青空駐車にコーティングは必須?最適なコーティングとお手入れ方法



青空駐車で保管している車両は紫外線や酸性雨、花粉や黄砂など様々な影響で塗装面は日々劣化していきます。それらの影響で大切な愛車の塗装面が色あせしてしまったり、酸性雨が付着してしまうとがっかりしますよね?

そうならないためにも青空駐車で保管している方は車のコーティングは必須と言えるでしょう。しかし、青空駐車で保管している全ての方にコーティングをおすすめする訳ではありません。

コーティング施工後に全くお手入れをされない方は汚れが固着したり、塗装面の色あせは必ず起こってしまいます。一方、車を綺麗に保ちたいと願っている方は必ずコーティングをするべきです。

今回記事では、青空駐車におすすめのコーティングと施工後の最適なお手入れについて詳しく解説していきますので参考にして下さい。

著者情報

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。

青空駐車は車にダメージを与える

青空駐車で保管している車は日々劣化しています。その理由は紫外線や酸性雨、花粉や黄砂など塗装面には様々な汚れや紫外線でダメージを受けてしまいます。このダメージは数日ではさほど影響はされませんが、時間が経過するごとに劣化は目に見えるものとして現れます。大きな劣化要因である3つをご紹介していきますので詳しく見てみましょう。

①青空駐車は紫外線によるダメージが加わる

青空駐車の色あせ

近年、地球温暖化の影響によりオゾン層が破壊され、紫外線が非常に強くなっています。この紫外線のダメージを加わると塗装面は色あせ(変色)してしまいます。
上記の画像は紫外線による劣化で色抜けしてしまった塗装面です。上記のように色あせが進行すると見栄えが悪くなり、汚れも固着しやすくなります。
自分で磨いても簡単には落とすことが出来ないのが紫外線による劣化の怖さです。

紫外線で車の塗装が剥離した画像

また、紫外線による劣化が進行すると塗装面のクリア塗装と言われる膜が剥離してしまいます。上記の画像は塗装面のクリア塗装が剥離した画像です。青空駐車は注意しないと色あせや剥離してしまうので注意するようにしましょう。
参考資料:塗装の強さと対候性

②青空駐車は酸性雨によるダメージが加わる

酸性雨で塗装が傷む

青空駐車は雨が降ると塗装面に水滴が付着します。この水滴(雨)は大気中の汚れが水分に混ざり塗装に付着します。この大気中の汚れが混ざった雨は酸性となるため、塗装面に相当のダメージを与えます。
上記画像は大気中の汚れが雨に混ざって塗装面に付着して乾いた画像です。このようにイオンデポジットと言われるシミ汚れを塗装面に付着させてしまい洗車では取れなくなってしまいます。

参考資料:平成30年度酸性雨調査結果について
参考資料:酸性雨による塗膜劣化とその対策

塗装面に侵食した井戸水のシミ

イオンデポジットならクリーナー等で取り除くことが出来ますが、イオンデポジットが進行すると上記の画像のようにウォータースポットとして塗装面に穴ぼこをあけてしまいます。
これは塗装面が陥没している状態となるため研磨作業で消すことは出来ません。

塗装面にイオンデポジットやウォータースポットを付着させないためにも青空駐車のコーティングは必須と言えるでしょう。
参考になる記事:イオンデポジットが付着する原因と対策について

③青空駐車は熱によるダメージが加わる

青空駐車で保管している車両は熱によるダメージが加わります。夏場の炎天下では、塗装面の厚さは濃色車(黒系)で80℃ほどと高温になります。
80℃といえば目玉焼きが出来るほどの熱さです。

車の80℃の塗装面に卵を落としたら5分もたたないうちに目玉焼きが出来ます。その後、目玉焼きが付着した塗装面は熱により焼き付いてしまい媚びりついてしまうでしょう。そのため、花粉や黄砂、排気ガスなどの油汚れが付着した塗装面に汚れが付着することで熱で固着してしまい中々取り除くことが出来なくなってしまいます。

このように、青空駐車の車は紫外線や酸性雨、熱によるダメージを日々受けているのです。ここまででどれだけ塗装面に青空駐車が悪影響なのかをお伝えさせていただきました。次の章では、青空駐車におすすめのコーティングの種類をご紹介していきます。

青空駐車におすすめのコーティング種類とは

青空駐車だからと言ってどんなコーティングでもよい訳ではありません。
この章では青空駐車におすすめのコーティングの種類を詳しくお伝えしていきます。

青空駐車ならガラスコーティングを施工すること

車のコーティングには、油脂系、樹脂系、ガラス系、ガラスと大きく分けて4種類が存在します。
この油脂や樹脂、ガラス系は有機質のコーティングとなるため、熱や紫外線によるダメージを受けやすくなります。コーティングの寿命も種類によりますが2週間~1年ほどの効果しか得られません。

一方、ガラスコーティングは無機質のコーティングとなり、紫外線や熱による劣化を受けづらくなります。耐紫外線性に優れるため色あせが起こりづらく、耐熱性は最大1100℃まで耐えられるため塗装面の劣化を極端に抑えることが可能となります。

青空駐車の車にはガラスコーティングを行うようにしましょう。車のコーティングの種類を詳しく知りたい方は下記のページをご覧下さい。

参考になる記事:車のコーティングは4種類効果や価格を徹底比較

青空駐車にガラスコーティングするなら親水を選ぶこと

車のガラスコーティングには、親水、撥水、疎水の3種類が存在します。

親水タイプの水弾き

青空駐車に親水をおすすめする理由は、親水コーティングは上記画像のように塗装面に付着する水滴が馴染みやすく、水玉になりにくい性質をもちます。

撥水コーティングの水弾き
一方、上記のように撥水タイプなどの水玉になるコーティングだと水滴がレンズ効果の役割を果たし、塗装面にイオンデポジットやウォータースポットなどのシミ汚を付着させます。

撥水の水弾きによるシミ

青空駐車は水滴が太陽光に当ることでレンズ効果をおこし塗装面を陥没させるケースにもなるため、親水コーティングが理想と言えるでしょう。

車のコーティングの水弾きをもう少し知りたい方は下記のページをご覧下さい。

車のコーティング水弾きの違いは何?水の弾き方をプロが徹底解説

青空駐車におすすめのコーティングベスト3位

SystemX

耐薬品性に最も優れたセラミック被膜
SystemX

SystemXのオススメPOINT!耐薬品性最大22μ(ミクロン)圧倒的な光沢最大10年耐久

SystemX(システム・エックス)は耐薬品性に最も優れたセラミック被膜のカーコーティングとなります。systemXは全6種類のラインナップでご用意しております。最大被膜硬度は9Hとなり塗装面を強固に保護するコーティング被膜となります。疎水タイプのコーティング膜で、イオンデポジットなどの水シミが付着も軽減。

詳細はこちら

G.Guard/Gガード

無機質のガラス被膜を形成
G.Guard/Gガード

G.Guarad/GガードのオススメPOINT!青空駐車の方圧倒的な光沢防汚性効果濃色車の方7年サポート

G.Guard/Gガードは塗装面に浸透し塗装そのものを強化する画期的なコーティングシステムです。ガラス被膜を形成する溶剤以外の有機溶剤を一切含まない高性能のガラスコーティングとなります。酸化しづらく紫外線の劣化を受けづらいため長期間塗装面を綺麗に保ちます。吹付け施工のため隅々までコーティングが施せる商品です。

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シルトグラッテ

耐薬品性に優れた超撥水性コーティング
SCHILD® GLATTE

SCHILD® GLATTEのオススメPOINT! 超撥水性能屋根付き駐車の方単色車の方7年サポート耐薬品性能

シルト/グラッテはIICのカーコーティングの中で最も耐薬品性に優れた商品となります。ベースコートに最大被膜硬度9Hのコーティングを塗布し、トップコートには耐薬品性に優れたコーティング剤を形成させるため、自然劣化が起こりづらく長期間撥水性能が持続します。シルトグラッテはSCHILD®の最高峰商品となります。

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青空駐車の車にコーティングした後のお手入れ

マメな洗車

青空駐車の車にコーティングをした後は定期的な洗車が必要不可欠となります。

その理由は、ガラスコーティングをした車でも青空駐車で保管している限り、熱や紫外線、酸性雨、油膜汚れなどの影響でコーティング被膜もダメージが加わってしまいます。
このダメージを軽減させるのがコーティングを施工した後の洗車とメンテナンス作業になります。

先ずは、コーティングした後の洗車についてお伝えします。

青空駐車の最適な洗車頻度

最適な洗車頻度

上記のように、青空駐車のボディは屋内駐車に比べ洗車の頻度が短くなります。
出来れば、上記の図を参考にマメに洗車して上げるようにしましょう。熱による汚れのこびりつきや酸性雨などのシミが付着するのを未然に防ぐようにし、愛車を常に綺麗な状態にしてあげましょう。

青空駐車のコーティングメンテナンス

メンテナンス頻度

最適なメンテナンス頻度は下記の図を参考にして行ってください。
メンテナンスとはコーティング被膜の上に固着した洗車では取れない汚れを落とす作業です。

コーティングメンテナンスを行う方法は自分でも簡単に出来るので参考にしてみて下さい。

まずは、メンテナンスクリーナーを洗車した塗装面に付着させる。

コーティングメンテナンスクリーナー

塗装面を軽く水洗いして汚れを落とした後にメンテナンスクリーナーをスポンジに付着させていきます。
その後、塗装面に縦横均等に塗り込んでいきます。

 

コーティングメンテナンスクリーナーを塗装面に塗り込んでいきます。この作業でコーティング被膜に付着した洗車では取れない汚れや低下した水弾きを復活させることが可能となります。
その後、水洗いで溶剤を洗い流して完成です。

自分でも簡単に出来るメンテナンス剤はプロ使用の業務用メンテナンス剤です。
こちらの製品でコーティングのメンテナンスをすることでコーティングを常に綺麗な状態に保ち綺麗な状態が持続します。

コーティングメンテナンスクリーナー

容量:190ml
価格:2,750円
施工台数約10台分
※上記価格は2020年6月14日現在の価格となります。

以上のように洗車とコーティングメンテナンスを定期的に行うことでコーティングを常に綺麗な状態に保つことが可能となります。
汚れやすい青空駐車の車両にはマメにお手入れをしてあげましょう。

参考になる記事:意外と知らないガラスコーティングした後の手入れ方法をプロが解説

青空駐車のコーティングでよく頂く質問

青空駐車のコーティングでよく頂く質問をまとめました。

1,青空駐車の車で撥水コーティングはNG?

撥水コーティングは絶対にNGという訳ではありません。撥水コーティングはイオンデポジットなどの水シミが付着しやすいため、雨が降ったら濃色車のボディで1週間以内、淡色車で2週間以内に洗車をしてあげればシミになるリスクを抑えられます。そのため、適度に洗車する方でしたら撥水コーティングの方が汚れ落ちも良いのでよいかもしれません。
しかし、洗車を極力したくないと考えている方は撥水は避けた方が良いでしょう。

2,青空駐車の場合はボディカバーしても大丈夫?

ボディカバーをかけることはコーティング被膜に影響は与えませんが、塗装面に細かい擦り傷が付着してしまいます。風が吹いたり、カバーを取り付ける際に塗装とカバーが擦れて細かい傷が沢山付着してしまうのであまりおすすめしません。
しかし、ボディカバーをすることでシミにはならないので傷よりもシミをつけたくないと考えているならカバーも有効です。※必ず擦り傷がつくので予め理解しておきましょう。

3,青空駐車の車にシミがついた場合はどうすれば良いでしょうか。

イオンデポジット除去剤をご使用頂き早めに取り除いてあげて下さい。先ほどもイオンデポジットとウォータースポットの違いをご説明しましたが、イオンデポジットであれば溶剤で簡単に取り除くことが出来ます。しかし、ウォータースポットは簡単には取り除くことは出来ないためウォータースポットになる前に出来るだけ早いタイミングでお手入れしてあげましょう。使用方法は下記の動画をご覧下さい。

イオンデポジット除去方法を動画

自分で簡単にできるイオンデポジット除去剤の購入はこちら

4,ヘッドライトの黄ばみ防止策はありますか?

ヘッドライトは紫外線に弱いため可能であれば駐車の向きを変えて直射日光に極力当たらないようにしましょう。また、西日などがヘッドライトに当るのもよくないため当たらないような駐車をすることをおすすめします。
また、適度にスプレータイプのコーティングなどで保護被膜を載せておきましょう。ヘッドライトは何もしないと紫外線ですぐに傷んでしまうためスプレータイプのコーティングを定期的(月1回)で行うのが有効的です。

Q5青空駐車の車に自分で出来るおすすめのコーティングはありますか?

青空駐車の車にDIYでガラスコーティングを施工するなら親水タイプのコーティング(SCHILD®ガラスコーティング)がおすすめです。SCHILDガラスコーティングは超親水被膜を形成するため、水滴が残留しづらくイオンデポジットやウォータースポットなどの水シミが付着しづらくなります。
また、雨が降ると自浄性能(セルフクリーニング効果)を発揮し雨で汚れが流れ落ちやすくなるため洗車の回数を減らすことも可能となります。

参考になる記事:  車のガラスコーティングを自分で簡単にやる方法をプロが暴露

まとめ

青空駐車の車は紫外線や酸性雨、熱で多くのダメージが加わります。
それらの影響で塗装面が色あせを起こしたり、塗装が剥離したりします。また、酸性雨の影響でシミが付着するため、青空駐車の車には親水タイプのガラスコーティングが良いでしょう。

ガラスコーティングはコーティングの中でも最も効果が高く、親水タイプを施工することによりシミ汚れの付着を軽減させます。

そして、親水タイプのガラスコーティングを施工したらマメに、洗車とコーティングメンテナンスを行うことで長期間新車のような状態を持続させます。
この記事を読んで、青空駐車の愛車を綺麗に保たせていただければ幸いです。

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