ガラスコーティングの魅力、その効果とメリットを徹底解説

カーコーティングは、愛車をキレイな状態で保つうえで欠かせない存在と言えます。複数の種類が存在する中で、近年の主流となっているのが「ガラスコーティング」です。コーティングの普及により専門店だけでなく、ディーラーやカーショップでもメニューとして取り扱われています。

「耐久性があり艶も備わる」といった一般的な知識はあるものの、具体的な効果や施工の必要性について理解しているわけではなく、施工すべきか迷っている方もいるでしょう。

この記事では、コーティング専門店として25年の歴史があるプロが、ガラスコーティングについて詳しく解説していきます。ガラスコーティングの本当の意味や適性を理解したうえで、後悔のないよう施工を検討してみてください。

ガラスコーティングは愛車をキレイに維持しやすくするためのもの

ガラスコーティングとは、愛車をキレイな状態で維持しやすくするためのものです。その仕組みは、ボディ表面にガラス繊維を含む被膜を形成させ、塗装を汚れなどから守るというものです。

従来のワックスやポリマーコートと比べて、形成される被膜が硬く紫外線や熱にも強いため、長く愛車をキレイな状態で維持できます。「後悔する人がいる理由」で詳しく解説しますが、ガラスコーティングを施工すれば、何もしなくてもキレイな状態を維持できるわけではありません。

ここでは、ガラスコーティングで得られる主な効果と、コーティングの種類について解説します。

ガラスコーティングの主な効果

ガラスコーティングの主な効果

ガラスコーティング施工により形成される被膜には、汚れの固着を防ぐ効果があり、ボディに汚れが残りにくくなります。これにより、ちょっとした雨で汚れが流れ落ちてキレイなボディを維持できることを「セルフクリーニング効果」と呼びます。

この他にも、強固な被膜は拭き傷の防止や、紫外線や融雪剤といった物質からの保護が可能です。また、コーティング施工前に徹底した下地処理を施すことで、塗装表面が滑らかになり被膜により膜厚が増すため、美しい光沢も備わります。

専門店などの技術の高いお店と、DIY施工で仕上がりに差が出るのはこの「下地処理レベルの違い」によるものです。ガラスコーティングを施工すれば、商品の種類に関係なく、このような効果をボディに付与できます。

関連記事:ガラスコーティングの効果や寿命・洗車やメンテナンスをプロが解説

ガラスコーティングの種類

ガラスコーティングにはDIY製品も含め、さまざまな種類が存在しますが、撥水性能により3つに分類できます。撥水性能の種類とその特徴は、以下の通りです。

撥水系:水を最も強く弾くため、セルフクリーニング効果が高い一方で、細かい水玉がボディに残りやすく放置するとシミが発生しやすい。

親水系:ボディの水がまとまって引いていくのが特徴で、水玉によるシミができにくい一方で、汚れを引きずりやすくセルフクリーニング効果は撥水系に比べて弱めである。

滑水系:疎水系とも言われるタイプで、撥水系と親水系の中間に位置する。適度に水を弾き水玉が残りにくいためシミも抑えやすい。

最適なコーティングは「駐車環境やお手入れ頻度・ボディカラー・特に気になる悩み」なども踏まえて最終的に判断します。一般的には、シミが目立ちにくい淡色車は撥水系、目立ちやすい濃色車は親水系がおすすめと言われていますが、濃色車に撥水系を施工する人も少なくありません。

「とにかくシミ防止にこだわりたい(親水系)」「洗車のしやすさにこだわりたい(撥水系)」といったこだわりがない場合は、滑水系がおすすめです。

関連記事: ガラスコーティング親水と撥水の違いと特徴

最強のガラスコーティング剤は濃度で決まる

最強のガラスコーティング剤は濃度で決まることについて解説するイメージ

ガラスコーティングについてネット検索すると「最強」「業務用で最強」といった検索ワードが見受けられます。全ての商品を比較することはできませんが、最強であるかに大きく影響するのはコーティング剤に含まれる成分濃度といえます。

成分が濃いほど効果の強い被膜が形成され、耐久性なども高くなると言えます。ただし、濃度が高いほど均等に塗り広げにくく施工性が下がります。そのため、DIY商品は失敗せずに誰でも施工できるよう、施工性優先で濃度は低めです。

一方、経験豊富で徹底した下地処理を行うことが前提である、専門店が扱う業務用のコーティング剤は、品質重視で濃度の高いものが多い傾向です。もちろん、含まれる成分の違いも影響しますが、濃度が高いほど効果も高いと言えるでしょう。

関連記事:ガラスコーティングの効果をプロが比較,効果が高い商品ベスト4

ガラスコーティング剤だけで選ぶのは危険!後悔しないためにはお店選びが重要

ガラスコーティング剤だけで選ぶのは危険!後悔しないためにはお店選びが重要であることについて解説するイメージ

ガラスコーティングについてネット上で検索すると「危険」「やめとけ」といった、ネガティブな声も少なからず見受けられます。「さまざまな効果を得られて愛車がきれいになるのになぜ?」と思う方もいるでしょう。

この理由としては、コーティング普及により手軽に施工できるようになったことが影響しています。ここでは、ガラスコーティングにネガティブな声がある理由を交えながら、施工で後悔しないために知っておくべきことについて解説します。

ガラスコーティングの品質は下地処理が大きく影響する

ガラスコーティング施工を後悔する人に共通するのが「良いガラスコーティングを施工すれば仕上がりも美しくなる」という認識です。間違っているわけではないのですが、コーティングの仕上がりや効果のほとんどを決めると言って過言ではないのが、溶剤を塗布する前の「下地処理」です。

コーティング施工では、被膜の密着度を上げてより美しく仕上げるために、コーティング剤を塗布する前に、ボディの不純物を取り除いたり細かい箇所までしっかりと研磨作業を行なったりします。そのうえでコーティング剤を塗布することで美しい仕上がりになります。

実際に、最高品質のガラスコーティング剤を下地処理なしで施工した車と、下地処理を徹底して行いコーティングを施工していない車では、圧倒的に後者の方が美しい仕上りとなります。コーティング効果を最大限に実感するには、下地処理を徹底しており、技術の高いお店での施工が必須と言えるでしょう。

お店の施工設備によって同じコーティング剤でも品質が変わる

下地処理と同じレベルで影響するのが「お店の施工設備」です。コーティングは、洗車して塗って終わりといった簡単なものではありません。コーティング効果を最大限に発揮するには、施工設備や機材にもこだわる必要があります。

下地処理に力を入れていたとしても、設備が整っておらず倉庫のような場所で施工するのと、作業ごとにブース(部屋)を変えて適切な機材が揃っているのとでは、仕上がりや品質に大きな差が生まれます。

具体的には「純水処理装置・各作業ブースの完備・研磨機材の使い分け・コーティング施工機器・熱乾燥装置」などの有無がありますが、最低でも下地処理施工とコーティング施工でブースを分けているお店を選ぶようにしましょう。激安と謳い、倉庫のような施設で機材が揃っていないようなお店での施工はおすすめしません。

当店では国内最高峰の設備を備えています。下記動画で設備について紹介していますので、お店選びの際に参考にしてみてください。

動画引用元:carbeauty iic|YouTube

「ガラスコーティングはしない方がいい?」施工に後悔する人がいる理由

「ガラスコーティングはしない方がいい?」施工に後悔する人がいる理由

ガラスコーティングに関するネガティブな意見として「しない方がいい」といった声も少なからずあります。前述の通り、正しいお店選びができていない他にも、2つの理由が存在します。

ここでは、ガラスコーティングをしない方がいいと感じる人がいる理由について、コーティングの役割を交えながら解説します

ガラスコーティングを正しく理解しないまま施工してしまっている

ガラスコーティングに関するありがちな誤解として「コーティングを施工すれば○年間、美しい光沢を体感できる」といった内容があります。この誤解を生みだしているのは施工について説明するお店側の責任もあります。

確かに、コーティングを施工すれば数年の間、美しい光沢を維持できますが、こまめなお手入れが大前提となります。コーティングしていても、外に放置し続ければシミや汚れが蓄積し、被膜が劣化していきます。早ければ半年ほどで効果がなくなることも珍しくありません。

「コーティングを施工すれば何もしなくても大丈夫・メンテナンス不要です」といった営業トークを耳にすることもありますが、これは誤った認識です。こまめなお手入れが必要であることを理解しておきましょう。

定期的なメンテナンスを受けていない

コーティングは商品によって数年の保証期間が設けられています。この保証期間に関しても、定期的なメンテナンスが大前提となります。「保証期間が3年と記載されているのに、1年も持たなかった」といった相談を受けることもありますが、メンテナンスなしで洗車のみで効果を維持させるのは難しいと言えるでしょう。

確かにコーティングを施工することで美しく仕上がりますが、その効果を維持するには、こまめなお手入れと定期的なメンテナンスが必須であることを理解しておきましょう。「コーティングでお手入れが楽になり、キレイな状態を維持しやすくなる」といった認識の方が最適と言えます。

また、お店を選ぶ際にはメンテナンスに力を入れているかをチェックし、お手入れが苦手な場合は洗車メニューを扱っているかも確認してみましょう。

関連記事↓
ガラスコーティングはしない方がいいって本当?理由を徹底解説
コーティングメンテナンスとは?必要性とメンテナンス頻度を解説|カービューティーIIC

ガラスコーティングは自分で施工することも可能

ガラスコーティングは自分で施工することも可能であることについて解説するイメージ

専門店でのガラスコーティング施工は、徹底した下地処理を受けられる一方で、費用面が気になるという方もいるでしょう。費用を抑えつつガラスコーティング効果を実感したいという場合は、DIY施工がおすすめです。

近年は、施工性が改良された高品質なDIY向けの商品も多数販売されています。磨き作業などは難しいため、専門店のような仕上がりは難しいものの、大幅に費用を抑えてコーティング効果を実感できます。

新車であれば、手洗い洗車だけでも問題ありません。多少のシミや鉄粉は、市販のケミカル剤で除去可能です。傷が気になる場合は、下地処理作業のみお店に依頼するといった選択肢もあります。当店でも、長年のノウハウを詰め込んだDIY向けの商品を販売していますので、ぜひお試しください。

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ガラスコーティングを自分で施工する流れ

ガラスコーティングを自分で施工する流れ

自分でガラスコーティング施工を検討しているものの、作業したことがなく上手に施工できるか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。ここでは、DIY商品を使用した作業方法について解説します。

DIY施工で用意するもの

・洗車グッズ(バケツ、スポンジ、シャンプー、拭き取り用クロス)
・車の高さに合わせた脚立
・コーティングセット(溶剤、塗布用スポンジ、拭き取りクロス、仕上げ拭きクロス)
・鉄粉、シミ専用の除去剤(中古車で表面がザラザラしている場合)

クロスは、洗車用・コーティング拭き取り用・仕上げ拭き用と分けて準備しましょう。また、クロスで溶剤を拭き取っているうちに、クロス自体が溶剤を含みすぎてしまい、次第に拭き取りがうまくできなくなることがあります。そのため、ボディが大きい場合は、仕上げ拭き用のクロスを2~3枚用意しておくと、より仕上げやすくなります。

汚れを洗い流してシミや鉄粉を除去する

まずはボディ状態に関係なく、洗車で汚れを洗い流していきます。いきなりシャンプーで洗うのではなく、上から下の順で水をしっかりかけて表面の汚れを流し落としましょう。その後から優しくシャンプーでボディを洗っていきます。

中古車でシミがあったり、鉄粉が突き刺さってザラザラしている場合は、シミ除去剤や鉄粉除去剤をボディが濡れた状態で使用して、下地処理を進めていきます。除去剤は成分の強いものが多いため、できるだけ手袋を着用しましょう。

シミや鉄粉を除去した後は、上から下の順で除去剤を洗い流していきます。成分が残っていると変色の原因になるため、しっかり洗い流します。

脱脂洗浄を行いボディを乾燥させる

新車の場合は、先ほどの洗車が脱脂洗浄となります。シャンプーをしっかりと洗い流した後は、ボディの水分を拭き取り乾燥させます。中古車の場合は、除去剤を流しきった後に、再度シャンプーでボディを洗ってから水で流します。

ワイパーやバイザー、ミラーの隙間などは水分が残りやすいため、可能であればブロワーを用意して水気を飛ばしていきましょう。ない場合は、クロスでボディを拭き取ってから日陰で乾燥させます。

ガラスコーティング剤を塗布していく

コーティング剤の施工方法は、商品によって異なりますが、基本的に専用のスポンジで均等に溶剤を塗り広げ、クロスで余剰分を拭き取っていくのが一般的です。溶剤が乾いてしまうと簡単には落とせないため、一度に広範囲に塗るのではなく、1パネルずつ施工していきましょう。

明確な基準はないものの、万が一失敗しても目立ちにくいルーフ部分(天井)から施工するのがおすすめです。クロスはクルクルと溶剤を均等に塗り広げるようなイメージで満遍なく拭き取っていきます。1パネルずつ施工し、ボディを1周していきます。

コーティング剤を拭き取るクロスは、2つ折りにして4つの面を使える状態にしておきます。一つの面が溶剤を含んできたら、次の面に切り替えながら使用しましょう。

仕上げ拭きして最終チェックを行う

コーティング剤を塗布した後は、新しいクロスで仕上げ拭きしていきます。前の工程と同じようにクルクルと回しながら、偏った溶剤をさらに均等に仕上げていくイメージで作業します。この際に拭き残しがないかチェックしましょう。

その後、拭き残しなどがないかをチェックを行い、問題がなければ所定の時間乾燥させて施工終了です。拭き残しやギラつきは、ライトを当てたり、太陽光の下でチェックすると見つけやすくなります。下記動画でもDIY施工について紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

関連記事:車のコーティングを自分(DIY)でやる方法

参考:carbeauty iic|YouTube

ガラスコーティングを自分で施工する際の注意点

ガラスコーティングを自分で施工する際の注意点

ガラスコーティングを自分で施工する際には、上記内容に注意しましょう。炎天下はボディがすぐに熱くなるため、水分が乾いてシミになったり、溶剤がすぐに固まりムラになったりする可能性があります。風の強い日も施工はおすすめしません。

初めて施工する方は、均等に溶剤を塗り広げるのに慣れていないため、拭き取りに時間がかかります。拭き取っている間に他の箇所のコーティング剤が固まるリスクがあるため、一気に塗り広げないようにしましょう。

樹脂部分などは溶剤を吸収しやすく、染み込んで固まるとシミのようになり取れません。マスキングテープで保護するなどして、溶剤が付着しないようにします。中古車の場合、下地処理が中途半端ではコーティングのムラやギラつきができやすいため、はじめは目立たない箇所で試し施工を行い、無理はしないようにしましょう。

【DIY向け】プロがおすすめするガラスコーティング剤3選

コーティング専門店・カービューティIICでは、品質をそのままにDIY施工用のコーティング商品を販売しています。業務用と遜色のない上級者向けのものから、施工性を重視したい方向けの商品まで取り扱っています。

その中でも特におすすめのガラスコーティング商品を紹介しますので、ぜひお試しください。

SCHILDシリーズ・ガラス系コーティングリキッドスプレー

SCHILD(シルト)シリーズは、専門店IICが独自開発した商品で「撥水系・親水系・滑水系」の3種類を販売しています。スプレータープで、固絞りしたクロスに吹き掛けてボディに塗り広げるだけで、誰でも簡単に施工できます。

施工性が高いだけでなく、耐久性にも優れており美しい光沢や防汚性能を3~6ヶ月維持できます。軽度なシミの除去効果もあるため、洗車の後に定期的に施工することで、キレイな状態を維持できます。

SCHILD撥水リキッドの詳細はこちら
SCHILD親水リキッドの詳細はこちら
SCHILD滑水リキッドの詳細はこちら

SystemX RENEW

おすすめのDIY向けガラスコーティング剤:SystemX RENEW

SystemX RENEWは、セラミックコーティングブランドとして世界的に有名な「SystemX」の商品で、メンテナンスリキッドとなります。ただし、ガラスコーティング未施工車にも施工可能であり、超疎水性の撥水効果を付与できます。

深みのある深い光沢と優れたセルフクリーニング効果が特徴であり、最大9ヶ月間の保護効果があります。溶剤に吹き掛けて塗り広げるだけであるため、誰でも簡単に作業できます。ボディだけでなくガラス部分や樹脂パーツにも施工可能です。

また、メンテナンス剤であるため、既に別のコーティングを施工している車にもご使用いただけます。

SystemX RENEWの詳細はこちら

SCHILD ガラスコーティング剤

おすすめのDIY向けガラスコーティング剤:滑水ガラスコーティング剤24ml

SCHILD滑水ガラスコーティングは、完全硬化型の商品でDIY商品の中で最上級の品質を誇る商品です。2剤混合タイプで、専用スポンジでコーティングを塗り広げて仕上げ拭きする方法での施工となります。

厚みのある圧倒的な光沢と高い耐久性が特徴であり、リキッドタイプよりも長く効果を持続できる商品です。滑水性で、水玉が鈍角であるため、レンズ効果によるシミが発生しにくく、セルフクリーニング効果にも優れています。

SCHILD 滑水ガラスコーティング剤の詳細はこちら
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ガラスコーティングを依頼できるお店と施工費用

ガラスコーティングを依頼できるお店と施工費用について解説するイメージ

カーコーティングの普及により、近年ではコーティング専門店以外でも気軽に施工できるようになりました。ただし、冒頭で解説した通り、品質の高いコーティングを体感するには、メニューだけでなくお店選びも非常に重要です。

一概には言えないものの、施工するお店によって施工設備やメニューに傾向があります。ここでは、ガラスコーティングを施工できる主なお店の特徴や、施工費用の相場について解説します。

ディーラー|整備点検も一緒に依頼できる

近年、納車時のオプションとして当たり前のようにガラスコーティングが扱われるようになりました。溶剤を独自開発しているディーラーもあります。ディーラー施工は、品質重視のコーティングが多い傾向で、施工設備に関しては、最低限のものが揃っているレベルです。

あくまでも車の販売がメインであり、納車台数も非常に多いことから、一台にかけられる時間には限界があります。各作業に応じたブースを完備しているケースは稀と言えるでしょう。一方で、納車前に施工可能であり、整備点検時にまとめてメンテナンスを依頼できるといったメリットがあります。

施工費用に関しては、専門店と同程度でありガラスコーティングの場合は7~15万円です。

カーショップ|商品のラインナップが豊富

オートバックスやイエローハットといったカーショップでは、DIY商品の販売だけでなく、施工まで依頼できるお店もあります。扱っているコーティング価格の幅広さが特徴で、お試し感覚で施工できる2~3万円程度のものから、15万円前後する商品まで揃っています。

また、お店によっては最低限の下地処理のみを行うプランで、価格帯を下げたメニューもあります。お店での依頼を検討しているものの、品質よりも費用の安さを最優先にしたいような方に最適と言えるでしょう。

施工設備に関しては最低限のものが揃っているレベルとなります。ガラスコーティングの費用相場は3~15万円ほどです。

専門店|コーティング剤や施工設備のレベルが高い

コーティング専門店は、コーティングに特化していることもあり、経験豊富なスタッフが多く施工設備や機材も充実している傾向です。扱う商品はお店によって異なり、最上級のガラスコートやセラミックを中心とするお店もあれば、コスパを重視したラインナップのお店もあります。

注意点として、お店ごとで実績やレベル、こだわりが大きく異なることがあります。同じ価格帯でも、『コーティングすれば一切お手入れ不要!』と謳いながら、アフターメニューが充実していないお店もあれば、ディーラーやカーショップでは真似できない設備と機材を揃え、最高レベルの施工を提供するお店もあります。

お店選びは慎重に行う必要がありますが、品質を重視するなら専門店を選ぶのが一番のおすすめです。ガラスコーティングの費用相場は8~20万円ほどです。

関連記事:車のコーティングおすすめ専門店9選と後悔しない8つのチェック事項

コーティング専門店・カービューティーIICでおすすめのガラスコーティング

コーティング専門店「カービューティーアイアイシー」は、1999年の創業以来、専門店として多くのカーライフを支えてきました。現在では関東一円から多くのリピート依頼をいただき、施工実績は1万台を超えています。

当店は各作業ブースを完備し、純水処理装置や遠赤外線による熱乾燥装置など、国内最高水準の設備を揃えています。また、経験豊富な職人がその技術を活かし、最高品質のガラスコーティングを提供します。

当店の施工メニューの中から、特におすすめのガラスコーティングを3種類ご紹介します。専門店での施工をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

SCHILD GLATTE|圧倒的な耐久性と深みのある艶

シルトグラッテ 性能バナー

SCHILD GLATTE(シルトグラッテ)は、当店が開発したフラッグシップモデルで、最上級の品質を求める方向けのメニューです。ナノテクノロジーを駆使して開発されており、あらゆる脅威からボディを守る優れた耐久性が特徴です。

強固な被膜で高い耐擦り性能を発揮し、耐酸性・耐アルカリ性・耐薬品性にも優れています。超撥水性でセルフクリーニング効果により、汚れをキレイに洗い流してくれます。未塗装樹脂やヘッドライトにも施工可能です。

最長6年のサポート付きで、充実したアフターケアによって長くカーライフを楽しめる商品です。シルトグラッテの施工の様子は下記動画からご覧いただけます。

動画参考元:carbeauty iic|YouTube

SCHILD Shield|セルフクリーニング効果の高い最高峰の親水性コーティング

シルトシールド 性能バナー

SCHILD Shield(シルトシールド)は当店が開発した親水タイプのコーティングで、親水系の弱点であったセルフクリーニングでも高い効果を発揮します。超親水被膜により雨染みを軽減し、ガラス成分90%と非常に濃度の濃い被膜が、ボディを長い間保護し続けます。

光沢も美しく、塗り重ねによってさらに品質を高めることが可能です。シルトグラッテと同様に最長6年のサポートが付いています

SCHILD ガラスコーティング|最高峰の品質とコストパフォーマンスが魅力

コーティング専門店・カービューティーアイアイシ―で施工できるおすすめのガラスコーティング:SCHILDガラスコーティング

SCHILDガラスコーティングは、耐熱性、耐紫外線性、耐雨染み性、耐スクラッチ性、などあらゆる面で高い品質を誇るガラスコーティングです。撥水性能は親水タイプと滑水タイプから選べます。

4年のサポートが付いており、他のコーティングと同様に手厚いアフターケアが用意されています。費用が安いからといって作業工程が省略されるようなことは一切なく、徹底した下地処理を行い遠赤外線による熱乾燥で完全硬化させたうえで納車致します。

ちなみに、ガラスコーティングの完全硬化には、約4週間ほどかかると言われており、生活に支障の出ない初期硬化のみ済ませて納車されるのが一般的です。当店では、施工メニューに関係なく、全ての施工で完全硬化させています。

ガラスコーティングを施工した後の洗車方法

ガラスコーティングを施工した後の洗車方法について解説するイメージ

ガラスコーティング効果により、愛車をキレイな状態で維持するには、こまめな洗車が欠かせません。コーティング施工車は基本的に水洗いか手洗い洗車となります。洗車頻度は青空駐車場の場合は1~2週間に1回、屋内駐車の場合は2~3週間に1回を目安にしましょう。

軽く砂埃が乗っている程度であれば、上から下の順で強めに水をかけるだけで汚れを洗い流せます。汚れと雨水が混ざり、固着している場合は強めに水をかけた後に、中性シャンプーで全体を優しく洗いましょう。

手洗い洗車に抵抗のある方もいるかもしれませんが、コーティング施工車は水を強く弾くため、拭き取り作業が非常に楽であり、お出かけ前のちょっとした時間でも作業可能です。

関連記事↓
車の洗車方法をプロが徹底解説8ステップで誰でもプロ洗車できる|カービューティーIIC
ガラスコーティング後の正しい洗車頻度|洗車機の利用や施工直後の注意点も解説

ガラスコーティングをおすすめする人

ガラスコーティングをおすすめする人

ガラスコーティングをおすすめするのは、車好きで同じ車に長く乗り続ける人です。新車当時の輝きを長く維持するには、コーティング施工が必須と言えるでしょう。こまめなお手入れと定期的なメンテナンスにより、美しい状態を保てます。

コーティング施工をリピートする人の中には「洗車などのお手入れを楽にしたいから」といった人も少なくありません。撥水性能が加わることで、普段の雨水で汚れを洗い流せて、洗車の際にも簡単に水分を拭き取れるため、作業が楽になります。

ここまで解説してきた通り、こまめなお手入れやメンテナンスなしでは、コーティング効果は維持できません。お手入れすることができる人であれば施工をおすすめします。

ガラスコーティングをおすすめしない人

ガラスコーティングをおすすめしない人

全く洗車などのお手入れをしない場合、よほど駐車環境が良くない限り、数ヵ月でコーティングの効果が落ち始めてしまうため、施工に後悔する可能性があります。

また、短期間で別の車に乗り換える場合も、ガラスコーティングは勿体ないと言えるでしょう。費用を抑えつつコーティングをしたい場合は、自分でDIY施工するか、ポリマーコーティングなど、比較的安めのメニューがおすすめです。

関連記事:ポリマーコーティングとガラスコーティングの違い

ガラスコーティングに関するよくある質問

レクサス コーティング施工

ここまでガラスコーティングについて解説してきましたが、まだまだ気になることがあるといった方もいるのではないでしょうか。最後はガラスコートに関する、6つのよくある質問に答えていきます。

・ガラスコーティングの寿命は?
・ガラスコーティングのデメリットは?
・ガラスコーティング施工車は洗車機を使用しても大丈夫?
・青空駐車の車にコーティングしても意味ない?
・フロントガラスにもコーティングできる?
・プロが使うコーティング剤は何が違う?

ガラスコーティング施工を検討するうえで役立つ内容ですので、参考にしてみてください。

ガラスコーティングの寿命は?

ガラスコーティングの寿命は、駐車環境やお手入れ頻度によって異なりますが、定期的にメンテナンスした場合で3~5年と言われています。

あくまでも平均であり、駐車環境がよくこまめにお手入れしている人の中には5年以上持つケースもあります。一方、青空駐車場で放置し続けてしまい、1年も持たずに被膜が剥がれてしまう人もいます。

ガラスコーティングの寿命は、品質だけでは決まらないということを理解しておくようにしましょう。
詳しくはガラスコーティングの耐久性とは?寿命を延ばす2つの方法|カービューティーIICをご参照ください。

ガラスコーティングのデメリットは?

ガラスコーティングのデメリットは、施工費用がかかることと、撥水系で汚れを放置すると全体に細かいシミができやすくなるといった内容があります。

施工したことで、施工前よりも何かの性能や効果が落ちるようなことはありません。ちなみに「飛び石は防げますか?」という質問がありますが、ダメージを軽減させられる可能性はあるものの、基本的に防げません。

ガラスコーティング施工車は洗車機を使用しても大丈夫?

ガラスコーティング施工車は、基本的に洗車機の使用はおすすめしません。

洗車機は汚れの状況に応じて洗う力を微調整することができないため、強く洗いすぎてしまう可能性があります。また、ブラシをお手入れしていないお店も多く、使用後に被膜が剥がれたりボディが傷だらけになったりするリスクがあります。

どうしても使用したい場合は「ノンブラシタイプ」の洗車機を使用するようにしましょう。

関連記事:コーティングした車に洗車機は絶対NG!3つの理由と最適な洗車方法|カービューティーIIC

青空駐車の車にコーティングしても意味ない?

青空駐車の車だからこそコーティングすべきと言えます。青空駐車は汚れやすく紫外線などのダメージを受けやすい環境です。車をキレイな状態で維持し、塗装の劣化を防ぐには、ガラスコーティングが必須と言えるでしょう。

ただし、定期的にお手入れしなければ、すぐにコーティングが劣化してしまいます。お手入れを全くしない人に限っては、コーティングしてもほとんど意味ないと言えるでしょう。どうしてもお手入れが苦手な場合は、手洗い洗車を会員向けにやっているお店での施工を検討しましょう。

詳しくは青空駐車にコーティングは必須?最適なコーティングとお手入れ方法|カービューティーIICをご参照ください。

フロントガラスにもコーティングできる?

フロントガラスにもコーティングはできます。専門店やディーラーでも施工メニューとして扱っており、フロントガラスのみであれば4,000~20,000円で施工可能です。水の弾き方は全て撥水系で、値段の違いは耐久性によるものです。

DIY商品も多数販売されていますので、雨の日の運転が怖く感じる方は、コーティングにより視界を良好にしましょう。当店でも窓ガラス専用のコーティング剤を販売しております。

関連記事↓
ウィンドウガラスコーティングに関わる料金を施工店、DIY別で解説|カービューティーIIC
ウィンドウガラスコーティングについて、おすすめする理由とメリデメ|カービューティーIIC

System X|窓ガラス専用コーティング剤の詳細はこちら

プロが使うコーティング剤は何が違う?

プロが使う業務用コーティング剤は、徹底した下地処理と最適な環境下での施工を前提に、施工性よりも品質を重視した内容となります。DIY商品よりも濃度が高く、施工が難しい一方で品質が高い特徴があります。

ただし、近年は品質の高いDIY商品も多く、以前と比べて双方の差は縮まってきています。「仕上がりが圧倒的に違う」といった声もありますが、それはお店の下地処理のレベルや施工設備によるものです。

ガラスコーティングについて正しく理解したうえで施工しよう

ガラスコーティングは、愛車をキレイに維持するうえで欠かせない存在です。ただし、施工さえすればキレイな状態が続くというわけではありません。こまめなお手入れが必要であり、定期的にメンテナンスすることが大切です。

また、コーティング剤の品質だけでなく、お店選びにも力を入れましょう。下地処理を徹底しており施工設備の整ったお店でなければ、本物のコーティングを体感できません。

今回紹介した内容を基に、最適な商品とお店を選び、施工をお願いしてみましょう。

著者情報

株式会社カービューティーアイアイシー
代表取締役社長 舊役 哲史

2008年にガラスコーティング専門店の株式会社カービューテイーアイアイシーに入社
現在まで2,000台以上のカーコーティング,ガラスコーティングの施工実績を持ち、特に輸入車などの施工実績が豊富である。カーコーティングのオプション作業としてホイールコーティングの実績も豊富で様々な知識と技術力を有す。