徴で、見た目の仕上がりを手軽に楽しめます。価格も非常に安く、市販品を使って誰でも簡単に施工できるのが魅力です。
ただし、あくまで艶出しを目的としたものであり、耐久性はほとんど期待できません。雨がふるとすぐに流れ落ちてしまうため、効果は一時的です。そのため「お出かけ前に一時的にきれいにしたい」「とにかく安く済ませたい」という人に向いています。
ポリマーコーティング|圧倒的な艶が人気
ポリマーコーティングとは、合成樹脂を主成分としたコーティング剤のことです。
ガラスコーティングなどにはない「ヌルテカ」な艶が特徴で根強い人気を誇ります。ワックスよりも持続性に優れ、長くて半年ほどの効果が続くとされています。
施工も比較的簡単で、DIY用商品も多く出回っており、手軽に施工できる点が人気の理由です。ただし、耐熱性や防汚性はあまり高くなく、雨や紫外線の影響を受けやすい点には注意が必要です。
駐車環境などにもよりますが、一般的な寿命は2~3ヵ月となります。艶に特化した商品でコスパも重視したいような方や、とりあえずお試しでコーティング効果を体感してみたいといった方に向いています。
関連記事:ポリマーコーティングのメリット, デメリットや自分で施工する方法
ガラスコーティング|透明感のある光沢と耐久性
ガラスコーティングは、ガラス成分を含む溶剤を塗装面に定着させ、ガラスのような透明被膜をつくるタイプのコーティングです。見た目は自然な光沢があり、塗装の色味を引き立てる透明感が特徴です。耐久性に優れ、製品にもよりますが寿命は3~5年が一般的です。
さらに、防汚性や撥水性にも優れており、洗車の手間を軽減できる点も魅力です。現時点での主流となっているコーティングで耐久性と仕上がりの美しさを体感できます。「見た目も保護もバランスよく手に入れたい」「メンテナンスの手間を減らしたい」という方に向いています。
関連記事:ガラスコーティングはしない方がいいって本当?理由を徹底解説
セラミックコーティング|圧倒的な艶と耐久性
セラミックコーティングとは、二酸化ケイ素(SiO₂)や窒素などを含んだ高密度の被膜を形成するコーティングです。非常に強い耐久性と深みのある艶を両立できるのが最大の特徴です。
耐候性・防汚性・耐薬品性にも優れており、製品によっては5~7年の耐久性を誇るものもあります。現存するコーティングの中で最上級の品質を誇り、基本的に専門店での施工となります。とにかく品質と美しさにこだわりたい、アフターケアも含め5年以上効果を実感し続けたいような方におすすめです。
関連記事:セラミックコーティングとは?効果,費用,特徴と商品を徹底解説
専門店がおすすめする最強バイクコーティング
コーティング専門店・カービューティーアイアイシーは、最上級の品質にこだわり、豊富な施工実績を持つプロショップです。当店が自信を持っておすすめする最強のバイクコーティングがセラミックコーティングのSystem X です。これはアメリカの航空宇宙産業に特化した企業が開発したもので、飛行機や船舶など、バイクよりも過酷な環境で使用される機体の外装を保護する目的で生まれました。
System Xは9Hという非常に高い硬度を持ち、ガラスコーティングとは比べものにならない厚みのある被膜によって、圧倒的な耐久性と深みのある美しい艶を実現します。
耐熱温度も760度と非常に高く、エンジンやマフラーにも安心して施工できます。
さらに疎水性にも優れており、軽い雨でも汚れが流れ落ちやすいため、日常的に美しい状態を保ちやすくなります。
ラインナップは3年〜10年耐久の5種類があり、予算や目的に応じて最適な施工が可能です。
また「塩害を起因としたサビ対策のバイクコーティング」としては特に有効です。コーティング専門店による従来の業務用バイクコーティング剤は、耐熱性能が高い利点から主にガラスコーティング剤を採用しているショップがほとんどですが、酸性やアルカリ性を含む「溶剤」には弱く、道路に含まれる塩カルに対しても弱点に成り得るという特性があります。
対してSystem Xセラミックコーティングは、ガラスコーティングよりも耐薬品性能、塩害性能に特に優れます。
その他の違いについてはガラスコーティングとセラミックコーティングの違いをIICが解説の記事に詳しく執筆しておりますので、気になる方はご参照ください。
【システムXコーティング塩水ストレステストによる色変化】
①未処理パネル 上記4枚を使用した「塩水ストレステスト」では、System Xを施工したパネル以外が錆による色変化が見られ、結果として驚異的な耐塩水性能を発揮しました。 |
総合的に高い効果性の期待値と、1部のコーティング専門店でしか取り扱っていない理由から、お値段が高いのがセラミックコーティング剤となりますが、バイクの美観に対してこだわりのあるオーナー様にはおすすめです。
・カービューティーアイアイシーのバイクコーティング施工事例はこちら
DIY向け|最強のバイクコーティング
近年では、経験がない方でも気軽に施工できるDIY向けのコーティング剤が多く登場しています。費用を抑えながらも、コーティングの効果をしっかり実感したいという方におすすめです。当店でも、品質はそのままに施工性を高めたDIY専用の商品を多数取り揃えています。ここでは、その中でも特に品質が高く、最強といえる3つのコーティング剤をご紹介します。
耐久性重視|SCHILD®ガラスコーティング剤
SCHILD®ガラスコーティング剤は、完全硬化型の高性能ガラス被膜を形成するDIY向け商品です。プロ施工でも使われる成分濃度と品質を持ちながら、初心者でも扱いやすい施工性を実現しました。
紫外線や熱による塗装の劣化を防ぎ、防汚性や耐スクラッチ性にも優れたバランスのよいコーティングです。
光沢も非常に高く、塗装本来の美しさを引き立てます。水洗いで汚れが落ちやすく、セルフクリーニング効果によって日々の洗車も楽になります。濃色車や青空駐車のバイクに特におすすめできる、耐久性重視のガラスコーティング剤です。
・SCHILD®ガラスコーティング剤25ml 滑水タイプはこちら
・SCHILD®ガラスコーティング剤25ml 親水タイプはこちら
施工性重視|SystemX RENEW
SystemX RENEWは、ガラスコーティング未施工の車両でもコーティング剤として使用できる、高性能な超疎水リキッドコーティング剤です。本来はコーティング施工後のメンテナンス用に開発された製品ですが、未施工のバイクにもそのまま使用でき、艶と撥水性をしっかり与えてくれます。
ムラになりにくく初心者にも扱いやすいため、手軽に濡れたような深い光沢と滑らかな仕上がりが得られます。ボディ以外にもホイールやプラスチックパーツに施工可能です。
月1回の使用で効果が持続する、施工性に優れた高コスパ商品です。
コスパ重視|SCHILD® 滑水リキッド
SCHILD® 滑水リキッドは、スプレーして拭き上げるだけで滑水性の被膜を形成できるガラスコーティング剤です。初心者でもムラになりにくく、洗車後の塗装面に簡単に施工できる手軽さが魅力です。3〜6ヶ月持続する高耐久性を備えており、光沢のある美しい艶と、防汚性・セルフクリーニング性能も発揮します。
雨や湿気にも強く、施工後すぐに雨に濡れても問題ありません。紫外線や熱、花粉などから塗装面を守り、軽度な汚れの除去効果も期待できます。コーティングの効果を気軽に取り入れたい方や、コスパを重視したい方にぴったりの1本です。
最強のバイクコーティングに関するよくある質問
最強のバイクコーティングを体感するためのお店選びや、コーティングの種類、おすすめの商品などについて解説してきましたが、施工するうえでまだまだ気になることがあるという方もいるのではないでしょうか。
最後は、最強のバイクコーティングに関する7つのよくある質問に答えていきます。要望に合ったコーティングを見つけるうえで参考にしてみてください。
バイクコーティングって本当に必要?
絶対に必要というわけではありません。ただし、愛車をきれいな状態で保ちたい方にとっては欠かせない存在といえるでしょう。また、施工後のお手入れが楽になる点も魅力です。
撥水効果によって汚れの固着を防ぎ、水をかけるだけで表面の汚れがスッと流れ落ちます。さらに、水をはじくことでふき取りも簡単になり、ブロワーを使えばエンジンやホイールまわりの水気や汚れも飛ばしやすくなります。美しい状態を維持したい方には、施工をおすすめします。
関連記事:バイクコーティングとは?必要性や料金相場・DIY方法・専門店選びのポイントを解説
コーティング専門店とDIYでの施工の違いは?
作業内容による仕上がりと総合的な効果性です。
【コーティング専門店】 ボディに付着した鉄粉や油分などを除去したうえで、専用機材による磨きなど徹底した下地処理が施されます。その後、湿度や温度を管理した専用ブースでコーティングを塗布し、熱乾燥で被膜を硬化させるのが一般的です。【DIY施工】 洗車は出来るものの、磨き作業までは難しく、施工も屋外や屋根下での手塗りと自然乾燥が主流です。 |
「CR-1」ってどんなコーティング?
CR-1は、株式会社バイクフォーラムが開発・提供するバイク専用の完全無機ガラスコーティングです。
純度100%のガラス成分によって構成され、耐熱温度は1300℃以上、硬度は9Hと非常に高く、エンジンやマフラーなど高温部にも施工可能です。
全国の認定プロショップのみで取り扱われ、下地処理から施工・メンテナンスまで一貫した体制が整っています。塗装面に強固な被膜を形成し、長期間にわたり深い艶と保護性能を維持できる、信頼性の高いバイクコーティングです。
バイクコーティングの費用相場は?
バイクコーティングの費用は、施工内容や車両サイズによって大きく変わります。
【DIYバイクコーティングの場合】 ・スプレータイプ:2,000〜3,000円 ・ガラス系:5,000〜15,000円【コーティング専門店の場合】 ・ポリマー系:15,000〜50,000円 ・ガラスコーティング:30,000〜110,000円 ・セラミックコーティング:55,000〜150,000円 |
費用はかかりますが、その分効果や仕上がりに大きな差が出ます。
関連記事:バイクコーティングの費用は?専門店と自分で施工する場合の料金差と安く抑えるコツを解説
最強の溶剤の選び方は?
硬度や耐久性をチェックしましょう。
硬度は9H以上が目安で、耐久年数も長いほど効果が続きます。さらに、撥水・疎水などの水弾き性能も使用環境に合わせて選ぶポイントです。
見た目重視なら撥水、シミの防止重視なら疎水や親水タイプがおすすめです。加えて、ムラになりにくい施工性や、専門店での採用実績があるかどうかも大切です。用途と好みに合わせてバランスよく選ぶことが大切です。
一番硬いコーティングって何?
2025年6月時点で、現存するコーティングの中で最も被膜が硬いとされているのはセラミックコーティングです。その硬さは9H前後となり、塗装面に強固な保護層を形成し、小さなキズや擦れからしっかり守ってくれます。一般的なガラスコーティングの中にも、同程度の硬さを持つ製品が存在します。
どちらも施工後は塗装表面にツヤと滑らかさを与え、美観と耐久性を両立できるのが特徴です。
なおコーティング硬度を表する「H(エイチ)」は鉛筆硬度の事となり、数値が大きいほど表面が硬くキズに強くなることを示しています。
参考記事:鉛筆硬度9Hコーティングってキズ入らないの?疑問を徹底解説
艶出しのコーティングでは何がおすすめ?
どのコーティング剤でも艶は出ますが、タイプごとに印象は異なります。
ワックス:みずみずしく自然な艶 ポリマーコーティング:ヌルテカ感のある濃い艶 ガラスコーティング:透明感のあるすっきりとした艶 セラミックコーティング:深みのある艶 |
また、ボディにキズが多い状態では艶も映えにくくなります。
最上級の艶を求めるなら、下地処理を丁寧に行ったうえで、高品質なコーティング剤を使用するコーティング専門店での施工がもっともおすすめです。
要望に合った最強のバイクコーティングを体感しよう
最強のバイクコーティングを実現するには、溶剤の性能だけでなく、施工技術や環境にもこだわる必要があります。丁寧な下地処理を行い、専用の設備や機材を備えた専門店で施工することで、その効果を最大限に引き出せます。ただし、すべての専門店が同じレベルとは限らないため、どこに依頼するかの見極めがとても重要です。
また、最強といっても「艶を重視したい」「耐久性を重視したい」など、人によって求めるポイントは異なります。コーティングの種類ごとの特徴や適性を理解したうえで、自分に合ったものを選ぶことが大切です。最適な施工を選べば、これまでにない快適で充実したバイクライフを楽しめるはずです。

著者情報
株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史
2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。